Ledger リカバリーフレーズとは?確認・復元・保管方法を徹底解説

Ledgerハードウェアウォレットとリカバリーフレーズシートを持つ日本の若い女性が写った

「初期設定のときにメモした24単語、本当に正しく書けているだろうか…」

Ledgerを購入して資産を入れたものの、リカバリーフレーズの書き写しミスが気になって仕方がない。かといって、実際に復元テストをするのも怖い——そんな不安を抱えていませんか?

リカバリーフレーズは初期設定時に一度しか表示されず、後から確認することができません。そのため、万が一デバイスが故障したときに初めてミスに気づく、という最悪のケースも起こり得ます。

この記事では、Ledger公式の情報と実際の操作手順をもとに、リカバリーフレーズの仕組みからRecovery Checkアプリでの確認方法復元手順安全な保管方法、そしてよくあるトラブルの対処法まで徹底解説します。

読み終えるころには、フレーズの正誤確認から詐欺対策まで、Ledgerを安心して使い続けるための知識が身についているはずです。

結論から言えば、24単語さえ正しく保管できていれば、デバイスが壊れても資産は守れます。その「正しく保管できている」を今すぐ確認する方法を、まずはご覧ください。

目次

Ledgerのリカバリーフレーズとは

リカバリーフレーズの基本(24単語・BIP39規格)

リカバリーフレーズとは、Ledgerの初期設定時にデバイス画面に表示される24個の英単語のことです。シードフレーズ、シークレットリカバリーフレーズ、ニーモニックフレーズとも呼ばれます。

このフレーズはBIP-39という業界標準規格に基づいて生成されます。BIP-39では、2048個の英単語リストの中からランダムに単語が選ばれ、特定の順番で並べられます。

リカバリーフレーズの特徴:

  • 📋 単語数:Ledgerでは24単語がデフォルト
  • 🔢 エントロピー:256ビット(組み合わせは2の256乗通り)
  • 🌐 互換性:BIP-39対応の他ウォレットでも使用可能
  • 🔐 生成場所:Ledgerデバイス内部で完全オフライン生成

Ledgerデバイスは内蔵の**乱数ジェネレーター(RNG)**を使用してエントロピーを生成するため、極めてランダムな組み合わせとなります。この24単語の組み合わせを推測することは、現代の技術では不可能です。

12語・18語・24語の違い

暗号資産ウォレットのリカバリーフレーズには、12語・15語・18語・21語・24語といったバリエーションがあります。

単語数エントロピーセキュリティレベル主な採用例
12語128ビット標準MetaMask、Trust Wallet
18語192ビット一部のウォレット
24語256ビット最高Ledger、TREZOR

Ledgerが24単語を採用している理由は、256ビットのエントロピーによる最高レベルのセキュリティを確保するためです。12語(128ビット)でも十分に安全とされていますが、大切な資産を長期保管するハードウェアウォレットには、より強固なセキュリティが求められます。

リカバリーフレーズと秘密鍵・PINコードの関係

Ledgerを使う上で混同しやすい3つの概念を整理します。

項目役割特徴
リカバリーフレーズすべての秘密鍵のマスターキー24単語、復元に必須、オフライン保管
秘密鍵各暗号資産アドレスの所有権証明英数字の長い文字列、フレーズから派生
PINコードデバイスのロック解除4〜8桁の数字、3回間違えると初期化

リカバリーフレーズは「マスターシード」とも呼ばれ、ここからすべての秘密鍵が数学的に派生します。つまり、24単語さえあれば、無限の秘密鍵を再生成できるということです。

暗号資産はウォレットの中ではなくブロックチェーン上に存在します。Ledgerは秘密鍵を安全に保管し、ブロックチェーン上の資産にアクセスするための「鍵」を守っているのです。

リカバリーフレーズが重要な理由

リカバリーフレーズが重要な理由は、これが資産復元の唯一の手段だからです。

リカバリーフレーズがあれば復元できるケース:

  • 🔧 Ledgerデバイスが故障した
  • 📱 デバイスを紛失した
  • 🔢 PINコードを忘れた(3回間違えて初期化された)
  • 🆕 新しいLedgerに買い替え

逆に言えば、リカバリーフレーズを紛失し、かつデバイスにもアクセスできなくなった場合、資産は永久に失われます。Ledger社でさえ復元することはできません。


Ledger機種別のリカバリーフレーズ対応

Ledgerの各機種によって、リカバリーフレーズに関連する機能の対応状況が異なります。

スクロールできます
機種Recovery CheckLedger Recover備考
Ledger Nano S⭕ 対応❌ 非対応旧モデル、容量が少ない
Ledger Nano S Plus⭕ 対応⭕ 対応(デスクトップのみ)エントリーモデル
Ledger Nano X⭕ 対応⭕ 対応(デスクトップ・モバイル)Bluetooth対応
Ledger Stax⭕ 対応⭕ 対応(デスクトップ・モバイル)タッチスクリーン
Ledger Flex⭕ 対応⭕ 対応(デスクトップ・モバイル)最新モデル

Ledger Nano S

Ledger Nano Sは旧モデルのため、Ledger Recover(有料バックアップサービス)には非対応です。リカバリーフレーズの確認に使うRecovery Checkアプリは利用できます。ファームウェア1.4.2以降であれば対応しています。

Ledger Nano S Plus

エントリーモデルながら、Recovery CheckとLedger Recoverの両方に対応しています。ただし、Ledger RecoverはLedger Liveデスクトップアプリからのみ利用可能です。

Ledger Nano X

Bluetooth接続に対応したモデルで、スマートフォンとの連携が可能です。Ledger Recoverはデスクトップ・モバイルの両方から利用できます。

Ledger Stax / Ledger Flex

タッチスクリーン搭載の上位モデルです。すべての機能に対応しており、リカバリーフレーズの入力も画面上で直感的に操作できます。


Ledgerのリカバリーフレーズを確認する方法

初期設定時にメモしたリカバリーフレーズが正しいかどうか不安な方は、Recovery Checkアプリを使って確認できます。デバイスを初期化せずに、フレーズの正誤を照合できる便利な機能です。

Recovery Checkアプリのインストール手順

⚙️ 準備するもの:

  • Ledgerデバイス
  • USBケーブル
  • Ledger Liveアプリ(最新版)
  • メモしたリカバリーフレーズ

📝 インストール手順:

  1. Ledger LiveをPCで起動する
  2. Ledgerデバイスを接続し、PINコードでロック解除
  3. 左メニューの「My Ledger」をクリック
  4. 検索バーに「recovery」と入力
  5. Recovery Check」アプリの「インストール」をクリック
  6. デバイス画面で「Allow Ledger manager」を承認

インストールが完了すると、Ledgerデバイスの画面にRecovery Checkアプリが表示されます。

24単語の入力・照合手順

📝 確認手順:

  1. LedgerデバイスでRecovery Checkアプリを開く(両ボタン同時押し)
  2. 「Enter your recovery phrase」と表示されたら次へ進む
  3. リカバリーフレーズの単語数を選択(12語・18語・24語)
  4. 「Enter first letters of word #1」と表示される
  5. 左右ボタンでアルファベットを選択し、両ボタンで確定
  6. 数文字入力すると候補単語が表示されるので選択
  7. 24単語すべてを順番に入力

⚠️ 注意点: 一度単語を確定すると後戻りできないため、慎重に入力してください。間違えた場合は最初からやり直しになります(ファームウェア1.6.0以降は1単語前に戻れる機能あり)。

確認結果の見方と対処法

入力完了後、デバイス画面に結果が表示されます。

表示メッセージ意味対処法
Recovery phrase is matchフレーズが正しい安心して保管を継続
Recovery phrase is not validフレーズが間違っている下記の対処法を参照

「not valid」と表示された場合の確認ポイント:

  • ✅ 単語の順番が正しいか
  • ✅ 単語のスペルが正しいか
  • ✅ 選択した単語数が正しいか
  • 別のLedgerのフレーズを使っていないか

それでも解決しない場合は、初期設定時にメモを間違えた可能性があります。この場合は、資産を別ウォレットに退避→Ledgerを初期化→新しいフレーズで再設定という手順が必要です。


Ledgerをリカバリーフレーズで復元する手順

復元が必要なケース

リカバリーフレーズを使った復元が必要になるケース:

  • 🔧 デバイスが故障して動かなくなった
  • 📱 デバイスを紛失・盗難された
  • 🔢 PINコードを3回間違えて初期化された
  • 🆕 新しいLedgerに買い替え
  • 🔄 ファームウェア更新後に自動初期化された

新デバイスでの復元操作手順

📝 復元手順(Ledger Nano S Plus / Nano Xの場合):

  1. 新品または初期化済みのLedgerをPCに接続
  2. 「Welcome to Ledger Nano」と表示されたら右ボタンで進む
  3. 画面の指示に従って進み、「Restore from recovery phrase」を選択
  4. PINコードを設定(4〜8桁、自分で決める)
  5. PINコードを再入力して確認
  6. リカバリーフレーズの単語数を選択(24語)
  7. 1単語目から順番に入力(左右ボタンで文字選択、両ボタンで確定)
  8. 24単語すべて入力完了後、「Your device is ready」と表示

⚠️ 重要な注意点:

  • PINコードは必ず自分で選択する(プリセットされていたら使用しない)
  • リカバリーフレーズがすでに設定されているデバイスは使用しない
  • 入力はオフライン環境で行う(PCやスマホで単語を入力しない)

資産を入れる前に復元テストをすべき理由

初期設定が終わったら、資産を送金する前に復元テストを行うことを強くおすすめします。

復元テストをすべき理由:

  • 📝 リカバリーフレーズの書き写しミスを発見できる
  • 🔄 いざという時の復元手順を練習できる
  • 😌 正しく復元できることを確認して安心できる

復元テストの方法は、PINコードを3回わざと間違えてデバイスを初期化→リカバリーフレーズで復元という流れです。資産を入れる前なら、万が一フレーズが間違っていても被害はありません。

復元後のアプリ再インストール

リカバリーフレーズで復元しても、インストール済みのアプリは復元されません。Ledger Liveの「My Ledger」から、必要なアプリ(Bitcoin、Ethereumなど)を再インストールしてください。

アプリを再インストールしても、アカウント情報や残高は自動的に復元されます。これは、資産がブロックチェーン上に存在し、リカバリーフレーズから派生した秘密鍵でアクセスできるためです。


リカバリーフレーズのトラブルと対処法

「Recovery phrase is not valid」と表示される場合

Recovery Checkや復元時に「not valid」と表示される主な原因:

原因対処法
単語の順番が違うリカバリーシートの番号と入力順を再確認
単語のスペルミスBIP-39ワードリストで正しいスペルを確認
単語数の選択ミス12語・18語・24語の選択が正しいか確認
別デバイスのフレーズ複数のLedgerを持っている場合、正しいシートか確認

PINコードを忘れた場合

PINコードを忘れた場合でも、リカバリーフレーズがあれば問題ありません。

📝 対処手順:

  1. わざと間違ったPINコードを3回入力
  2. デバイスが自動的に初期化される
  3. 「Restore from recovery phrase」を選択
  4. 24単語を入力して復元
  5. 新しいPINコードを設定

PINコードを忘れても、リカバリーフレーズさえあれば資産は守られます。ただし、PINコードとリカバリーフレーズの両方を忘れた場合は復元不可能です。

久しぶりに使う場合の注意点

長期間使っていなかったLedgerを再び使う場合の確認事項:

  • ⬆️ ファームウェアを最新版に更新する(Ledger Liveで確認)
  • 🔍 Recovery Checkでフレーズの正誤を確認する
  • 🔋 Ledger Nano Xの場合は充電状態を確認する
  • 📱 Ledger Liveも最新版にアップデートする

ファームウェア更新後に自動的に初期化される場合があるため、更新前にRecovery Checkでフレーズを確認しておくと安心です。

リカバリーフレーズを忘れた・紛失した場合

リカバリーフレーズを忘れた・紛失した場合の対処法は、デバイスにアクセスできるかどうかで異なります。

デバイスにアクセスできる場合:

  1. 資産をすべて別のウォレットに退避させる
  2. Ledgerを初期化する
  3. 「Set up as new device」で新しいフレーズを生成
  4. 新しいフレーズを正確にメモする
  5. Recovery Checkでフレーズを確認
  6. 退避した資産を新しいLedgerに送金

デバイスにもアクセスできない場合: 残念ながら、リカバリーフレーズとデバイスの両方を失った場合、資産を復元する方法はありません。Ledger社でも復元は不可能です。


LedgerとMetaMaskの連携とリカバリーフレーズの扱い

LedgerのフレーズをMetaMaskに入力してはいけない理由

LedgerのリカバリーフレーズをMetaMaskにインポートしてはいけません。

その理由は、Ledgerが「コールドウォレット」(オフライン)であるのに対し、MetaMaskは「ホットウォレット」(オンライン)だからです。

LedgerのフレーズをMetaMaskに入力すると:

  • 🔓 フレーズがインターネットに接続された環境に露出する
  • 🎯 ハッキングのリスクが大幅に増加する
  • ❌ ハードウェアウォレットのセキュリティ意味がなくなる

Ledgerの24単語は、Ledgerデバイス本体でのみ入力してください。PCやスマートフォンで入力することはありません。

MetaMaskのフレーズをLedgerに使ってはいけない理由

逆に、MetaMaskで生成されたリカバリーフレーズをLedgerに入力することも推奨されません。

MetaMaskのフレーズはオンライン環境で生成されているため、生成時点ですでにセキュリティリスクがあります。コールドストレージとしてのLedgerの安全性を最大限に活かすには、Ledgerデバイス内で生成されたフレーズを使用するべきです。

LedgerとMetaMaskの正しい連携方法

LedgerとMetaMaskを連携する正しい方法は、フレーズのインポートではなく、デバイス接続です。

📝 正しい連携手順:

  1. MetaMaskをブラウザにインストール(Chrome、Brave推奨)
  2. MetaMaskで「新しいウォレットを作成」(インポートではない)
  3. MetaMaskのアカウント画面で「ハードウェアウォレットを接続」を選択
  4. Ledger」を選択
  5. LedgerデバイスをUSB接続
  6. Ethereumアプリを起動した状態で接続を承認

この方法なら、Ledgerの秘密鍵はデバイス内に安全に保管されたまま、MetaMaskをインターフェースとして使用できます。トランザクションの署名は必ずLedgerデバイス上で行われるため、セキュリティが保たれます。


リカバリーフレーズの安全な保管方法

オフライン保管の原則

リカバリーフレーズの保管で最も重要なのは、完全にオフラインで保管することです。

絶対にやってはいけない保管方法:

  • スマートフォンで写真を撮る
  • クラウドストレージ(Google Drive、iCloud等)に保存
  • パスワード管理アプリに保存
  • メールやLINEで自分宛に送信
  • PCのメモ帳やテキストファイルに保存

これらの方法は、ハッキングやマルウェア感染、アカウント乗っ取りによってフレーズが流出するリスクがあります。

推奨される保管方法:

  • 付属のリカバリーシートにボールペンで記入(鉛筆は消える可能性あり)
  • 大文字で読みやすく記入
  • 複数の場所に分散保管(後述)

スチールプレートでの耐火・耐水対策

紙に書いたリカバリーフレーズは、火災や水害で失われるリスクがあります。長期保管にはスチールプレートの使用がおすすめです。

スチールプレートのメリット:

  • 🔥 耐火性:火災でも燃えない
  • 💧 耐水性:水害でも消えない
  • 耐久性:経年劣化しにくい

Ledger公式ストアでは「Cryptosteel Capsule Solo」などのスチール製バックアップツールが販売されています。

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分割保管のメリットとやり方

24単語を複数のパーツに分割して別々の場所に保管する方法があります。

📝 3分割の例:

  • パートA:1〜16番目の単語
  • パートB:9〜24番目の単語
  • パートC:1〜8番目 + 17〜24番目の単語

この方法なら、1つのパーツが盗まれても24単語すべてを復元することはできません。一方、2つのパーツがあれば24単語を復元できます。

⚠️ 注意点: 分割保管は高度なセキュリティ対策ですが、保管場所を忘れると復元できなくなるリスクもあります。分割する場合は、どのパーツをどこに保管したかを確実に記憶・管理してください。

パスフレーズ(25単語目)による追加セキュリティ

Ledgerにはパスフレーズ機能があり、24単語に加えて自分で決めた25単語目を追加できます。

パスフレーズのメリット:

  • 🔐 24単語が漏洩しても、パスフレーズがなければ資産にアクセスできない
  • 🏦 隠しウォレットを作成できる(24単語のみのウォレットとは別アドレス)

パスフレーズを設定すると、24単語のみで復元した場合と、24単語+パスフレーズで復元した場合で異なるウォレットアドレスが生成されます。大切な資産はパスフレーズ付きのウォレットに保管し、24単語のみのウォレットには少額のみ入れておく、という使い方ができます。

Ledger Recover(有料サービス)の概要

Ledger Recoverは、リカバリーフレーズのバックアップを第三者に預けることで、フレーズを紛失しても復元できる有料サービスです。

項目内容
月額料金9.99ユーロ(約1,600円)
対応機種Nano S Plus、Nano X、Stax、Flex
本人確認パスポート等の身分証明書が必要
対応国日本を含む多数の国(パスポートで利用可)
仕組み暗号化されたフレーズを3社に分散保管

⚠️ 注意点:

  • Ledger Nano Sは非対応
  • サブスクリプションを解約すると復元不可(一定期間内は再有効化可能)
  • 自己管理の原則を重視する場合は不要

Ledger Recoverは、「24単語を自分で管理することに不安がある」という方向けのオプションサービスです。詳細はLedger Recover公式ページで確認できます。


リカバリーフレーズに関するよくあるミスと詐欺

書き写し時のよくあるミス

初期設定時のリカバリーフレーズ書き写しでよくあるミス:

ミスの種類対策
スペルミスadress → addressBIP-39ワードリストで確認
似た単語の混同advice ↔ advise文字をひとつずつ確認
順番の間違い1番目と2番目を逆に書いた番号を振ってから記入
行飛ばし13番目を飛ばして14番目を書いた1〜24まで番号を先に書く

📝 対策のポイント:

  • リカバリーシートに先に1〜24の番号を書いておく
  • ボールペンで記入(鉛筆は消える可能性あり)
  • 大文字で読みやすく記入
  • 記入後にRecovery Checkで必ず確認

絶対にやってはいけない保管方法

危険な保管方法一覧:

  • 📸 スクリーンショットや写真で保存
  • ☁️ クラウドストレージ(Google Drive、Dropbox、iCloud)に保存
  • 🔑 パスワード管理アプリ(1Password、LastPass等)に保存
  • 📧 メールやメッセージで送信・保存
  • 📝 PCやスマホのメモアプリに保存
  • 🌐 ウェブサービスにアップロード

これらの方法でフレーズを保存すると、ハッキング、マルウェア感染、アカウント乗っ取り、サービスの脆弱性などによってフレーズが第三者に漏洩するリスクがあります。

フィッシング詐欺の手口と対策

暗号資産ユーザーを狙ったフィッシング詐欺が多発しています。

🚨 よくある詐欺の手口:

  • 偽のLedger Liveをダウンロードさせ、フレーズを入力させる
  • 偽のサポートメールで「セキュリティ確認」と称してフレーズを聞き出す
  • 偽のウェブサイトに誘導し、フレーズを入力させる
  • SNSで偽アカウントがサポートを装って接触してくる
  • エアドロップ詐欺で悪意あるサイトに誘導する

🛡️ 詐欺対策のポイント:

  • Ledger社は絶対にリカバリーフレーズを聞かない
  • フレーズを入力するのはLedgerデバイス本体のみ
  • Ledger Liveは公式サイト(ledger.com)からのみダウンロード
  • サポートは公式チャネルからのみ連絡する
  • 「うますぎる話」は疑う

リカバリーフレーズを聞いてくる人物やサービスは、100%詐欺です。Ledgerのサポートチームでさえ、フレーズを尋ねることはありません。

通信の暗号化でハッキング対策


よくある質問

リカバリーフレーズは後から確認できる?

Ledgerデバイス画面でリカバリーフレーズを再表示することはできません。表示されるのは初期設定時のみです。ただし、Recovery Checkアプリを使えば、メモしたフレーズが正しいかどうかを確認することは可能です。

リカバリーフレーズは変更できる?

既存のリカバリーフレーズを変更することはできません。新しいフレーズが必要な場合は、資産を別ウォレットに退避→Ledgerを初期化→新しいデバイスとして設定→新フレーズで資産を戻す、という手順が必要です。

Ledgerが壊れたら資産は消える?

消えません。暗号資産はLedgerデバイス内ではなく、ブロックチェーン上に存在します。リカバリーフレーズがあれば、新しいLedgerデバイスで復元し、資産にアクセスできます。

TREZORのフレーズでLedgerを復元できる?

可能です。LedgerとTREZORはどちらもBIP-39/BIP-44規格に対応しているため、24単語のリカバリーフレーズには互換性があります。TREZORで生成したフレーズをLedgerで復元できますし、その逆も可能です。

秘密鍵を取り出すことはできる?

Ledgerデバイスから秘密鍵を直接取り出すことはできません。これはセキュリティ上の仕様です。秘密鍵はデバイス内のセキュアエレメントに保管され、外部に露出しない設計になっています。

まとめ

Ledgerのリカバリーフレーズは、暗号資産を守るための最も重要なバックアップです。24単語のフレーズがあれば、デバイスの故障・紛失・盗難が起きても資産を復元できます。

安全に管理するための3つのポイント:

  • オフラインで保管:写真やクラウドに保存しない
  • Recovery Checkで確認:書き写しミスがないか必ずチェック
  • 誰にも教えない:Ledger社でさえフレーズを聞くことはない

初期設定後は、資産を入れる前に復元テストを行い、フレーズが正しいことを確認しておくと安心です。大切な資産を守るために、リカバリーフレーズの管理には細心の注意を払いましょう。

【参考情報】

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