Chrome OS Flexがメモリ不足で重い・落ちる時の確認方法と対処法

「古いPCを復活させたい」と思ってChrome OS Flexをインストールしたのに、タブを数個開いただけで動作がカクカク、気づけば勝手にタブが閉じている——軽量OSのはずなのに、なぜこんなに重いのかと困っていませんか。

Chrome OS Flexは確かに軽量ですが、Chromeブラウザ自体のメモリ消費はWindowsと変わりません。OSが軽くなっても、メモリが少なければすぐに限界を迎えます。

この記事では、Googleの公式要件と実際のユーザー事例をもとに、メモリ不足の原因から3つの確認方法、そしてzram設定を含む7つの対処法まで具体的に解説します。

読み終える頃には、自分のPCで何がボトルネックになっているかを特定し、今すぐ試せる改善策が明確になります。

💡 結論を先に言うと、公式の最低要件4GBでは快適とは言えず、8GB以上が現実的なラインです。ただし、2GB〜4GBのPCでも設定次第で改善できる余地はあります。

目次

Chrome OS Flexのメモリ要件と不足になる原因

Chrome OS Flexを快適に使うには、まず自分のPCがメモリ要件を満たしているかを確認することが重要です。

公式の最低メモリ要件は4GB

Googleが公開しているChrome OS Flex インストール要件では、最低4GBのRAMが必要とされています。

項目最低要件
メモリ(RAM)4GB
ストレージ16GB
CPUIntel または AMD x86-64-bit
製造年2010年以降推奨

この要件はあくまで「最低限」であり、複数のタブを開いたり、動画を視聴したりする場合は8GB以上が推奨されます。

4GB未満でもインストールできるが動作は不安定

Chrome OS Flexのインストーラーは、メモリ容量によるインストール制限をかけていません。そのため、3GBや2GBのPCにもインストール自体は可能です。

実際に3GBのRAMで動作させている事例も報告されていますが、以下のような問題が発生しやすくなります。

⚠️ 4GB未満で起こりやすい症状:

  • ブラウザのタブが勝手に再読み込みされる
  • アプリや拡張機能が強制終了する
  • 全体的な動作がカクカクする
  • 「メモリ不足」のエラーメッセージが表示される

2GB以下のPCでは、基本的な操作すら困難になることが多いため、Chrome OS Flexの利用は推奨されません。

メモリ不足になる主な原因

メモリ要件を満たしているはずなのに動作が重い場合、以下の原因が考えられます。

🔍 よくある原因:

  • タブの開きすぎ:タブ1つごとに数百MBのメモリを消費する
  • 拡張機能の入れすぎ:バックグラウンドで常に動作し、メモリを圧迫する
  • 動画・重いWebアプリの使用:YouTubeやGoogleスプレッドシートは特にメモリ消費が大きい

Chrome OS Flexは軽量OSですが、Chromeブラウザ自体のメモリ消費はWindowsやmacOSと変わりません。OSが軽くなっても、ブラウザの使い方次第ではすぐにメモリ不足に陥ります。


Chrome OS Flexでメモリ使用量を確認する方法

メモリ不足を解消するには、まず現状を把握することが大切です。Chrome OS Flexには3つの確認方法があります。

タスクマネージャーでプロセスごとの使用量を見る

最も手軽な方法は、タスクマネージャーを使う方法です。どのタブや拡張機能がメモリを多く使っているかを一目で確認できます。

📋 タスクマネージャーの開き方:

  1. キーボードで**「検索キー + Esc」**を同時に押す
  2. タスクマネージャーが起動し、プロセス一覧が表示される
  3. 「メモリ使用量」の列をクリックして、消費量順に並べ替える

メモリ使用量が異常に多いタブや拡張機能があれば、選択して**「プロセスを終了」**ボタンで強制終了できます。

croshのfreeコマンドで全体のメモリ状況を確認する

システム全体のメモリ使用状況を確認するには、**crosh(Chrome Shell)**を使います。

📋 freeコマンドの使い方:

  1. Ctrl + Alt + Tを押してcroshを起動
  2. 「free」と入力してEnterキーを押す
  3. メモリの総容量・使用量・空き容量が表示される
項目意味
total搭載メモリの総容量
used使用中のメモリ量
free完全に空いているメモリ量
available実際に使用可能なメモリ量
Swapスワップ領域(仮想メモリ)の使用状況

Swapの使用量が多い場合、物理メモリが不足しているサインです。

chrome://systemで搭載メモリ容量を確認する

そもそも自分のPCに何GBのメモリが搭載されているかを確認するには、chrome://systemを使います。

📋 確認手順:

  1. Chromeブラウザのアドレスバーにchrome://systemと入力
  2. システム情報の一覧が表示される
  3. 「meminfo」の項目で搭載メモリ容量を確認

この画面では、CPU情報やストレージ容量なども確認できます。


Chrome OS Flexのメモリ不足を解消する7つの対処法

メモリ使用状況を確認したら、以下の対処法を試してみてください。簡単なものから順に紹介します。

不要なタブを閉じる

最も効果的で簡単な対処法です。タブは1つにつき100〜500MB程度のメモリを消費します。

🗑️ 優先的に閉じるべきタブ:

  • 動画サイト(YouTube、Netflix等)
  • SNS(X、Facebook等)
  • Googleスプレッドシート、ドキュメント
  • しばらくアクセスしていない放置タブ

使用頻度の低いページは、ブックマークに保存してから閉じる習慣をつけると効果的です。

使っていない拡張機能を削除する

拡張機能は便利ですが、バックグラウンドで常にメモリを消費しています。

📋 拡張機能の管理手順:

  1. アドレスバーにchrome://extensionsと入力
  2. インストール済みの拡張機能一覧が表示される
  3. 使っていない拡張機能は「削除」ボタンで削除
  4. たまに使う程度なら、トグルをオフにして無効化

タスクマネージャーで「拡張機能:〇〇」と表示されているものがメモリを多く使っていないか、定期的にチェックしましょう。

メモリセーバー機能を有効にする

Chrome OS Flexには、非アクティブなタブのメモリを自動解放するメモリセーバー機能が搭載されています。

📋 メモリセーバーの設定手順:

  1. Chromeの設定を開く(アドレスバーにchrome://settings/performance
  2. 「パフォーマンス」セクションを開く
  3. 「メモリセーバー」をオンにする

この機能を有効にすると、一定時間操作していないタブが自動的にスリープ状態になり、メモリが解放されます。再度タブを開くと自動で再読み込みされます。

キャッシュと閲覧データを削除する

長期間使用していると、キャッシュや閲覧データが蓄積してストレージを圧迫し、間接的にパフォーマンスに影響することがあります。

📋 キャッシュ削除の手順:

  1. Ctrl + Shift + Deleteを押す
  2. 「閲覧履歴データの削除」画面が開く
  3. 期間を「全期間」に設定
  4. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  5. 「データを削除」をクリック

パスワードやブックマークは削除されないので安心してください。

zram(スワップ領域)を設定してメモリを拡張する

zramは、ストレージの一部を仮想メモリとして使用する機能です。物理メモリが少ない環境で効果を発揮します。

📋 zramの設定手順:

  1. Ctrl + Alt + Tでcroshを起動
  2. 以下のコマンドを入力してEnter:swap enable 2000
  3. Chrome OS Flexを再起動

「2000」は2GB分のスワップ領域を確保する指定です。Chrome OS開発チームは2GBを推奨しています。

⚠️ 注意点:

  • 内部ストレージに2GB以上の空きが必要
  • 物理メモリより遅いため、根本的な解決にはならない
  • 設定を解除する場合は「swap disable」コマンドを使用

Chrome OS Flexを再起動する

長時間使用していると、メモリリークなどで不要なメモリが解放されずに蓄積することがあります。定期的な再起動は効果的な対処法です。

再起動の方法は、画面右下の時計をクリック → 電源アイコン → 「再起動」を選択します。

最新バージョンにアップデートする

Chrome OS Flexは定期的にアップデートされ、パフォーマンスの改善やバグ修正が行われています。

📋 アップデートの確認手順:

  1. 設定を開く
  2. 「Chrome OS について」を選択
  3. 「アップデートを確認」をクリック

通常は自動でアップデートされますが、手動で確認することで最新版を即座に適用できます。


対処法を試しても改善しない場合

上記の対処法をすべて試しても改善しない場合、ハードウェアの限界に達している可能性があります。

搭載メモリが2GB以下なら増設または買い替えを検討

Chrome OS Flexの公式要件は4GBです。2GB以下のPCでは、どれだけ設定を最適化しても快適な動作は難しいのが現実です。

💡 検討すべき選択肢:

  • メモリ増設:メモリスロットにアクセスできる機種なら増設可能。4GB→8GBへの増設で劇的に改善する
  • 買い替え:メモリ増設ができない機種(オンボードメモリ)の場合は、中古PCへの買い替えも選択肢
  • 用途の見直し:タブを1〜2個に制限し、軽い用途に限定して使う

メモリ増設が可能かどうかは、PCの型番で検索するか、Chrome OS Flex 認定モデル一覧で仕様を確認できます。

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軽量なLinuxディストリビューションへの移行も選択肢

Chrome OS Flexよりさらに軽量なOSを求めるなら、軽量Linuxディストリビューションへの移行も検討できます。

OS最低メモリ特徴
Chrome OS Flex4GBChromeブラウザ中心、簡単操作
Linux Mint Xfce1GBWindowsに近い操作感
Lubuntu1GB軽量かつ扱いやすい
Puppy Linux256MB超軽量、USBブート向き

ただし、Linuxはインストールや設定がChrome OS Flexより複雑です。PCの操作に自信がある方向けの選択肢と考えてください。


よくある質問

Chrome OS Flexは2GBのメモリでも動きますか?

インストール自体は可能ですが、実用的な動作は期待できません。タブを1つ開くだけでも動作が重くなり、複数タブの使用はほぼ不可能です。最低4GB、できれば8GB以上を推奨します。

メモリの増設はできますか?

PCの機種によります。メモリスロットがある機種なら増設できますが、ノートPCではオンボードメモリで増設不可の機種も多いため、事前に仕様を確認してください。

USB起動だと遅いのはメモリが原因ですか?

USB起動が遅い主な原因はUSBメモリの読み書き速度です。ただし、メモリが少ないとスワップが頻発してさらに遅くなります。本格的に使うなら内蔵ストレージへのインストールを推奨します。


まとめ

Chrome OS Flexでメモリ不足が発生する主な原因は、タブの開きすぎ、拡張機能の入れすぎ、そもそも搭載メモリが少ないことの3つです。

まずはタスクマネージャーやcroshのfreeコマンドで現状を確認し、不要なタブや拡張機能を整理することから始めてください。それでも改善しない場合は、zramの設定やメモリセーバーの有効化を試しましょう。

公式の最低要件は4GBですが、快適に使うなら8GB以上がおすすめです。2GB以下のPCでは根本的な改善は難しいため、メモリ増設や買い替えの検討も視野に入れてください。


【参考情報】

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