電源を入れてから起動するまで1分以上かかる。アプリを開くたびに「応答なし」の文字が出る。もう買い替えるしかないのかと、半ば諦めかけていませんか?
Dell Inspironは機種によって対応するSSD規格が異なり、さらに換装後のBIOS設定でつまずく人が多いのが実情です。「せっかくSSDを買ったのに認識しない」「クローンしたのに起動しない」といったトラブルが後を絶ちません。
本記事では、Dell Inspiron 15機種以上のモデル別対応規格一覧から、クローン作成の具体的手順、Dell特有のAdd Boot Option設定まで、換装作業の全工程を網羅しました。相性問題が報告されているSSD情報や、費用・作業時間の目安も掲載しています。
この記事を読めば、起動時間60秒→15秒への高速化を自分の手で実現できます。数年前のPCでも、SSD換装だけで驚くほど快適になります。
結論から言えば、対応規格さえ間違えなければ、SSD換装の難易度は高くありません。つまずきやすいポイントを押さえて、古いPCを蘇らせましょう。
Dell Inspironの対応SSD規格一覧【モデル別早見表】
Dell Inspironは発売時期やモデルによって、対応するSSDの規格が異なります。購入前に必ず自分の機種の対応規格を確認してください。
ノートPC(Inspiron 15シリーズ)の対応規格
Inspiron 15シリーズは、モデルによって2.5インチSATAと**M.2(SATA/NVMe)**の対応状況が異なります。
| モデル | 対応規格 | 備考 |
|---|---|---|
| Inspiron 15 3000(3567、3580、3581、3593など) | 2.5インチSATA / M.2 SATA | 古いモデルはM.2スロットなし |
| Inspiron 15 5000(5570、5567、5100など) | M.2 SATA / M.2 NVMe | NVMe対応は機種による |
| Inspiron 15 3520など(2022年以降) | M.2 NVMe | 2.5インチベイなしの機種が多い |
⚠️ 注意点:
- 同じ型番でも購入時の構成によりSSD規格が異なる場合がある
- M.2 NVMe対応機種でも、容量上限(512GBまで等)が設定されていることがある
ノートPC(Inspiron 14シリーズ)の対応規格
Inspiron 14シリーズは、近年のモデルでM.2 NVMeが主流になっています。
| モデル | 対応規格 | サイズ |
|---|---|---|
| Inspiron 14 5000(5440、5445など) | M.2 NVMe | 2230 / 2280 |
| Inspiron 14 7000シリーズ(7472など) | M.2 NVMe | 2280 |
| Inspiron 14 3000シリーズ | 2.5インチSATA / M.2 | モデルによる |
⚠️ サイズに注意:
- 2230:長さ30mm(新しいモデルに採用されることが多い)
- 2280:長さ80mm(一般的なサイズ)
固定用ブラケットやネジの互換性が異なるため、購入前にサイズを必ず確認してください。
デスクトップ(Inspiron 3000シリーズ)の対応規格
デスクトップのInspironは、2.5インチSATAとM.2スロットの両方を搭載しているモデルが多く、拡張性が高いのが特徴です。
| モデル | 2.5インチSATA | M.2スロット |
|---|---|---|
| Inspiron 3470 | ○ | ○(NVMe対応) |
| Inspiron 3268 | ○ | ○(NVMe対応) |
| Inspiron 3647 | ○ | × |
デスクトップの場合、既存のHDDを残したままM.2 SSDを追加し、デュアルストレージ構成にすることも可能です。
対応規格の調べ方(3つの方法)
自分の機種がどのSSD規格に対応しているか調べる方法を紹介します。
📋 方法1:Dell公式サイトでサービスマニュアルを確認
- Dell公式サポートサイトにアクセス
- サービスタグまたは型番を入力
- 「マニュアル」→「セットアップと仕様」を確認
- ストレージの項目で対応規格を確認
📋 方法2:互換性チェックツールを使用
- Crucial System Scanner:型番を入力すると対応SSDが表示される
- メーカー公式なので信頼性が高い
📋 方法3:実機を開けて確認
- 裏蓋を開けて現在搭載されているSSDの規格を確認
- M.2スロットの有無、2.5インチベイの有無を目視で確認
SSD換装で確認すべき3つのポイント
SSD購入前に確認すべき重要なポイントを解説します。間違えると使えないSSDを買ってしまう可能性があるため、必ずチェックしてください。
M.2 SSDのサイズ(2230 / 2280)の違い
M.2 SSDには長さの異なる複数のサイズがあります。Dell Inspironで主に使用されるのは以下の2種類です。
| サイズ | 長さ | 特徴 |
|---|---|---|
| 2230 | 30mm | 新しい薄型モデルに採用。選択肢が少なめ |
| 2280 | 80mm | 一般的なサイズ。製品の選択肢が豊富 |
⚠️ 固定方法が異なる:
- 2230は専用ブラケットが必要な機種がある
- 2280用のネジ穴位置が2230と異なる場合がある
- マニュアルで固定方法を事前に確認することを推奨
NVMeとSATAの見分け方
M.2 SSDにはNVMeとSATAの2種類の接続方式があります。外見は似ていますが、性能と互換性に大きな違いがあります。
🔍 見分け方(端子の切り欠き):
- NVMe(Mキー):切り欠きが1箇所
- SATA(B&Mキー):切り欠きが2箇所
⚠️ 重要:
- NVMe非対応の機種にNVMe SSDを挿しても認識しない
- SATA専用スロットにNVMe SSDは物理的に挿さらない場合もある
- マニュアルで対応規格を必ず確認すること
容量選びの目安
SSDの容量は、現在の使用量と将来の増加を考慮して選びます。
💡 容量選びの目安:
- 現在の使用量+50%以上の余裕を確保
- Windows 11の場合、システムだけで約30〜40GB使用
- 写真・動画を保存するなら500GB以上を推奨
⚠️ 容量上限に注意:
- 一部の機種ではBIOSの制限で認識できる最大容量が決まっている(例:512GBまで)
- Dell公式マニュアルの「サポートされる最大容量」を確認
SSD換装と一緒にメモリ増設もすべきか?
SSD換装のために裏蓋を開けるなら、メモリ増設も同時に検討する価値があります。
同時作業のメリット
✅ 1回の分解で両方完了
- 裏蓋を開ける手間が1回で済む
- 静電気対策や工具準備も1回でOK
- 作業ミスのリスクを軽減
✅ 費用対効果が高い
- SSD換装だけでも高速化するが、メモリ増設で効果が増幅
- 特に8GB以下のPCでは、16GB化で体感速度が大きく向上
対応メモリ規格の確認方法
メモリにも規格があり、間違えると認識しません。
🔍 確認すべき項目:
- 規格:DDR4 / DDR5(世代が異なると互換性なし)
- 形状:SO-DIMM(ノート用)/ DIMM(デスクトップ用)
- 速度:3200MHz等(マザーボードが対応する速度以下を選択)
💡 確認方法:
- Dell公式マニュアルの「メモリ」セクションを参照
- Crucial System Scannerで対応メモリを検索
デュアルチャネル化の効果
メモリを2枚搭載するとデュアルチャネルになり、データ転送速度が向上します。
📊 効果の目安:
- シングルチャネル(1枚)→ デュアルチャネル(2枚)で10〜20%の性能向上
- グラフィック性能も向上(内蔵GPUはメモリを共有するため)
💡 推奨構成:
- 8GB×2枚 = 16GB(一般用途に十分)
- 16GB×2枚 = 32GB(動画編集・仮想マシン用途)
Dell Inspiron SSD換装に必要な道具と準備
作業を始める前に、必要な道具と準備物を揃えておきましょう。
必要な工具一覧
🔧 必須の工具:
- 精密ドライバーセット:プラス(#0、#1)、トルクスT5対応が望ましい
- プラスチック製のヘラ・オープナー:裏蓋のツメを外す際に使用
- ピンセット:小さなネジやケーブルの取り扱いに便利
🔧 あると便利:
- 静電気防止リストバンド:基板へのダメージ防止
- マグネットトレイ:ネジの紛失防止
- LEDライト:内部確認用
SSDとクローン用アダプタの準備
SSD本体以外に、クローン作成用のアダプタが必要です。
📦 購入するもの:
- 新しいSSD:対応規格・サイズを確認済みのもの
- USB変換ケース/アダプタ:
- 2.5インチSATA用:SATA-USB変換ケース
- M.2 SSD用:M.2 NVMe/SATA両対応エンクロージャー
⚠️ 注意:
- M.2 NVMe SSDはNVMe対応のケースが必要(SATA用ケースでは認識しない)
- 両対応のケースを購入しておくと安心
バックアップの重要性
万が一のトラブルに備えて、作業前に必ずバックアップを取りましょう。
📁 バックアップすべきもの:
- 重要なファイル(ドキュメント、写真、動画など)
- ブラウザのブックマーク・パスワード
- アプリの設定ファイル
📁 回復手段の準備:
- 回復ドライブの作成:USBメモリ(16GB以上)に作成
- Dell SupportAssist OS Recovery:起動失敗が2回続くと自動起動する機能があることを覚えておく
クローンソフトの選び方と比較
SSD換装では、現在のデータを新しいSSDに**クローン(完全コピー)**する作業が必要です。適切なソフトを選びましょう。
無料ソフト4種の特徴比較
| ソフト名 | 無料利用 | 日本語 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Macrium Reflect | 30日間トライアル | ○ | 安定性が高い。2024年1月にFree版終了 |
| Crucial/Samsung付属ツール | 対象SSD購入者のみ | ○ | 該当メーカーのSSD購入で無料利用可 |
| AOMEI Backupper | 機能制限あり | ○ | 日本語対応で使いやすい |
| Clonezilla | 完全無料 | × | 上級者向け。CUI操作が必要 |
💡 おすすめ:
- CrucialやSamsung製SSDを購入するなら、付属の無料ツールを使用
- それ以外ならMacrium Reflectの30日トライアルが安定
クローン作成の基本手順
Macrium Reflectを例に、基本的な手順を説明します。
📝 手順:
- 新しいSSDをUSB変換ケースに入れてPCに接続
- 「ディスクの管理」でSSDが認識されているか確認
- 認識されない場合はGPT形式で初期化
- Macrium Reflectを起動し、クローン元ディスクを選択
- 「このディスクのクローンを作成」をクリック
- クローン先として新しいSSDを選択
- パーティションサイズの自動調整を確認
- 「実行」でクローン開始(30分〜2時間程度)
クローン作成でよくある失敗と対策
クローン作成時によくあるトラブルと対処法をまとめました。
| トラブル | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| SSDが認識されない | 初期化されていない | ディスクの管理でGPT形式に初期化 |
| クローン後に起動しない | パーティション形式の不一致 | MBR/GPTを元のSSDと統一 |
| 容量不足でクローンできない | 使用容量が新SSDを超過 | 不要ファイル削除、または大容量SSDを選択 |
| クローン中にエラー | 元のHDD/SSDに不良セクタ | 別のソフトで再試行、または業者依頼 |
相性問題が報告されているSSD
一部のSSDで、Dell Inspironとの相性問題が報告されています。
⚠️ 相性問題の報告があるSSD:
- Western Digital SN550(NVMe 1.4規格):BIOSでは認識するがOS上で消失する報告あり
✅ 比較的安定しているSSD:
- Crucial P3 / P5シリーズ
- Samsung 980 / 990シリーズ
- KIOXIA EXCERIA シリーズ
💡 ポイント:
- 相性問題はBIOSアップデートで解消される場合もある
- 不安な場合は、実績のあるメーカーのSSDを選ぶのが無難
Dell Inspiron ノートPCのSSD交換手順
実際のSSD交換手順を解説します。モデルによって細かい違いがありますが、基本的な流れは共通です。
分解前の準備
🔌 必ず行うこと:
- PCの電源をOFF
- ACアダプタを取り外す
- 外付けデバイス(USB機器など)をすべて取り外す
⚠️ バッテリー内蔵モデルの注意点:
近年のInspironはバッテリーが内蔵されており、取り外せない機種が増えています。この場合、分解前にバッテリーを無効化する必要があります。
📝 バッテリー無効化の手順(内蔵バッテリーモデル):
- 電源ONの状態でF2キーを連打してBIOSに入る
- 「Power Management」または「Battery」セクションを探す
- 「Battery Disconnect」や「Disable Battery」を実行
- PCがシャットダウンされる
- これで安全に分解作業が可能
裏蓋の開け方(モデル別の注意点)
Dell Inspironは機種によって裏蓋の開け方が異なります。
📝 Inspiron 15 3000シリーズ(3567、3580など):
- 一部モデルはキーボード側から分解が必要
- DVDドライブを先に取り外す機種もある
- Dell公式マニュアルで分解手順を必ず確認
📝 Inspiron 15 5000シリーズ(5570、5567など):
- 裏蓋のネジ(8〜10本程度)を外す
- ネジを外した後、プラスチックのヘラでツメを外す
- ヒンジ近くから始めると外しやすい
📝 Inspiron 14シリーズ(5440、5445など):
- 拘束ネジ(緩めるだけで外れないネジ)と通常ネジがある
- 新しいモデルは「Bキー+電源ボタン」でサービスモードに入る機種もある
💡 共通のコツ:
- 無理に力を入れない(ツメが折れる原因)
- ネジの位置と種類を写真に記録しておく
- ヘラは金属製ではなくプラスチック製を使用
SSDの取り外しと新SSDの取り付け
📝 2.5インチSATAの場合:
- SSDを固定しているネジ(1〜2本)を外す
- SATAケーブルを慎重に抜く
- マウンタ(金属の枠)をSSDから外す
- 新しいSSDにマウンタを取り付ける
- SATAケーブルを接続し、ネジで固定
📝 M.2 SSDの場合:
- SSDを固定しているネジ(1本)を外す
- SSDが約15〜30度の角度で持ち上がる
- スロットから斜めに引き抜く
- 新しいSSDを同じ角度で挿入
- 押し下げてネジで固定
⚠️ ヒートシンクについて:
- M.2 NVMe SSDは発熱が大きい
- 元々ヒートシンクが付いていた場合は新SSDにも装着
- 付いていなくても、サードパーティ製のヒートシンクを追加すると安心
Dell Inspiron デスクトップのSSD換装手順
デスクトップのInspironは、ノートPCに比べて作業が容易です。
サイドパネルの開け方
📝 Inspiron 3470、3268などスリムタワー:
- 背面のネジ(1〜2本)を外す
- サイドパネルを後方にスライドして外す
- 内部にアクセス可能
📝 Inspiron 3647など小型モデル:
- 背面のネジを外す
- カバー全体をスライドして外す
ストレージベイの確認
デスクトップのInspironは複数のストレージを搭載できる機種が多いです。
🔍 確認すべき場所:
- 2.5インチベイ:フロント側または電源ユニット下
- 3.5インチベイ:変換マウンタを使えば2.5インチSSDも搭載可能
- M.2スロット:マザーボード上(グラフィックカードの下に隠れている場合あり)
HDDとの併用(デュアルストレージ構成)
デスクトップなら、SSDとHDDの併用が可能です。
💡 おすすめ構成:
- SSD(256〜512GB):Windowsとアプリ用(起動ドライブ)
- HDD(1TB〜):データ保存用
📝 設定手順:
- M.2スロットに新しいSSDを取り付け
- 元のHDDはそのまま残す
- SSDにWindowsをクリーンインストール、またはクローン
- BIOSでSSDを起動ドライブに設定
- HDDは「ディスクの管理」でデータドライブとしてフォーマット
【Dell特有】BIOS設定の詳細手順
SSD換装後に起動しない場合、BIOS設定の変更で解決できることが多いです。Dell特有の設定方法を詳しく解説します。
BIOS画面への入り方
📝 手順:
- PCの電源をON
- Dellロゴが表示されたらF2キーを連打
- BIOS設定画面が表示される
💡 ポイント:
- F2が効かない場合はF12を試す(ワンタイムブートメニュー)
- ワイヤレスキーボードでは反応しない場合があるため、USB有線キーボードを推奨
Boot Sequence(起動順序)の設定方法
📝 手順:
- 「General」→「Boot Sequence」を選択
- 「Boot List Option」がUEFIになっていることを確認(GPT形式SSDの場合)
- 起動デバイスの一覧から新しいSSDを選択
- 優先順位を最上位に変更
- F10キーで保存して終了
Add Boot Optionの追加手順(重要)
クローン後にSSDがBoot Sequenceに表示されない場合、手動でブートオプションを追加する必要があります。
📝 手順:
- 「General」→「Boot Sequence」を選択
- 「Add Boot Option」をクリック
- 「Boot Option Name」に任意の名前を入力(例:Windows SSD)
- 「File Name」の「…」をクリック
- ディレクトリで「\EFI\Microsoft\Boot」を選択
- ファイルで「bootmgfw.efi」を選択
- 「OK」をクリック
- 追加したオプションを起動順序の最上位に移動
- F10で保存して終了
UEFIとLegacyモードの切り替え
パーティション形式とブートモードが一致していないと起動しません。
| パーティション形式 | ブートモード |
|---|---|
| GPT | UEFI(推奨) |
| MBR | Legacy |
📝 確認・変更方法:
- 「General」→「Boot Sequence」を選択
- 「Boot List Option」でUEFI / Legacyを切り替え
⚠️ Secure Bootについて:
- UEFIモードでは「Secure Boot」が有効になっている場合がある
- 一部のクローン環境で問題が起きる場合は、一時的に無効化を試す
SSD換装後に起動しない場合の対処法
換装後に起動しない場合のトラブルシューティングをまとめました。
BIOSでSSDが認識されているか確認
まず、BIOSでSSDが認識されているかを確認します。
📝 確認方法:
- F2でBIOSに入る
- 「System Information」→「Device Information」を選択
- 「Primary HDD」または「M.2 SSD」の項目を確認
- 新しいSSDの型番・容量が表示されていればOK
⚠️ 認識されていない場合:
- SSDが正しく挿さっているか確認(斜めに挿入し直す)
- 別のスロットがあれば試す
- SSD自体の初期不良の可能性
起動しない主な原因と対処
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| Boot Sequenceに表示されない | ブートローダーが認識されていない | Add Boot Optionを手動追加 |
| 「Operating System not found」 | 起動順序が間違っている | Boot Sequenceで優先順位を変更 |
| ロゴ画面でループ | UEFIとパーティション形式の不一致 | Boot List OptionをLegacyに変更、または再クローン |
| ブルースクリーン | クローンの失敗、ドライバの問題 | 別のソフトで再クローン |
Dell SupportAssist OS Recoveryの活用
Dellには、起動失敗時に自動で起動する回復機能があります。
📝 SupportAssist OS Recovery:
- 起動失敗が2回続くと自動で起動
- システムの修復・診断が可能
- クラウドからOSを再インストールする機能もあり
💡 使い方:
- 自動起動を待つ、または電源ON時にF12で「SupportAssist OS Recovery」を選択
- 「システムの修復」を試す
- 解決しない場合は「OSの再インストール」も検討
それでも解決しない場合
📝 試すべきこと:
- クローンの再作成:別のソフトで再試行
- Windowsのクリーンインストール:クローンを諦めて新規インストール
- 元のSSD/HDDに戻す:原因の切り分け
- 専門業者への相談:データ復旧が必要な場合や、基板の故障が疑われる場合
SSD換装にかかる費用と作業時間
SSD換装にかかる費用と時間の目安をまとめました。
DIYの場合の費用内訳
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| SSD本体(500GB〜1TB) | 5,000〜15,000円 |
| USB変換ケース | 1,000〜2,000円 |
| 工具(持っていない場合) | 1,000〜2,000円 |
| 合計 | 7,000〜18,000円 |
💡 コスト削減のポイント:
- Amazonのタイムセールや楽天スーパーセールを活用
- SSDはCrucialやKIOXIAなどコスパの良いメーカーを選ぶ
- USB変換ケースは作業後も外付けSSDケースとして再利用可能
業者に依頼した場合の相場
| 作業内容 | 費用目安 |
|---|---|
| SSD換装のみ(SSD代別) | 10,000〜15,000円 |
| クローン作成込み | 15,000〜25,000円 |
| データ復旧が必要な場合 | 30,000円〜 |
⚠️ 業者選びのポイント:
- 事前に見積もりを取る
- 作業内容(クローン込みか、OS再インストールか)を確認
- データのバックアップ有無を確認
作業時間の目安
| 工程 | 時間目安 |
|---|---|
| クローン作成 | 30分〜2時間(容量による) |
| 分解・交換作業 | 15〜30分 |
| BIOS設定・動作確認 | 10〜20分 |
| 合計 | 1〜3時間 |
💡 時間短縮のコツ:
- 事前にマニュアルを読んで手順を把握
- ネジの位置を写真で記録
- クローン中は別の作業をしながら待つ
換装後のパフォーマンス比較
SSD換装でどれくらい速くなるのか、具体的な数値で紹介します。
起動時間のBefore/After
| 状態 | 起動時間 |
|---|---|
| HDD(換装前) | 60〜90秒 |
| SATA SSD(換装後) | 20〜30秒 |
| NVMe SSD(換装後) | 15〜25秒 |
💡 体感できる変化:
- 電源ボタンを押してからデスクトップ表示まで約1/3〜1/5に短縮
- 起動直後の「もっさり感」がなくなる
- 複数アプリを同時起動しても快適
ベンチマークスコアの変化
CrystalDiskMarkでの読み書き速度の目安です。
| ドライブ種類 | 読み込み速度 | 書き込み速度 |
|---|---|---|
| HDD | 100〜150 MB/s | 80〜120 MB/s |
| SATA SSD | 500〜550 MB/s | 450〜520 MB/s |
| NVMe SSD | 2,000〜3,500 MB/s | 1,500〜3,000 MB/s |
体感できる改善ポイント
✅ 起動・シャットダウン
- Windows起動後すぐに操作可能
- シャットダウンも数秒で完了
✅ アプリの起動
- Officeアプリが瞬時に起動
- ブラウザの起動・タブ切り替えが高速化
✅ ファイル操作
- 大容量ファイルのコピーが高速化
- ファイル検索が瞬時に完了
取り外したHDD/SSDの活用方法
換装で取り外した古いHDD/SSDは、再利用できます。
外付けドライブとして再利用
📝 手順:
- USB変換ケース(クローン作成で使用したもの)に入れる
- PCに接続するとポータブルHDD/SSDとして認識
- バックアップ用ストレージとして活用
💡 活用例:
- 写真・動画のバックアップ
- 重要ファイルの二重バックアップ
- 別のPCへのデータ移動用
データ消去の方法
売却・譲渡・廃棄する場合は、データを完全に消去する必要があります。
| 方法 | 安全性 | 所要時間 |
|---|---|---|
| クイックフォーマット | 低(復元可能) | 数秒 |
| 通常フォーマット | 中 | 数時間 |
| 専用ソフトで上書き消去 | 高(推奨) | 数時間〜1日 |
📝 推奨ソフト:
- DBAN(Darik’s Boot and Nuke):無料、HDD向け
- 各メーカーの公式ツール:SSD向け(Secure Eraseコマンド)
売却・処分する場合の注意
⚠️ 必ず行うこと:
- データの完全消去(個人情報保護)
- 動作確認済みであることを明記(売却時)
- 自治体のルールに従って廃棄(処分時)
よくある質問
- Dell InspironのSSD交換費用はいくらかかる?
-
DIYなら7,000〜18,000円程度(SSD代+工具)。業者依頼は15,000〜30,000円が相場です。
- HDDからSSDに換装するとどれくらい速くなる?
-
起動時間は1/3〜1/5に短縮。アプリ起動やファイル操作も体感で2〜3倍高速化します。
- M.2 SATAとM.2 NVMeは互換性がある?
-
スロット形状は似ていますが、マザーボードの対応規格によります。NVMe非対応機種にNVMe SSDを挿しても認識しません。
- クローン作成に失敗したらどうすればいい?
-
元のHDD/SSDが無事なら再試行可能。ソフトを変えて試す、パーティション形式(MBR/GPT)を確認するなどの対処法があります。
- SSD換装でWindowsのライセンス認証は必要?
-
通常は自動で再認証されます。認証が外れた場合は「設定」→「ライセンス認証」からMicrosoftアカウントで再認証できます。
- M.2 SATAとM.2 NVMeを間違えて買ったらどうなる?
-
認識しません。返品・交換するか、対応する別のPCで使用してください。
- 相性問題で起動しないSSDはある?
-
WD SN550など一部のNVMe 1.4規格SSDで報告があります。Crucial・Samsung・KIOXIAは比較的安定しています。
- バッテリー内蔵モデルの注意点は?
-
分解前にBIOS設定でバッテリーを無効化してください。ケーブル接続のまま作業すると基板損傷のリスクがあります。
まとめ
Dell InspironのSSD換装は、対応規格とサイズを間違えなければ難易度は高くありません。本記事のポイントをおさらいします。
📌 換装前の確認事項:
- 対応SSD規格(2.5インチSATA / M.2 SATA / M.2 NVMe)
- M.2のサイズ(2230 / 2280)
- 容量上限の有無
📌 作業の流れ:
- バックアップと回復ドライブの作成
- クローンソフトでデータを複製
- 裏蓋を開けてSSDを交換
- BIOS設定で起動順序を確認
📌 トラブル時の対処:
- Boot SequenceにSSDが表示されない → Add Boot Optionを手動追加
- 起動しない → UEFI/Legacyモードの確認、再クローン
メモリ増設も同時に行えば、1回の分解で大幅な性能向上が期待できます。作業に不安がある場合や、換装後にトラブルが解決しない場合は、無理せず専門業者への相談も検討してください。
【参考情報】

