「クローンは成功したはずなのに、なぜ起動しない…?」——SSD換装後、真っ黒な画面やエラーメッセージを前に途方に暮れていませんか。ネットで調べても専門用語ばかりで、どこから手をつければいいのかわからない。下手に触ってデータが消えたら…と思うと、怖くて何もできない。
この問題、実はBIOS設定の不一致やシステム領域のコピー漏れといった、ソフトウェア的な原因がほとんどです。ハードウェアの故障ではないケースが多いため、正しい手順で確認すれば自力で解決できます。
この記事では、SSD換装後に起動しない原因を症状別に切り分ける方法から、メーカー別のBIOS設定、コマンドによるブートローダー修復まで、具体的な手順を網羅しています。
読み終える頃には、「自分のケースは何が原因で、次に何をすべきか」が明確になり、落ち着いて対処できるようになるはずです。
結論を先にお伝えすると、起動しなくてもデータは残っている可能性が高いので、焦って初期化する必要はありません。まずは症状の確認から始めましょう。
症状別:起動しない状態の切り分け方
まずは「どこまで動いているか」を確認し、原因の切り分けを行います。症状によって対処法が異なるため、現在の状態を正確に把握することが重要です。
電源は入るがBIOS画面すら表示されない
電源ランプは点灯するが、メーカーロゴやBIOS画面が一切表示されない状態です。
🔍 考えられる原因:
- SSDの物理的な接続不良(ケーブルの緩み、端子の接触不良)
- SSDの規格がマザーボードに対応していない
- SSD自体の初期不良
この症状の場合は、まず「BIOSでSSDを認識しない場合の対処法」のセクションを確認してください。
ロゴ画面でループする・止まる
メーカーロゴは表示されるが、そこから先に進まない、または再起動を繰り返す状態です。
🔍 考えられる原因:
- ブートローダーの破損
- パーティション形式(MBR/GPT)とブートモード(UEFI/Legacy)の不一致
- クローン時のシステム領域コピー漏れ
「Operating System not found」などのエラーが出る
「Operating System not found」「Boot Device Not Found」「No bootable device」といったメッセージが表示される状態です。
🔍 考えられる原因:
- BIOSの起動順序でSSDが選択されていない
- ブート領域(EFIパーティション)が正しくコピーされていない
- SSDがブートデバイスとして認識されていない
自動修復が繰り返される
「自動修復を準備しています」「PCを診断中」などのメッセージが繰り返し表示される状態です。
🔍 考えられる原因:
- ブート構成データ(BCD)の破損
- Windowsシステムファイルの不整合
- クローン元ディスクの不良セクタ
黒い画面でカーソルだけ表示される
Windowsのロゴ後に黒い画面になり、マウスカーソルだけが表示される状態です。
🔍 考えられる原因:
- グラフィックドライバの問題
- ユーザープロファイルの破損
- セキュアブート設定の不一致
SSD換装後に起動しない主な原因
症状を確認したら、原因を大きく3つのカテゴリに分けて考えます。
BIOSがSSDを認識していない
最も基本的な問題として、BIOSがSSD自体を検出できていないケースがあります。この場合、SSDにどれだけ正しくデータがコピーされていても起動できません。
原因として多いのは物理的な接続不良です。特にM.2 SSDは端子が小さく、わずかなズレでも認識されなくなることがあります。また、古いマザーボードでは新しい規格のNVMe SSDに対応していない場合もあります。
BIOSは認識しているが起動ドライブとして動作しない
BIOSの設定画面でSSDは表示されているのに、そこから起動できないケースです。これはブートに関する設定の不一致が原因であることがほとんどです。
主な原因は3つあります。
| 原因 | 説明 |
|---|---|
| ブート順序の問題 | SSDが起動優先順位の上位に設定されていない |
| パーティション形式の不一致 | MBR形式のSSDをUEFIモードで起動しようとしている、またはその逆 |
| ブートモードの不一致 | クローン元がLegacy BIOSで、換装先がUEFIモードになっている |
クローン作成時の失敗
クローンソフトの処理は正常終了したように見えても、実際には必要なデータが正しくコピーされていないケースがあります。
特に注意が必要なのはシステム領域のコピー漏れです。Windowsの起動に必要な「EFIシステムパーティション」や「回復パーティション」が正しくコピーされていないと、SSD単体では起動できません。また、クローン元のHDDに不良セクタがある場合、その部分のデータが欠落し、起動障害を引き起こすことがあります。
BIOSでSSDを認識しない場合の対処法
BIOSの設定画面にSSDが表示されない場合は、まず物理的な問題を疑います。
物理的な接続を確認する
SSDの接続を一度外して、再度取り付け直します。
✅ チェックポイント:
- SATAケーブルが両端でしっかり接続されているか
- M.2 SSDが斜めに挿さっていないか、ネジで固定されているか
- 電源ケーブル(SATA SSDの場合)が接続されているか
- 別のSATAポートやM.2スロットで試せるか
接続し直しても認識しない場合は、別のパソコンやUSB外付けケースでSSDが認識されるか確認してください。別の環境で認識できればパソコン側の問題、認識できなければSSD自体の故障が疑われます。
SATA/NVMeの動作モードを確認する
BIOSの設定で、SATAコントローラーの動作モードが適切に設定されているか確認します。
🔧 確認項目:
- SATAモード:「AHCI」に設定されているか(「IDE」や「RAID」では正常動作しないことがある)
- NVMeの有効化:M.2スロットがNVMeモードで有効になっているか
一部のマザーボードでは、M.2スロットとSATAポートが排他利用になっており、M.2 SSDを使用すると特定のSATAポートが無効になる仕様があります。マザーボードのマニュアルで確認してください。
SSDの種類別チェックポイント(2.5インチSATA/M.2 SATA/M.2 NVMe)
SSDの種類によって、認識されない原因と対処法が異なります。
2.5インチSATA SSD:
- SATAケーブルと電源ケーブルの両方が接続されているか
- SATAケーブルを別のものに交換してみる
- 別のSATAポートに接続してみる
M.2 SATA SSD:
- M.2スロットがSATA接続に対応しているか(NVMe専用スロットには挿せない)
- スロットの対応規格(Key B、Key M、Key B+M)を確認
M.2 NVMe SSD:
- M.2スロットがNVMe(PCIe)接続に対応しているか
- BIOSでNVMeが有効になっているか
- 古いマザーボードではNVMe非対応の場合がある
SSDの規格・世代の互換性を確認する
古いパソコンに新しいSSDを取り付ける場合、互換性の問題が発生することがあります。
⚠️ 注意点:
- 2013年以前のパソコンではNVMe SSDに非対応の場合が多い
- SATA 2.0ポートにSATA 3.0対応SSDを接続しても動作するが、速度は制限される
- 一部の古いBIOSでは大容量SSD(2TB以上)を正しく認識できない
互換性に問題がある場合は、SATA接続の2.5インチSSDを選ぶのが確実です。
BIOSで認識するが起動しない場合の対処法
BIOSの設定画面でSSDが表示されているにもかかわらず起動できない場合は、ブート関連の設定を見直します。
ブート順序(起動優先順位)を変更する
最も多い原因は、SSDが起動デバイスの優先順位で上位に設定されていないことです。
🔧 設定手順:
- パソコンを起動し、BIOSセットアップ画面に入る
- 「Boot」または「起動」メニューを開く
- 「Boot Priority」「Boot Order」などの項目を探す
- 換装したSSDを最優先(1st Boot Device)に設定
- 設定を保存して再起動(通常はF10キー)
パーティション形式(MBR/GPT)の不一致を解消する
Windowsの起動には、パーティション形式とブートモードの組み合わせが正しく一致している必要があります。
| パーティション形式 | 対応ブートモード |
|---|---|
| MBR(マスターブートレコード) | Legacy BIOS |
| GPT(GUIDパーティションテーブル) | UEFI |
クローン元のHDDがMBR形式だった場合、新しいSSDもMBR形式でクローンされます。しかし、BIOSの設定がUEFIモードになっていると起動できません。
📋 パーティション形式の確認方法(別のPCで確認する場合):
- SSDを別のパソコンに接続する
- 「ディスクの管理」を開く(Windowsキー + Xから選択)
- ディスクを右クリック →「プロパティ」→「ボリューム」タブ
- 「パーティションのスタイル」を確認
ブートモード(UEFI/Legacy)を正しく設定する
パーティション形式を確認したら、BIOSのブートモードを適切に設定します。
🔧 設定手順:
- BIOSセットアップ画面に入る
- 「Boot」「Security」「Advanced」などのメニューから「Boot Mode」を探す
- 以下のように設定を変更
| SSDの形式 | BIOSの設定 |
|---|---|
| GPT形式 | UEFI または UEFI Only |
| MBR形式 | Legacy または CSM Enabled |
CSM(Compatibility Support Module) は、UEFIマザーボードでLegacy BIOSをエミュレートする機能です。MBR形式のディスクから起動する場合は、CSMを有効にする必要があります。
クローンしたSSDが起動しない場合の対処法
クローン作成後に起動しない場合は、クローン処理自体に問題があった可能性を検討します。
クローン元ディスクの状態を確認する
クローン元のHDDに問題がある場合、クローン先のSSDにもその問題が引き継がれます。
⚠️ 要注意のケース:
- クローン元HDDに不良セクタがある
- クローン元でWindowsの動作が不安定だった
- クローン前からエラーメッセージが出ていた
不良セクタがあるHDDからのクローンは、市販のクローンソフトでは正常に完了できないことがあります。その場合は、セクタバイセクタ方式でのクローンや、専用のデュプリケーターを使用する必要があります。
システム領域(回復パーティション・EFI)のコピー漏れをチェックする
Windowsの起動に必要なパーティションは、Cドライブだけではありません。
📁 起動に必要な主なパーティション:
- EFIシステムパーティション:UEFIブートに必要(GPT形式の場合)
- システムで予約済み:Legacyブートに必要(MBR形式の場合)
- 回復パーティション:Windows REの格納領域
クローンソフトの設定によっては、これらのシステム領域がコピーされないことがあります。クローンソフトの設定で「すべてのパーティションをコピー」または「ディスク全体をクローン」を選択してください。
クローンをやり直す際の注意点
クローンをやり直す場合は、以下の点に注意してください。
✅ やり直し時のチェックリスト:
- クローンソフトで「ディスク全体」をコピー対象に選択する
- コピー先SSDの容量がコピー元以上であることを確認
- パーティションのリサイズは自動調整に任せる
- クローン完了後、元のHDDを外してからSSD単体で起動テストを行う
また、クローン中は他のアプリケーションを起動せず、スリープや休止状態への移行も無効にしておくと、失敗のリスクを減らせます。
回復環境(Windows RE)を使った修復方法
BIOSでSSDを認識しており、設定も正しいのに起動しない場合は、ブートローダーの破損が疑われます。Windows回復環境(Windows RE)からコマンドで修復を試みます。
回復環境の起動方法
Windows回復環境には、以下の方法でアクセスできます。
📝 起動方法:
- 方法1:Windowsインストールメディア(USB/DVD)から起動 →「コンピューターを修復する」を選択
- 方法2:回復ドライブから起動
- 方法3:起動に3回連続で失敗すると自動的に回復環境が起動
インストールメディアや回復ドライブがない場合は、別のパソコンでMicrosoftの「Windows 10のダウンロード」ページからメディア作成ツールをダウンロードし、USBメモリでインストールメディアを作成できます。
スタートアップ修復を試す
まずは自動修復機能を試します。
🔧 手順:
- 回復環境を起動
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選択
- 修復が完了するまで待つ(数分〜十数分)
- 完了後、再起動して起動できるか確認
スタートアップ修復で解決しない場合は、コマンドプロンプトによる手動修復を行います。
コマンドプロンプトでブートローダーを修復する(bootrec/bcdboot)
回復環境のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを順番に実行します。
🔧 手順:
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、Enterキーを押す
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd
各コマンドの役割:
| コマンド | 役割 |
|---|---|
| bootrec /fixmbr | MBR(マスターブートレコード)を修復 |
| bootrec /fixboot | ブートセクタを新規作成 |
| bootrec /scanos | インストール済みWindowsをスキャン |
| bootrec /rebuildbcd | BCD(ブート構成データ)を再構築 |
bootrec /rebuildbcdの実行後、「インストールをブート一覧に追加しますか?」と表示されたら「Y」を入力してEnterキーを押します。
UEFI環境の場合は、追加で以下のコマンドも実行します:
bcdboot C:\Windows /l ja-jp
このコマンドは、Cドライブにインストールされているフォルダをもとにブートファイルを再作成します。ドライブレターが異なる場合は「C:」の部分を適切な文字に変更してください。
修復がうまくいかない場合の対処
コマンドを実行してもエラーが出る、または修復後も起動しない場合は、以下の可能性があります。
⚠️ 追加の確認事項:
- ドライブレターが回復環境とWindowsで異なっている(
diskpart→list volumeで確認) - BCDファイルが完全に破損している(BCDの削除と再作成が必要)
- SSD自体に物理的な問題がある
BCDを削除して再作成する場合は、より高度な操作が必要になります。重要なデータがある場合は、無理に操作を続けず、データ復旧の専門業者への相談も検討してください。
Windows10/Windows11別の注意点
OSのバージョンによって、SSD換装時に注意すべきポイントが異なります。
Windows10での確認ポイント
Windows10は比較的柔軟で、Legacy BIOS(MBR)でもUEFI(GPT)でもインストール・起動が可能です。
📝 確認事項:
- クローン元のパーティション形式を確認し、BIOSのブートモードを合わせる
- MBR形式の場合、CSM(互換性サポートモジュール)を有効にする
- 古いパソコン(2012年以前)では、UEFIに対応していない場合がある
Windows11での確認ポイント(セキュアブート・TPM関連)
Windows11は、UEFIブートとセキュアブートが必須です。MBR形式のディスクからは起動できません。
📝 確認事項:
- SSDがGPT形式であることを確認
- BIOSでUEFIモードが有効になっていることを確認
- セキュアブートが有効になっていることを確認
- TPM 2.0が有効になっていることを確認(起動には必須ではないが、一部機能に影響)
セキュアブートの確認・設定手順:
- BIOSセットアップ画面で「Security」または「Boot」メニューを開く
- 「Secure Boot」の項目を探す
- 「Enabled」に設定
Windows10からWindows11へのアップグレード後にSSD換装を行う場合、元のHDDがMBR形式だとクローン後に起動できません。事前にMBRからGPTへの変換を行うか、Windows11をクリーンインストールする必要があります。
メーカー別BIOS設定の確認ポイント
メーカーによってBIOSの画面構成や用語が異なります。主要メーカー別のポイントを解説します。
Dell
📌 BIOS起動キー:F2(電源投入直後に連打)
📌 ブートメニュー:F12
📌 主な確認項目:
- 「General」→「Boot Sequence」で起動順序を変更
- 「Secure Boot」→「Secure Boot Enable」でセキュアブートの有効/無効
- 「Advanced Boot Options」→「Enable Legacy Option ROMs」でCSMの設定
- SATAモードは「System Configuration」→「SATA Operation」で確認(AHCIを推奨)
HP
📌 BIOS起動キー:F10(または Esc → F10)
📌 ブートメニュー:F9
📌 主な確認項目:
- 「Boot Options」で起動順序を変更
- 「Secure Boot Configuration」でセキュアブートの設定
- 「Legacy Support」でCSM(レガシーサポート)の有効/無効
- 「SATA Device Mode」でAHCIモードを確認
HPのパソコンでは、Legacy SupportとSecure Bootの設定を同時に変更すると、次回起動時に確認コードの入力を求められることがあります。画面の指示に従ってコードを入力してください。
Lenovo/ThinkPad
📌 BIOS起動キー:F1(ThinkPad)/F2またはFn+F2(IdeaPadなど)
📌 ブートメニュー:F12
📌 主な確認項目:
- 「Startup」→「Boot」で起動順序を変更
- 「Security」→「Secure Boot」でセキュアブートの設定
- 「Startup」→「UEFI/Legacy Boot」でブートモードを変更
- 「Config」→「Serial ATA (SATA)」でAHCIモードを確認
ThinkPadには「Novo」ボタン(小さな穴のボタン)があり、電源オフ状態でこのボタンを押すとBIOSメニューに入れます。
dynabook
📌 BIOS起動キー:F2(電源投入直後に連打)
📌 ブートメニュー:F12
📌 主な確認項目:
- 「Boot」メニューで起動順序を変更(F5/F6キーで順序入れ替え)
- 「Security」→「Secure Boot」でセキュアブートの設定
- 「Advanced」→「System Configuration」でブートモードを確認
dynabookの一部モデルでは、「Boot Mode」を「UEFI Boot」に設定しないとSSDを認識しないことがあります。
NEC
📌 BIOS起動キー:F2(電源投入直後に連打)
📌 ブートメニュー:F12
📌 主な確認項目:
- 「起動」または「Boot」メニューで起動順序を変更
- 「セキュリティ」→「セキュアブート設定」でセキュアブートの設定
- 「詳細」→「起動モード」でUEFI/Legacyの切り替え
NECのLAVIEシリーズでは、工場出荷時にセキュアブートが有効になっています。換装したSSDから起動できない場合は、一時的にセキュアブートを無効にして試してみてください。
起動しなくてもデータは救える可能性がある
SSDが起動しない状態でも、SSD内のデータ自体は残っている可能性が高いです。慌てて初期化やクリーンインストールを行う前に、データの救出を検討してください。
別のPCにSSDを接続してデータを確認する
SSDを別のパソコンに接続すれば、通常のドライブとして中身を確認できることがあります。
🔧 方法:
- USB接続の外付けケース(2.5インチSATA用またはM.2用)を使用
- デスクトップPCの空きSATAポートやM.2スロットに直接接続
データにアクセスできれば、必要なファイルを別のドライブにコピーしてバックアップを取れます。
元のHDD/SSDに戻して起動できるか試す
クローン元のHDDやSSDを保管している場合は、一度元に戻して起動できるか確認します。
元のディスクで正常に起動できれば、クローン処理に問題があったことが確定します。再度クローンを作成するか、設定を見直してやり直すことができます。
OSのクリーンインストールという選択肢
どうしても起動できない場合は、SSDにWindowsをクリーンインストールする方法もあります。
📝 メリット:
- 確実に起動できる状態になる
- 不要なデータやソフトウェアが整理される
- SSD本来のパフォーマンスを発揮できる
📝 デメリット:
- アプリケーションの再インストールが必要
- 設定やデータの移行作業が発生
- ライセンス認証の再確認が必要な場合がある
クリーンインストール後、バックアップからデータを復元するか、元のディスクから必要なファイルをコピーしてください。
自力で解決できない場合の相談先
上記の方法をすべて試しても解決しない場合、または重要なデータがあって操作に不安がある場合は、専門家への相談を検討してください。
📞 相談先の選択肢:
- パソコンメーカーのサポート窓口
- パソコン修理専門店
- データ復旧専門業者(重要なデータがある場合)
特にデータ復旧業者は、物理的な障害があるSSDからもデータを取り出せる可能性があります。ただし、費用は高額になる場合があるため、データの重要性と費用のバランスを考慮して判断してください。
よくある質問
- BIOSでSSDを認識しているのに起動しないのはなぜ?
-
パーティション形式(MBR/GPT)とBIOSのブートモード(Legacy/UEFI)が一致していない可能性が高いです。また、ブート順序でSSDが優先されていない場合もあります。BIOSの設定を確認し、必要に応じて変更してください。
- クローンしたSSDが起動しない原因は?
-
EFIシステムパーティションや回復パーティションなど、起動に必要なシステム領域がコピーされていないことが多いです。クローンソフトの設定で「ディスク全体をクローン」を選択し、やり直してみてください。
- M.2 SSDがBIOSで認識されない原因は?
-
M.2スロットとSSDの規格(SATA/NVMe)が合っていない、または物理的な接続不良が考えられます。SSDが確実に奥まで挿入されているか、ネジで固定されているか確認してください。古いマザーボードではNVMe非対応の場合もあります。
- SSD換装後にWindowsが起動しない場合の修復方法は?
-
Windowsインストールメディアまたは回復ドライブから起動し、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を試します。それでも解決しない場合は、コマンドプロンプトから
bootrec /rebuildbcdなどのコマンドでブートローダーを修復します。 - 新しいSSDから起動するにはどうすればいい?
-
BIOSの設定画面で起動順序(Boot Priority / Boot Order)を変更し、新しいSSDを最優先に設定します。BIOS起動キーはメーカーによって異なりますが、F2、F10、F12、Deleteキーのいずれかであることが多いです。
- SSD換装後、元のHDDに戻したら起動しますか?
-
クローン作成時に元のHDDに変更を加えていなければ、元のHDDに戻せば起動できます。クローン先のSSDで問題が発生した場合の切り分けにも有効な方法です。
- クローンに失敗したSSDはやり直しできますか?
-
はい、やり直しできます。クローン先のSSDは上書きされるだけなので、再度クローンを作成すれば問題ありません。やり直す前に、クローンソフトの設定(パーティションのコピー範囲など)を確認してください。
- SSDが故障しているかどうか確認する方法は?
-
別のパソコンにUSB外付けケースで接続し、認識されるか確認します。認識されればSSD自体は正常で、設定や接続の問題です。認識されない、または異音がする場合はSSDの故障が疑われます。SSDメーカーが提供する診断ツールでも確認できます。
まとめ
SSD換装後に起動しない問題の多くは、BIOS設定の不一致(ブートモード、起動順序)またはクローン時のシステム領域コピー漏れが原因です。
対処の流れとしては、まず症状を確認して原因を切り分け、BIOSの設定(ブート順序、UEFI/Legacy、セキュアブート)を見直します。それでも解決しない場合は、Windows回復環境からブートローダーの修復を試みてください。
どうしても起動できない場合でも、SSD内のデータは別のPCに接続すれば取り出せる可能性があります。慌てて初期化せず、まずはデータの安全を確保してから次の対策を検討することをおすすめします。

