Dell InspironのSSD換装方法 対応規格の確認からクローン作成・交換手順まで解説

DellノートパソコンのSSDをM2へ交換し驚く女性 開封されたノートパソコンの前で、新しいSSDを手に持ち驚いた表情の女性。

電源を入れてから起動するまで1分以上かかる。アプリを開くたびに「応答なし」の文字が出る。もう買い替えるしかないのかと、半ば諦めかけていませんか?

Dell Inspironは機種によって対応するSSD規格が異なり、さらに換装後のBIOS設定でつまずく人が多いのが実情です。「せっかくSSDを買ったのに認識しない」「クローンしたのに起動しない」といったトラブルが後を絶ちません。

本記事では、Dell Inspiron 15機種以上のモデル別対応規格一覧から、クローン作成の具体的手順、Dell特有のAdd Boot Option設定まで、換装作業の全工程を網羅しました。相性問題が報告されているSSD情報や、費用・作業時間の目安も掲載しています。

この記事を読めば、起動時間60秒→15秒への高速化を自分の手で実現できます。数年前のPCでも、SSD換装だけで驚くほど快適になります。

結論から言えば、対応規格さえ間違えなければ、SSD換装の難易度は高くありません。つまずきやすいポイントを押さえて、古いPCを蘇らせましょう。

目次

Dell Inspironの対応SSD規格一覧【モデル別早見表】

Dell Inspironは発売時期やモデルによって、対応するSSDの規格が異なります。購入前に必ず自分の機種の対応規格を確認してください。

ノートPC(Inspiron 15シリーズ)の対応規格

Inspiron 15シリーズは、モデルによって2.5インチSATAと**M.2(SATA/NVMe)**の対応状況が異なります。

モデル対応規格備考
Inspiron 15 3000(3567、3580、3581、3593など)2.5インチSATA / M.2 SATA古いモデルはM.2スロットなし
Inspiron 15 5000(5570、5567、5100など)M.2 SATA / M.2 NVMeNVMe対応は機種による
Inspiron 15 3520など(2022年以降)M.2 NVMe2.5インチベイなしの機種が多い

⚠️ 注意点:

  • 同じ型番でも購入時の構成によりSSD規格が異なる場合がある
  • M.2 NVMe対応機種でも、容量上限(512GBまで等)が設定されていることがある

ノートPC(Inspiron 14シリーズ)の対応規格

Inspiron 14シリーズは、近年のモデルでM.2 NVMeが主流になっています。

モデル対応規格サイズ
Inspiron 14 5000(5440、5445など)M.2 NVMe2230 / 2280
Inspiron 14 7000シリーズ(7472など)M.2 NVMe2280
Inspiron 14 3000シリーズ2.5インチSATA / M.2モデルによる

⚠️ サイズに注意:

  • 2230:長さ30mm(新しいモデルに採用されることが多い)
  • 2280:長さ80mm(一般的なサイズ)

固定用ブラケットやネジの互換性が異なるため、購入前にサイズを必ず確認してください。

デスクトップ(Inspiron 3000シリーズ)の対応規格

デスクトップのInspironは、2.5インチSATAM.2スロットの両方を搭載しているモデルが多く、拡張性が高いのが特徴です。

モデル2.5インチSATAM.2スロット
Inspiron 3470○(NVMe対応)
Inspiron 3268○(NVMe対応)
Inspiron 3647×

デスクトップの場合、既存のHDDを残したままM.2 SSDを追加し、デュアルストレージ構成にすることも可能です。

対応規格の調べ方(3つの方法)

自分の機種がどのSSD規格に対応しているか調べる方法を紹介します。

📋 方法1:Dell公式サイトでサービスマニュアルを確認

  1. Dell公式サポートサイトにアクセス
  2. サービスタグまたは型番を入力
  3. 「マニュアル」→「セットアップと仕様」を確認
  4. ストレージの項目で対応規格を確認

📋 方法2:互換性チェックツールを使用

  • Crucial System Scanner:型番を入力すると対応SSDが表示される
  • メーカー公式なので信頼性が高い

📋 方法3:実機を開けて確認

  • 裏蓋を開けて現在搭載されているSSDの規格を確認
  • M.2スロットの有無、2.5インチベイの有無を目視で確認

SSD換装で確認すべき3つのポイント

SSD購入前に確認すべき重要なポイントを解説します。間違えると使えないSSDを買ってしまう可能性があるため、必ずチェックしてください。

M.2 SSDのサイズ(2230 / 2280)の違い

M.2 SSDには長さの異なる複数のサイズがあります。Dell Inspironで主に使用されるのは以下の2種類です。

サイズ長さ特徴
223030mm新しい薄型モデルに採用。選択肢が少なめ
228080mm一般的なサイズ。製品の選択肢が豊富

⚠️ 固定方法が異なる:

  • 2230は専用ブラケットが必要な機種がある
  • 2280用のネジ穴位置が2230と異なる場合がある
  • マニュアルで固定方法を事前に確認することを推奨

NVMeとSATAの見分け方

M.2 SSDにはNVMeSATAの2種類の接続方式があります。外見は似ていますが、性能と互換性に大きな違いがあります。

🔍 見分け方(端子の切り欠き):

  • NVMe(Mキー):切り欠きが1箇所
  • SATA(B&Mキー):切り欠きが2箇所

⚠️ 重要:

  • NVMe非対応の機種にNVMe SSDを挿しても認識しない
  • SATA専用スロットにNVMe SSDは物理的に挿さらない場合もある
  • マニュアルで対応規格を必ず確認すること

容量選びの目安

SSDの容量は、現在の使用量と将来の増加を考慮して選びます。

💡 容量選びの目安:

  • 現在の使用量+50%以上の余裕を確保
  • Windows 11の場合、システムだけで約30〜40GB使用
  • 写真・動画を保存するなら500GB以上を推奨

⚠️ 容量上限に注意:

  • 一部の機種ではBIOSの制限で認識できる最大容量が決まっている(例:512GBまで)
  • Dell公式マニュアルの「サポートされる最大容量」を確認

SSD換装と一緒にメモリ増設もすべきか?

SSD換装のために裏蓋を開けるなら、メモリ増設も同時に検討する価値があります。

同時作業のメリット

1回の分解で両方完了

  • 裏蓋を開ける手間が1回で済む
  • 静電気対策や工具準備も1回でOK
  • 作業ミスのリスクを軽減

費用対効果が高い

  • SSD換装だけでも高速化するが、メモリ増設で効果が増幅
  • 特に8GB以下のPCでは、16GB化で体感速度が大きく向上

対応メモリ規格の確認方法

メモリにも規格があり、間違えると認識しません。

🔍 確認すべき項目:

  • 規格:DDR4 / DDR5(世代が異なると互換性なし)
  • 形状:SO-DIMM(ノート用)/ DIMM(デスクトップ用)
  • 速度:3200MHz等(マザーボードが対応する速度以下を選択)

💡 確認方法:

  • Dell公式マニュアルの「メモリ」セクションを参照
  • Crucial System Scannerで対応メモリを検索

デュアルチャネル化の効果

メモリを2枚搭載するとデュアルチャネルになり、データ転送速度が向上します。

📊 効果の目安:

  • シングルチャネル(1枚)→ デュアルチャネル(2枚)で10〜20%の性能向上
  • グラフィック性能も向上(内蔵GPUはメモリを共有するため)

💡 推奨構成:

  • 8GB×2枚 = 16GB(一般用途に十分)
  • 16GB×2枚 = 32GB(動画編集・仮想マシン用途)

Dell Inspiron SSD換装に必要な道具と準備

作業を始める前に、必要な道具と準備物を揃えておきましょう。

必要な工具一覧

🔧 必須の工具:

  • 精密ドライバーセット:プラス(#0、#1)、トルクスT5対応が望ましい
  • プラスチック製のヘラ・オープナー:裏蓋のツメを外す際に使用
  • ピンセット:小さなネジやケーブルの取り扱いに便利

🔧 あると便利:

  • 静電気防止リストバンド:基板へのダメージ防止
  • マグネットトレイ:ネジの紛失防止
  • LEDライト:内部確認用

SSDとクローン用アダプタの準備

SSD本体以外に、クローン作成用のアダプタが必要です。

📦 購入するもの:

  • 新しいSSD:対応規格・サイズを確認済みのもの
  • USB変換ケース/アダプタ
    • 2.5インチSATA用:SATA-USB変換ケース
    • M.2 SSD用:M.2 NVMe/SATA両対応エンクロージャー

⚠️ 注意:

  • M.2 NVMe SSDはNVMe対応のケースが必要(SATA用ケースでは認識しない)
  • 両対応のケースを購入しておくと安心

バックアップの重要性

万が一のトラブルに備えて、作業前に必ずバックアップを取りましょう。

📁 バックアップすべきもの:

  • 重要なファイル(ドキュメント、写真、動画など)
  • ブラウザのブックマーク・パスワード
  • アプリの設定ファイル

📁 回復手段の準備:

  • 回復ドライブの作成:USBメモリ(16GB以上)に作成
  • Dell SupportAssist OS Recovery:起動失敗が2回続くと自動起動する機能があることを覚えておく

クローンソフトの選び方と比較

SSD換装では、現在のデータを新しいSSDに**クローン(完全コピー)**する作業が必要です。適切なソフトを選びましょう。

無料ソフト4種の特徴比較

ソフト名無料利用日本語特徴
Macrium Reflect30日間トライアル安定性が高い。2024年1月にFree版終了
Crucial/Samsung付属ツール対象SSD購入者のみ該当メーカーのSSD購入で無料利用可
AOMEI Backupper機能制限あり日本語対応で使いやすい
Clonezilla完全無料×上級者向け。CUI操作が必要

💡 おすすめ:

  • CrucialやSamsung製SSDを購入するなら、付属の無料ツールを使用
  • それ以外ならMacrium Reflectの30日トライアルが安定

クローン作成の基本手順

Macrium Reflectを例に、基本的な手順を説明します。

📝 手順:

  1. 新しいSSDをUSB変換ケースに入れてPCに接続
  2. 「ディスクの管理」でSSDが認識されているか確認
  3. 認識されない場合はGPT形式で初期化
  4. Macrium Reflectを起動し、クローン元ディスクを選択
  5. 「このディスクのクローンを作成」をクリック
  6. クローン先として新しいSSDを選択
  7. パーティションサイズの自動調整を確認
  8. 「実行」でクローン開始(30分〜2時間程度)

クローン作成でよくある失敗と対策

クローン作成時によくあるトラブルと対処法をまとめました。

トラブル原因対処法
SSDが認識されない初期化されていないディスクの管理でGPT形式に初期化
クローン後に起動しないパーティション形式の不一致MBR/GPTを元のSSDと統一
容量不足でクローンできない使用容量が新SSDを超過不要ファイル削除、または大容量SSDを選択
クローン中にエラー元のHDD/SSDに不良セクタ別のソフトで再試行、または業者依頼

相性問題が報告されているSSD

一部のSSDで、Dell Inspironとの相性問題が報告されています。

⚠️ 相性問題の報告があるSSD:

  • Western Digital SN550(NVMe 1.4規格):BIOSでは認識するがOS上で消失する報告あり

比較的安定しているSSD:

  • Crucial P3 / P5シリーズ
  • Samsung 980 / 990シリーズ
  • KIOXIA EXCERIA シリーズ

💡 ポイント:

  • 相性問題はBIOSアップデートで解消される場合もある
  • 不安な場合は、実績のあるメーカーのSSDを選ぶのが無難

Dell Inspiron ノートPCのSSD交換手順

実際のSSD交換手順を解説します。モデルによって細かい違いがありますが、基本的な流れは共通です。

分解前の準備

🔌 必ず行うこと:

  1. PCの電源をOFF
  2. ACアダプタを取り外す
  3. 外付けデバイス(USB機器など)をすべて取り外す

⚠️ バッテリー内蔵モデルの注意点:

近年のInspironはバッテリーが内蔵されており、取り外せない機種が増えています。この場合、分解前にバッテリーを無効化する必要があります。

📝 バッテリー無効化の手順(内蔵バッテリーモデル):

  1. 電源ONの状態でF2キーを連打してBIOSに入る
  2. 「Power Management」または「Battery」セクションを探す
  3. 「Battery Disconnect」や「Disable Battery」を実行
  4. PCがシャットダウンされる
  5. これで安全に分解作業が可能

裏蓋の開け方(モデル別の注意点)

Dell Inspironは機種によって裏蓋の開け方が異なります。

📝 Inspiron 15 3000シリーズ(3567、3580など):

  • 一部モデルはキーボード側から分解が必要
  • DVDドライブを先に取り外す機種もある
  • Dell公式マニュアルで分解手順を必ず確認

📝 Inspiron 15 5000シリーズ(5570、5567など):

  • 裏蓋のネジ(8〜10本程度)を外す
  • ネジを外した後、プラスチックのヘラでツメを外す
  • ヒンジ近くから始めると外しやすい

📝 Inspiron 14シリーズ(5440、5445など):

  • 拘束ネジ(緩めるだけで外れないネジ)と通常ネジがある
  • 新しいモデルは「Bキー+電源ボタン」でサービスモードに入る機種もある

💡 共通のコツ:

  • 無理に力を入れない(ツメが折れる原因)
  • ネジの位置と種類を写真に記録しておく
  • ヘラは金属製ではなくプラスチック製を使用

SSDの取り外しと新SSDの取り付け

📝 2.5インチSATAの場合:

  1. SSDを固定しているネジ(1〜2本)を外す
  2. SATAケーブルを慎重に抜く
  3. マウンタ(金属の枠)をSSDから外す
  4. 新しいSSDにマウンタを取り付ける
  5. SATAケーブルを接続し、ネジで固定

📝 M.2 SSDの場合:

  1. SSDを固定しているネジ(1本)を外す
  2. SSDが約15〜30度の角度で持ち上がる
  3. スロットから斜めに引き抜く
  4. 新しいSSDを同じ角度で挿入
  5. 押し下げてネジで固定

⚠️ ヒートシンクについて:

  • M.2 NVMe SSDは発熱が大きい
  • 元々ヒートシンクが付いていた場合は新SSDにも装着
  • 付いていなくても、サードパーティ製のヒートシンクを追加すると安心

Dell Inspiron デスクトップのSSD換装手順

デスクトップのInspironは、ノートPCに比べて作業が容易です。

サイドパネルの開け方

📝 Inspiron 3470、3268などスリムタワー:

  1. 背面のネジ(1〜2本)を外す
  2. サイドパネルを後方にスライドして外す
  3. 内部にアクセス可能

📝 Inspiron 3647など小型モデル:

  1. 背面のネジを外す
  2. カバー全体をスライドして外す

ストレージベイの確認

デスクトップのInspironは複数のストレージを搭載できる機種が多いです。

🔍 確認すべき場所:

  • 2.5インチベイ:フロント側または電源ユニット下
  • 3.5インチベイ:変換マウンタを使えば2.5インチSSDも搭載可能
  • M.2スロット:マザーボード上(グラフィックカードの下に隠れている場合あり)

HDDとの併用(デュアルストレージ構成)

デスクトップなら、SSDとHDDの併用が可能です。

💡 おすすめ構成:

  • SSD(256〜512GB):Windowsとアプリ用(起動ドライブ)
  • HDD(1TB〜):データ保存用

📝 設定手順:

  1. M.2スロットに新しいSSDを取り付け
  2. 元のHDDはそのまま残す
  3. SSDにWindowsをクリーンインストール、またはクローン
  4. BIOSでSSDを起動ドライブに設定
  5. HDDは「ディスクの管理」でデータドライブとしてフォーマット

【Dell特有】BIOS設定の詳細手順

SSD換装後に起動しない場合、BIOS設定の変更で解決できることが多いです。Dell特有の設定方法を詳しく解説します。

BIOS画面への入り方

📝 手順:

  1. PCの電源をON
  2. Dellロゴが表示されたらF2キーを連打
  3. BIOS設定画面が表示される

💡 ポイント:

  • F2が効かない場合はF12を試す(ワンタイムブートメニュー)
  • ワイヤレスキーボードでは反応しない場合があるため、USB有線キーボードを推奨

Boot Sequence(起動順序)の設定方法

📝 手順:

  1. General」→「Boot Sequence」を選択
  2. Boot List Option」がUEFIになっていることを確認(GPT形式SSDの場合)
  3. 起動デバイスの一覧から新しいSSDを選択
  4. 優先順位を最上位に変更
  5. F10キーで保存して終了

Add Boot Optionの追加手順(重要)

クローン後にSSDがBoot Sequenceに表示されない場合、手動でブートオプションを追加する必要があります。

📝 手順:

  1. General」→「Boot Sequence」を選択
  2. Add Boot Option」をクリック
  3. Boot Option Name」に任意の名前を入力(例:Windows SSD)
  4. File Name」の「」をクリック
  5. ディレクトリで「\EFI\Microsoft\Boot」を選択
  6. ファイルで「bootmgfw.efi」を選択
  7. OK」をクリック
  8. 追加したオプションを起動順序の最上位に移動
  9. F10で保存して終了

UEFIとLegacyモードの切り替え

パーティション形式とブートモードが一致していないと起動しません。

パーティション形式ブートモード
GPTUEFI(推奨)
MBRLegacy

📝 確認・変更方法:

  1. General」→「Boot Sequence」を選択
  2. Boot List Option」でUEFI / Legacyを切り替え

⚠️ Secure Bootについて:

  • UEFIモードでは「Secure Boot」が有効になっている場合がある
  • 一部のクローン環境で問題が起きる場合は、一時的に無効化を試す

SSD換装後に起動しない場合の対処法

換装後に起動しない場合のトラブルシューティングをまとめました。

BIOSでSSDが認識されているか確認

まず、BIOSでSSDが認識されているかを確認します。

📝 確認方法:

  1. F2でBIOSに入る
  2. System Information」→「Device Information」を選択
  3. Primary HDD」または「M.2 SSD」の項目を確認
  4. 新しいSSDの型番・容量が表示されていればOK

⚠️ 認識されていない場合:

  • SSDが正しく挿さっているか確認(斜めに挿入し直す)
  • 別のスロットがあれば試す
  • SSD自体の初期不良の可能性

起動しない主な原因と対処

症状原因対処法
Boot Sequenceに表示されないブートローダーが認識されていないAdd Boot Optionを手動追加
「Operating System not found」起動順序が間違っているBoot Sequenceで優先順位を変更
ロゴ画面でループUEFIとパーティション形式の不一致Boot List OptionをLegacyに変更、または再クローン
ブルースクリーンクローンの失敗、ドライバの問題別のソフトで再クローン

Dell SupportAssist OS Recoveryの活用

Dellには、起動失敗時に自動で起動する回復機能があります。

📝 SupportAssist OS Recovery:

  • 起動失敗が2回続くと自動で起動
  • システムの修復・診断が可能
  • クラウドからOSを再インストールする機能もあり

💡 使い方:

  1. 自動起動を待つ、または電源ON時にF12で「SupportAssist OS Recovery」を選択
  2. 「システムの修復」を試す
  3. 解決しない場合は「OSの再インストール」も検討

それでも解決しない場合

📝 試すべきこと:

  1. クローンの再作成:別のソフトで再試行
  2. Windowsのクリーンインストール:クローンを諦めて新規インストール
  3. 元のSSD/HDDに戻す:原因の切り分け
  4. 専門業者への相談:データ復旧が必要な場合や、基板の故障が疑われる場合

SSD換装にかかる費用と作業時間

SSD換装にかかる費用と時間の目安をまとめました。

DIYの場合の費用内訳

項目費用目安
SSD本体(500GB〜1TB)5,000〜15,000円
USB変換ケース1,000〜2,000円
工具(持っていない場合)1,000〜2,000円
合計7,000〜18,000円

💡 コスト削減のポイント:

  • Amazonのタイムセールや楽天スーパーセールを活用
  • SSDはCrucialやKIOXIAなどコスパの良いメーカーを選ぶ
  • USB変換ケースは作業後も外付けSSDケースとして再利用可能

業者に依頼した場合の相場

作業内容費用目安
SSD換装のみ(SSD代別)10,000〜15,000円
クローン作成込み15,000〜25,000円
データ復旧が必要な場合30,000円〜

⚠️ 業者選びのポイント:

  • 事前に見積もりを取る
  • 作業内容(クローン込みか、OS再インストールか)を確認
  • データのバックアップ有無を確認

作業時間の目安

工程時間目安
クローン作成30分〜2時間(容量による)
分解・交換作業15〜30分
BIOS設定・動作確認10〜20分
合計1〜3時間

💡 時間短縮のコツ:

  • 事前にマニュアルを読んで手順を把握
  • ネジの位置を写真で記録
  • クローン中は別の作業をしながら待つ

換装後のパフォーマンス比較

SSD換装でどれくらい速くなるのか、具体的な数値で紹介します。

起動時間のBefore/After

状態起動時間
HDD(換装前)60〜90秒
SATA SSD(換装後)20〜30秒
NVMe SSD(換装後)15〜25秒

💡 体感できる変化:

  • 電源ボタンを押してからデスクトップ表示まで約1/3〜1/5に短縮
  • 起動直後の「もっさり感」がなくなる
  • 複数アプリを同時起動しても快適

ベンチマークスコアの変化

CrystalDiskMarkでの読み書き速度の目安です。

ドライブ種類読み込み速度書き込み速度
HDD100〜150 MB/s80〜120 MB/s
SATA SSD500〜550 MB/s450〜520 MB/s
NVMe SSD2,000〜3,500 MB/s1,500〜3,000 MB/s

体感できる改善ポイント

起動・シャットダウン

  • Windows起動後すぐに操作可能
  • シャットダウンも数秒で完了

アプリの起動

  • Officeアプリが瞬時に起動
  • ブラウザの起動・タブ切り替えが高速化

ファイル操作

  • 大容量ファイルのコピーが高速化
  • ファイル検索が瞬時に完了

取り外したHDD/SSDの活用方法

換装で取り外した古いHDD/SSDは、再利用できます。

外付けドライブとして再利用

📝 手順:

  1. USB変換ケース(クローン作成で使用したもの)に入れる
  2. PCに接続するとポータブルHDD/SSDとして認識
  3. バックアップ用ストレージとして活用

💡 活用例:

  • 写真・動画のバックアップ
  • 重要ファイルの二重バックアップ
  • 別のPCへのデータ移動用

データ消去の方法

売却・譲渡・廃棄する場合は、データを完全に消去する必要があります。

方法安全性所要時間
クイックフォーマット低(復元可能)数秒
通常フォーマット数時間
専用ソフトで上書き消去高(推奨)数時間〜1日

📝 推奨ソフト:

  • DBAN(Darik’s Boot and Nuke):無料、HDD向け
  • 各メーカーの公式ツール:SSD向け(Secure Eraseコマンド)

売却・処分する場合の注意

⚠️ 必ず行うこと:

  • データの完全消去(個人情報保護)
  • 動作確認済みであることを明記(売却時)
  • 自治体のルールに従って廃棄(処分時)

よくある質問

Dell InspironのSSD交換費用はいくらかかる?

DIYなら7,000〜18,000円程度(SSD代+工具)。業者依頼は15,000〜30,000円が相場です。

HDDからSSDに換装するとどれくらい速くなる?

起動時間は1/3〜1/5に短縮。アプリ起動やファイル操作も体感で2〜3倍高速化します。

M.2 SATAとM.2 NVMeは互換性がある?

スロット形状は似ていますが、マザーボードの対応規格によります。NVMe非対応機種にNVMe SSDを挿しても認識しません。

クローン作成に失敗したらどうすればいい?

元のHDD/SSDが無事なら再試行可能。ソフトを変えて試す、パーティション形式(MBR/GPT)を確認するなどの対処法があります。

SSD換装でWindowsのライセンス認証は必要?

通常は自動で再認証されます。認証が外れた場合は「設定」→「ライセンス認証」からMicrosoftアカウントで再認証できます。

M.2 SATAとM.2 NVMeを間違えて買ったらどうなる?

認識しません。返品・交換するか、対応する別のPCで使用してください。

相性問題で起動しないSSDはある?

WD SN550など一部のNVMe 1.4規格SSDで報告があります。Crucial・Samsung・KIOXIAは比較的安定しています。

バッテリー内蔵モデルの注意点は?

分解前にBIOS設定でバッテリーを無効化してください。ケーブル接続のまま作業すると基板損傷のリスクがあります。

まとめ

Dell InspironのSSD換装は、対応規格とサイズを間違えなければ難易度は高くありません。本記事のポイントをおさらいします。

📌 換装前の確認事項:

  • 対応SSD規格(2.5インチSATA / M.2 SATA / M.2 NVMe)
  • M.2のサイズ(2230 / 2280)
  • 容量上限の有無

📌 作業の流れ:

  1. バックアップと回復ドライブの作成
  2. クローンソフトでデータを複製
  3. 裏蓋を開けてSSDを交換
  4. BIOS設定で起動順序を確認

📌 トラブル時の対処:

  • Boot SequenceにSSDが表示されない → Add Boot Optionを手動追加
  • 起動しない → UEFI/Legacyモードの確認、再クローン

メモリ増設も同時に行えば、1回の分解で大幅な性能向上が期待できます。作業に不安がある場合や、換装後にトラブルが解決しない場合は、無理せず専門業者への相談も検討してください。


【参考情報】

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