Lenovoタブレットが起動しない原因と対処法 ロゴで止まる・黒い画面の解決手順

日当たりの良いカフェで、Lenovoのロゴが表示されたタブレットを笑顔で見せる日本人女性

電源ボタンを何度押しても反応しない。ロゴが出たまま固まって、もう10分以上このまま——大切なデータが入っているのに、このまま壊れたらどうしようと焦る気持ち、よく分かります。

Lenovoタブレットの起動トラブルは、原因によって対処法がまったく異なります。バッテリー切れなら充電するだけで解決しますが、システムの不具合なら強制再起動やリカバリーモードが必要。間違った対処を繰り返すと、状態が悪化することもあります。

この記事では、症状別の原因特定から、強制再起動・キャッシュクリア・初期化まで、段階を追って具体的な手順を解説します。Android搭載モデルだけでなく、Windowsタブレット(MIIXシリーズ等)の対処法も網羅しました。

読み終える頃には、今すぐ試すべき対処法が明確になり、修理に出すべきかどうかの判断もできるようになります。

結論から言えば、まず「充電確認」と「強制再起動」を試してください。これだけで解決するケースが多いです。それでもダメな場合の次のステップも、すべてこの記事で解説しています。

目次

Lenovoタブレットが起動しない主な原因

Lenovoタブレットが起動しないとき、考えられる原因は大きく分けてソフトウェアの問題ハードウェアの問題の2種類があります。まずは原因を把握し、適切な対処法を選びましょう。

バッテリー切れ・完全放電

最も多い原因がバッテリー切れです。タブレットはスマートフォンほど頻繁に充電しないため、久しぶりに使おうとしたら電源が入らないケースがよくあります。

バッテリーが完全に放電した状態では、充電器を接続してもすぐには反応しないことがあります。充電ランプが点灯するまで10〜15分ほどかかる場合もあるため、焦らず待つことが重要です。

充電ケーブル・アダプタの不良

充電しているつもりでも、実際には充電できていないケースがあります。

🔍 確認ポイント:

  • ケーブルの断線(特に根元部分)
  • 充電端子の接触不良・汚れ
  • ACアダプタの故障
  • 純正品以外の充電器による出力不足

別のケーブルやアダプタで試すことで、充電器側の問題かどうかを切り分けられます。

帯電(静電気)による起動不良

タブレット内部に静電気が溜まると、電源が入らなくなることがあります。長時間充電し続けた場合や、乾燥した環境で使用していた場合に起こりやすい現象です。

この場合、後述する「放電処置」で解決できる可能性があります。

システム・OSの不具合

Androidのアップデート中にエラーが発生したり、アップデートが不完全な状態で終了したりすると、システムファイルが破損して起動できなくなることがあります。

🔍 よくある症状:

  • Lenovoロゴが表示されたまま進まない
  • 起動画面で止まる
  • 再起動を繰り返す(ブートループ)

特定アプリによるシステム干渉

新しくインストールしたアプリがシステムと干渉し、起動に問題を引き起こすことがあります。特に、アプリをインストールした直後から起動しなくなった場合は、そのアプリが原因である可能性が高いです。

この場合、セーフモードで起動して問題のアプリを削除することで解決できます。

ハードウェアの故障

ソフトウェアの問題ではなく、タブレット本体の物理的な故障が原因のケースもあります。

🔍 主な故障箇所:

  • バッテリーの劣化・膨張
  • 内部ストレージ(eMMC)の故障
  • 基板・電源回路の損傷
  • 電源ボタンの物理的な破損

落下や水濡れの後に起動しなくなった場合は、ハードウェア故障の可能性が高いです。

ディスプレイの故障(音は鳴るが画面が映らない)

電源を入れると起動音や振動はあるのに画面が真っ暗という場合は、ディスプレイ(液晶パネル)の故障が考えられます。

明るい場所で画面をよく見て、うっすらと表示が見えるかどうか確認してください。バックライトだけが故障している場合、画面がかすかに見えることがあります。

【症状別】Lenovoタブレットが起動しないときの対処法

起動しないときの症状によって、効果的な対処法が異なります。該当する症状を確認し、適切な方法を試してください。

電源ボタンを押しても反応しない場合

電源ボタンを押してもまったく反応がない場合は、以下の手順で対処します。

手順対処法詳細
1充電する充電器を接続し、30分以上充電してから電源を入れる
2別の充電器で試すケーブル・アダプタを変えて充電できるか確認
3強制再起動電源ボタンを20秒以上長押し
4放電処置充電器を外して1時間以上放置後、再度充電して起動

ロゴが表示されたまま進まない場合

Lenovoのロゴが表示された後、画面が進まずフリーズする場合は、システムの不具合が原因である可能性が高いです。

🔧 対処の流れ:

  1. 強制再起動を試す
  2. リカバリーモードでキャッシュをクリア
  3. セーフモードで起動して問題のアプリを削除
  4. 改善しない場合は初期化(工場出荷状態へリセット)

黒い画面のまま動かない場合

画面が真っ暗なまま何も表示されない場合は、まず本当に起動していないのかを確認します。

🔍 確認ポイント:

  • 起動音・振動はあるか → あればディスプレイ故障の可能性
  • 充電ランプは点灯するか → 点灯しなければバッテリー切れか充電器の問題
  • 外部モニターに接続できるか → Windowsタブレットの場合、映像出力で確認可能

音や振動があるのに画面だけ真っ暗な場合は、ディスプレイの故障が疑われるため修理が必要です。

再起動を繰り返す場合

電源を入れるとロゴ画面まで進むものの、途中で再起動を繰り返す(ブートループ)場合は、システムファイルの破損やアプリの干渉が原因です。

🔧 対処の流れ:

  1. 強制再起動で改善するか確認
  2. リカバリーモードでキャッシュをクリア
  3. セーフモードで問題のアプリを特定・削除
  4. 改善しない場合は初期化

フリーズして電源が切れない場合

タブレットがフリーズして、電源ボタンを押しても反応しない場合は強制終了が必要です。

🔧 強制終了の方法:

  • 電源ボタンを8〜15秒以上長押しする
  • 機種によっては電源ボタン+音量下ボタンの同時長押し

強制終了後、再度電源を入れて正常に起動するか確認してください。

Lenovoタブレットの電源ボタン・リセットボタンの場所

強制再起動やリセットを行う前に、ボタンの位置を確認しておきましょう。

電源ボタンの位置(機種別)

Lenovoタブレットの電源ボタンは、多くの機種で本体の側面に配置されています。

シリーズ電源ボタンの位置
Tab Mシリーズ(M10等)本体右側面の上部
Tab Pシリーズ(P11等)本体右側面の上部
Yoga Tabシリーズ本体上部または側面
Tab E/Tab 4シリーズ本体右側面

電源ボタンは音量ボタンの近くにあることが多いです。音量ボタンと間違えないよう注意してください。

リセットボタンの場所と使い方

一部のLenovoタブレットには、電源ボタンとは別にリセットボタン(強制再起動用の小さな穴)が用意されています。

📍 リセットボタンの位置:

  • 多くの機種ではSDカードスロットとSIMカードスロットの間
  • 小さな穴になっており、ピンや針金で押す必要がある

リセットボタンを押すと強制的に再起動がかかります。電源ボタン長押しで反応しない場合に試してください。

Lenovoタブレットを強制再起動する方法

通常の再起動ができない場合は、強制再起動を行います。機種やOSによって操作方法が異なるため、該当する手順を確認してください。

Androidタブレットの強制再起動手順

🔧 基本的な強制再起動の方法:

  1. 電源ボタンを20秒以上長押しする
  2. 画面が消えて再起動が始まるまで押し続ける
  3. Lenovoロゴが表示されたらボタンを離す

上記で反応しない場合は、次の方法を試してください。

🔧 ボタン組み合わせによる強制再起動:

  1. 電源ボタン+音量上ボタンを同時に10秒以上長押し
  2. または電源ボタン+音量下ボタンを同時に8秒以上長押し

機種によって有効なボタンの組み合わせが異なります。

Windowsタブレット(MIIX等)の強制再起動手順

Windows搭載のLenovoタブレット(MIIX、ThinkPad Tablet等)の場合は、以下の手順で強制再起動します。

🔧 強制再起動の手順:

  1. 電源ボタンを10〜15秒以上長押しして強制終了
  2. 数秒待ってから再度電源ボタンを押して起動

Windowsタブレットでロゴ画面から進まない場合は、回復環境(Windows RE)からの修復が必要になることがあります。

機種別の強制再起動ボタン操作一覧

機種・シリーズ強制再起動の操作
Tab M10/M8電源ボタン20秒長押し
Tab P11/P12電源ボタン20秒長押し
Yoga Tab電源ボタン+音量上を10秒長押し
Tab E/Tab 4電源ボタン+音量下を8秒長押し
TAB7(SoftBank)電源ボタン+音量下を8秒長押し
MIIX(Windows)電源ボタン15秒長押し

機種によって異なる場合があるため、上記で反応しない場合は別の組み合わせも試してください。

放電処置で起動しない問題を解消する方法

タブレット内部に溜まった静電気(帯電)が原因で起動しないケースでは、放電処置が有効です。

放電が必要なケース

🔍 以下の状況に該当する場合、放電処置を試す価値があります:

  • 長時間充電し続けていた
  • しばらく使用していなかった
  • 強制再起動しても反応がない
  • 充電ランプは点くが電源が入らない

放電処置の具体的な手順

🔧 手順:

  1. 充電器を取り外す
  2. 電源ボタンを30秒間押し続ける(画面が消えていても押し続ける)
  3. そのまま1時間以上放置する
  4. 再度充電器を接続し、30分以上充電する
  5. 電源ボタンを押して起動を試みる

放電処置は、本体内部の残留電荷を逃がす作業です。すぐに効果が出ない場合でも、数時間放置してから再度試すと改善することがあります。

セーフモードで起動する方法

セーフモードは、最小限のシステムだけでタブレットを起動するモードです。特定のアプリが原因で起動しない場合、セーフモードで起動して問題のアプリを削除できます。

Androidタブレットのセーフモード起動手順

🔧 方法1:電源メニューから起動

  1. 電源ボタンを長押しして電源メニューを表示
  2. 「電源を切る」または「再起動」を長押し
  3. 「セーフモードで再起動しますか?」と表示されたら「OK」を選択

🔧 方法2:起動時に音量ボタンで起動

  1. タブレットの電源を切る
  2. 電源ボタンを押して起動
  3. Lenovoロゴが表示されたら、すぐに音量下ボタンを押し続ける
  4. 画面左下に「セーフモード」と表示されれば成功

セーフモードで原因を特定する方法

セーフモードでは、インストールしたアプリは動作しません。もしセーフモードで正常に起動できた場合、後からインストールしたアプリが原因である可能性が高いです。

🔍 原因特定の手順:

  1. セーフモードで起動
  2. 最近インストールしたアプリを「設定」→「アプリ」から削除
  3. 再起動して通常モードで起動できるか確認
  4. 改善しなければ、他の最近インストールしたアプリを順番に削除

セーフモードの解除方法

セーフモードを解除するには、通常どおり再起動するだけです。

🔧 解除手順:

  1. 電源ボタンを長押し
  2. 「再起動」を選択
  3. 通常モードで起動する

再起動してもセーフモードのままになる場合は、音量ボタンが押しっぱなしになっていないか確認してください。

リカバリーモードでキャッシュをクリアする方法

リカバリーモードは、Androidの基本的なメンテナンス操作を行うための特別なモードです。キャッシュのクリアにより、システムの不具合が解消されることがあります。

リカバリーモードへの入り方

🔧 手順:

  1. タブレットの電源を完全に切る
  2. 電源ボタン+音量上ボタンを同時に長押し
  3. Lenovoロゴが表示されてもボタンを離さない
  4. リカバリーメニューが表示されたらボタンを離す

機種によっては音量上+音量下+電源ボタンの3つ同時押しが必要な場合もあります。

⚠️ 注意: リカバリーメニューは英語表示です。操作を間違えるとデータが消える可能性があるため、慎重に進めてください。

キャッシュ領域のクリア手順

🔧 手順:

  1. リカバリーメニューで音量ボタンを使って「Wipe cache partition」を選択
  2. 電源ボタンを押して決定
  3. 確認画面で「Yes」を選択
  4. 処理が完了したら「Reboot system now」を選択して再起動

キャッシュのクリアではデータは消えません。写真やアプリはそのまま残ります。

Lenovoタブレットを強制初期化(工場出荷状態にリセット)する方法

上記の対処法を試しても改善しない場合、最終手段として**初期化(工場出荷状態へのリセット)**を行います。

初期化前の注意点

⚠️ 重要:初期化を行うと以下のデータがすべて消去されます

  • インストールしたアプリ
  • 写真・動画・音楽などのファイル
  • アプリ内のデータ・設定
  • Wi-Fiのパスワードなどの設定情報

Googleアカウントに紐付いた連絡先やGoogleフォトに同期した写真は、初期化後も復元可能です。

初期化前にデータをバックアップする方法

タブレットが起動できる場合は、初期化前に必ずバックアップを取りましょう。

🔧 Googleアカウントへのバックアップ:

  1. 「設定」→「システム」→「バックアップ」を開く
  2. 「Googleドライブへのバックアップ」をオンにする
  3. 「今すぐバックアップ」をタップ

🔧 PCへのバックアップ:

  1. USBケーブルでタブレットとPCを接続
  2. タブレットで「ファイル転送」モードを選択
  3. PC上でタブレット内のファイルをコピー

ハードウェアリセットの手順

タブレットが起動しない状態でも、リカバリーモードから初期化できます。

🔧 手順:

  1. リカバリーモードに入る(電源+音量上を長押し)
  2. 音量ボタンで「Wipe data/factory reset」を選択
  3. 電源ボタンで決定
  4. 確認画面で「Factory data reset」または「Yes」を選択
  5. 処理が完了したら「Reboot system now」を選択

初期化後は、初期設定画面から再度セットアップを行います。Googleアカウントでログインすれば、バックアップしていたデータを復元できます。

対処法を試しても起動しない場合

ここまでの対処法をすべて試しても起動しない場合は、ハードウェアの故障が疑われます。

ハードウェア故障の可能性

以下の状況では、ハードウェア故障の可能性が高いです。

🔍 故障が疑われるケース:

  • 強制再起動・初期化を試しても全く反応しない
  • 充電ランプが点灯しない(複数の充電器で試しても同様)
  • 落下・水濡れの後から起動しなくなった
  • バッテリーが膨張している
  • 異臭・異常な発熱がある

故障のサイン・寿命の見分け方

タブレットの寿命は一般的に3〜5年程度です。以下のサインが現れたら、寿命が近づいている可能性があります。

⚠️ 寿命のサイン:

  • バッテリーの持ちが極端に悪くなった
  • 充電に時間がかかるようになった
  • 動作が頻繁に重くなる・フリーズする
  • 再起動を繰り返すようになった
  • 本体が異常に熱くなる

やってはいけないNG行動

起動しないタブレットに対して、以下の行動は状態を悪化させる可能性があります。

避けるべき行動:

  • 電源のON/OFFを何度も繰り返す
  • 分解して内部を触る(保証が無効になる)
  • ドライヤーで温める
  • 水濡れ後に充電する
  • バッテリーが膨張した状態で使い続ける

修理・買い替えの判断基準

修理と買い替え、どちらが良いかは修理費用と本体価格のバランスで判断します。

状況推奨される対応
購入から1年以内メーカー保証で無償修理の可能性あり
購入から2〜3年修理費用が本体価格の半額以下なら修理検討
購入から4年以上買い替えを推奨(他の部品も劣化している可能性)
バッテリー膨張・基板故障買い替えを推奨(修理費用が高額になりやすい)

Lenovoの公式修理は、Lenovo修理サービスのページから申し込みできます。修理の概算料金は修理概算料金ページで確認可能です。

データ復旧が必要な場合の選択肢

タブレット内に大切なデータがあり、起動できない状態でデータを取り出したい場合は、データ復旧サービスの利用を検討してください。

🔍 データ復旧の選択肢:

  • Lenovo公式サポート:修理と合わせてデータ救出を相談可能
  • データ復旧専門業者:高度な技術でストレージからデータを抽出
  • 街のパソコン修理店:比較的安価だが対応できる範囲は限られる

初期化すると内部データはすべて消えるため、データ復旧を優先する場合は初期化を行わずに専門業者に相談してください。

よくある質問

Lenovoタブレットの電源ボタンを長押しするとどうなる?

8〜20秒程度の長押しで強制終了または強制再起動がかかります。フリーズ時や通常の再起動ができない場合に有効です。

リセットボタンはどこにある?

多くの機種ではSDカードスロットとSIMカードスロットの間にある小さな穴です。ピンや針金で押すと強制再起動がかかります。機種によっては搭載されていない場合もあります。

強制再起動しても直らないのは故障?

必ずしも故障とは限りません。システムの不具合であれば、リカバリーモードでのキャッシュクリアや初期化で改善する可能性があります。それでも直らない場合はハードウェア故障の可能性が高いです。

初期化するとデータは消える?

はい、すべてのデータが消去されます。 アプリ、写真、動画、設定などがすべて削除されます。ただし、Googleアカウントに同期していたデータは、初期化後に復元可能です。

Windowsタブレット(MIIX等)の場合はどうする?

電源ボタンを15秒以上長押しして強制終了し、再度起動を試みてください。ロゴから進まない場合は、Windows回復環境(Windows RE)からスタートアップ修復を実行します。

修理に出すと費用はどのくらいかかる?

故障内容により異なりますが、Lenovo公式修理の場合、軽度の修理で1〜2万円程度、基板交換など重度の修理では3〜5万円以上かかることがあります。詳細はLenovo修理概算料金で確認できます。

保証期間内かどうか確認する方法は?

Lenovo保証状況確認ページでシリアル番号を入力すると確認できます。シリアル番号は本体背面のラベル、またはSDカード/SIMカードスロットの蓋の内側に記載されています。

起動しない状態でデータを取り出せる?

自力での取り出しは困難です。データが必要な場合は、初期化を行わずにデータ復旧専門業者に相談してください。内部ストレージ(eMMC)からデータを抽出できる可能性があります。

まとめ

Lenovoタブレットが起動しないときは、まず充電を確認し、強制再起動を試してください。それでも改善しない場合は、リカバリーモードでのキャッシュクリアセーフモードでの原因特定、最終手段として初期化という順番で対処します。

すべての対処法を試しても起動しない場合は、ハードウェア故障の可能性が高いため、Lenovo公式サポートや修理業者への相談を検討してください。大切なデータがある場合は、初期化の前にデータ復旧サービスの利用も選択肢に入れておきましょう。

【参考】

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