Surfaceでカメラが起動しない・映らないトラブルは、Web会議や顔認証ログインに支障をきたす厄介な問題です。原因はWindowsのプライバシー設定、カメラドライバの不具合、アプリ側の設定ミスなど多岐にわたりますが、多くの場合はソフトウェア的な対処で解決できます。
この記事では、Surfaceのカメラトラブルを症状別・モデル別に切り分け、具体的な解決手順を解説します。
🚨 緊急対応ガイド(会議直前の方向け)
今すぐ試すべき対処法:
- 他のアプリがカメラを使用中でないか確認(タスクマネージャーで確認)
- Surfaceを強制再起動(電源ボタンを20秒長押し)
- プライバシー設定でカメラを許可(設定 → プライバシーとセキュリティ → カメラ)
- 解決しない場合は外付けWebカメラで代用
Surfaceのカメラが起動しない・映らないときに最初に確認すること
対処法を試す前に、以下の基本的なチェックを行ってください。意外とシンプルな原因で解決することがあります。
カメラレンズがカバーやシールで覆われていないか
Surfaceのカメラレンズは画面上部のベゼル部分にあります。プライバシーカバーや保護フィルム、付箋などでレンズが物理的に覆われていないか確認してください。
特にSurface Pro 8以降のモデルには物理的なカメラシャッターが搭載されている場合があります。シャッターがスライドして閉じた状態になっていないかも確認しましょう。
他のアプリがカメラを使用中でないか
Windowsでは、カメラは同時に1つのアプリでしか使用できません。他のアプリがカメラを占有していると、別のアプリでカメラが起動しない現象が発生します。
確認手順:
- Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く
- バックグラウンドで動作しているビデオ通話アプリ(Zoom、Teams、Skype等)がないか確認
- 該当アプリがあれば「タスクの終了」で終了させる
また、カメラ横のインジケーターランプが点灯している場合は、何らかのアプリがカメラを使用中です。
正しいカメラが選択されているか(フロント/背面)
デュアルカメラ搭載のSurface(Surface Pro、Surface Go等)では、フロントカメラと背面カメラを切り替える必要があります。
アプリ内のカメラ設定で、使用したいカメラが選択されているか確認してください。Windowsカメラアプリの場合は、画面右上のカメラ切り替えアイコンをクリックします。
Surfaceカメラが起動しない主な原因
Surfaceのカメラが起動しない原因は、大きく分けてソフトウェア的な問題とハードウェア的な問題があります。
Windowsのプライバシー設定でカメラがオフになっている
Windows 10/11では、プライバシー保護のためカメラへのアクセスを制限する機能があります。この設定がオフになっていると、すべてのアプリでカメラが使用できません。
特にWindows Updateの後や、組織のポリシーが適用されている環境では、意図せず設定が変更されていることがあります。
カメラドライバの不具合・破損
カメラを動作させるための**ドライバ(デバイスを制御するソフトウェア)**に問題が発生すると、カメラが認識されなくなります。
ドライバ不具合の主な原因:
- Windows Updateによるドライバの自動更新の失敗
- システムファイルの破損
- サードパーティ製ソフトウェアとの競合
アプリ側のカメラ設定・権限の問題
Windowsの設定でカメラが有効になっていても、アプリごとにカメラへのアクセス権限を許可する必要があります。
特にMicrosoft Store以外からインストールしたデスクトップアプリ(Zoom、OBS等)は、別途「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」設定が必要です。
Surface UEFI(BIOS)でカメラが無効化されている
Surfaceには**UEFI(従来のBIOSに相当する設定画面)**があり、ここでカメラを無効化できます。
中古で購入したSurfaceや、企業で使用されていたSurfaceでは、セキュリティポリシーによりUEFIレベルでカメラが無効化されていることがあります。
Windows Updateによる一時的な不具合
Windows Updateの直後にカメラが動作しなくなるケースがあります。これはドライバの互換性問題や、更新プログラムのバグが原因です。
過去には、Surface Pro XなどARMベースのSurfaceで、セキュリティ証明書の期限切れによりカメラが動作しなくなる問題が発生したこともあります。
カメラのハードウェア故障
上記のソフトウェア的な対処をすべて試しても解決しない場合は、カメラモジュール自体の物理的な故障が考えられます。
ハードウェア故障が疑われるサイン:
- デバイスマネージャーで「!」マークが表示される
- 外付けWebカメラは正常に動作する
- 購入直後から問題が発生している
- 落下や水濡れの後に発生した
Surfaceカメラが起動しないときの基本対処法【7つの手順】
以下の手順を順番に試してください。多くの場合、これらの対処法で問題が解決します。
プライバシー設定でカメラへのアクセスを許可する
Windows 11の場合:
- スタート → 設定 → プライバシーとセキュリティ → カメラを開く
- 「カメラへのアクセス」が「オン」になっているか確認
- 「アプリにカメラへのアクセスを許可する」が「オン」になっているか確認
- 使用したいアプリ(カメラ、Zoom、Teams等)の横のスイッチが「オン」になっているか確認
- 画面下部の「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」も「オン」にする
Windows 10の場合:
- スタート → 設定 → プライバシー → カメラを開く
- 「このデバイスのカメラへのアクセスを許可する」の「変更」をクリックし「オン」にする
- 「アプリがカメラにアクセスできるようにする」を「オン」にする
- 各アプリの権限を確認する
Surfaceを強制再起動する(モデル別の方法)
一時的なシステムの不具合は、強制再起動で解決することがあります。通常の再起動ではなく、以下の手順で強制再起動を行ってください。
ほとんどのSurfaceモデル共通:
- 電源ボタンを20秒間長押しする
- 途中でSurfaceロゴが表示されても、ボタンを離さず20秒間押し続ける
- ボタンを離し、数秒待ってから電源ボタンを押して起動する
強制再起動の詳細は、Microsoft公式サポート「Surfaceを強制的にシャットダウンし、再起動する」を参照してください。
Get Helpアプリで自動カメラ診断を実行する
Microsoftは、カメラの問題を自動診断するGet Help(ヘルプ)アプリを提供しています。
実行手順:
- スタートメニューから「ヘルプ」または「Get Help」を検索して起動
- 「カメラが動作しない」などの問題を入力
- 画面の指示に従って自動診断を実行
Get Helpアプリでは、問題の原因を自動で特定し、適切な対処法を案内してくれます。
Surfaceアプリでデバイスの状態を確認する
Surfaceアプリを使用すると、Surfaceのハードウェア状態や利用可能な更新プログラムを確認できます。
確認手順:
- スタートメニューから「Surface」を検索して起動
- 「ヘルプとサポート」を展開
- 更新プログラムの状態を確認し、利用可能な更新があればインストール
- 「ヘルプの取得」から問題を報告
Surfaceアプリがインストールされていない場合は、Microsoft StoreからSurfaceアプリをダウンロードできます。
カメラドライバを更新・再インストールする
カメラドライバの更新または再インストールを行います。
⚠️ 重要:ARMベースのSurface(Surface Pro X、Surface Pro 9 with 5G、Surface Pro 第11世代、Surface Laptop 第7世代など)では、ドライバをアンインストールしないでください。 これらのデバイスでドライバをアンインストールすると、完全なシステムリセットが必要になります。
ドライバの更新手順:
- スタートボタンを右クリック → デバイスマネージャーを開く
- 「カメラ」の横の矢印をクリックして展開
- カメラデバイス(例:Intel AVStream Camera)を右クリック
- 「ドライバーの更新」→「ドライバーを自動的に検索」を選択
ドライバの再インストール手順(ARMベース以外):
- デバイスマネージャーでカメラデバイスを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 「このデバイスのドライバーの削除を試みる」にチェックを入れてアンインストール
- Surfaceを再起動(再起動時にドライバが自動的に再インストールされる)
Windows Updateを実行する
カメラの問題は、Windows Updateで提供される修正プログラムで解決することがあります。
実行手順:
- スタート → 設定 → Windows Updateを開く
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新プログラムをすべてインストール
- 再起動が必要な場合は再起動する
特に「オプションの更新プログラム」にドライバの更新が含まれていることがあるため、こちらも確認してください。
高速スタートアップを無効化する
高速スタートアップは、Windowsの起動を高速化する機能ですが、これが原因でデバイスが正常に認識されないことがあります。
無効化手順:
- コントロールパネル → 電源オプションを開く
- 左メニューの「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
- Surfaceを再起動
Surfaceでカメラが認識されない・デバイスマネージャーに表示されない場合
デバイスマネージャーに「カメラ」の項目自体が表示されない場合は、より深刻な問題が発生しています。以下の対処法を試してください。
Surfaceのカメラドライバの種類と確認方法
Surfaceで使用されている主なカメラドライバは以下の通りです。
| ドライバ名 | 説明 |
|---|---|
| Intel(R) AVStream Camera | 通常のカメラ機能 |
| Intel(R) TGL AVStream Camera | 第11世代Intel搭載モデル |
| Microsoft Camera Front | フロントカメラ |
| Microsoft Camera Rear | 背面カメラ |
| Microsoft IR Camera Front | 顔認証用赤外線カメラ |
デバイスマネージャーの「カメラ」カテゴリに上記のいずれかが表示されていれば、カメラは認識されています。
また、一部のSurfaceモデルでは、カメラドライバが「システムデバイス」カテゴリ内に表示されることがあります。「カメラ」に見つからない場合は「システムデバイス」も確認してください。
「ハードウェア変更のスキャン」を実行する
デバイスマネージャーでカメラが表示されない場合、ハードウェアの再検出を試みます。
実行手順:
- デバイスマネージャーを開く
- 上部メニューの「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」をクリック
- スキャン完了後、カメラが認識されるか確認
システムデバイス内のカメラ関連ドライバを確認する
デバイスマネージャーの「システムデバイス」を展開し、以下のドライバが存在するか確認します。
確認すべきドライバ:
- Microsoft Camera Front
- Microsoft Camera Rear
- Microsoft IR Camera Front
これらに黄色い「!」マークや赤い「×」マークが表示されている場合は、ドライバに問題があります。右クリックして「ドライバーの更新」を試してください。
Surface専用ドライバ・ファームウェアを再インストールする
Microsoftは、Surfaceモデルごとに専用のドライバとファームウェアを提供しています。
インストール手順:
- Microsoft公式のSurfaceドライバダウンロードページにアクセス
- 使用しているSurfaceモデルを選択
- ドライバとファームウェアをダウンロードしてインストール
- 再起動
Surface UEFIでカメラが有効になっているか確認する
**UEFI(Surface版のBIOS)**でカメラが無効化されている場合、Windowsからはカメラを認識できません。
UEFIの確認手順:
- Surfaceの電源を完全にオフにする
- 音量アップボタンを押しながら電源ボタンを押す
- Surfaceロゴが表示されたら音量アップボタンを離す
- Surface UEFI画面が表示される
- 左メニューから「Devices」または「デバイス」を選択
- 「Camera」または「カメラ」の項目を確認
- 「Off」になっている場合は「On」に変更
- 「Exit」から設定を保存して再起動
Surfaceカメラのエラー別対処法
カメラアプリやビデオ通話アプリで表示されるエラーコードごとの対処法を解説します。
エラーコード 0xA00F4244「カメラが見つかりません」の対処法
エラーコード 0xA00F4244は、Windowsがカメラデバイスを検出できない場合に表示されます。
対処手順:
- プライバシー設定でカメラへのアクセスが許可されているか確認
- デバイスマネージャーでカメラドライバが正常に認識されているか確認
- カメラドライバを更新または再インストール
- Surface UEFIでカメラが有効になっているか確認
- 解決しない場合はSurfaceの強制再起動を実行
エラーコード 0xA00F4246 の対処法
エラーコード 0xA00F4246は、カメラアプリやドライバに問題がある場合に表示されます。
対処手順:
- カメラアプリをリセット(後述の手順を参照)
- カメラドライバを再インストール
- Windows Updateを実行して最新の状態にする
- 解決しない場合はシステムファイルチェッカーを実行
システムファイルチェッカーの実行方法:
- スタートボタンを右クリック →「Windows ターミナル(管理者)」を開く
sfc /scannowと入力してEnter- スキャンが完了するまで待機(数分〜数十分かかる場合があります)
「カメラをオンにできませんでした」と表示される場合
このエラーは、**Windows Hello(顔認証)**でログインしようとした際に表示されることがあります。
対処手順:
- カメラドライバを更新する
- デバイスマネージャーで「Microsoft IR Camera Front」のドライバを更新
- Windows Hello顔認証を再設定する(設定 → アカウント → サインインオプション)
- 顔認証データを削除して再登録する
カメラアプリをリセット・再インストールする
Windowsカメラアプリ自体に問題がある場合は、アプリのリセットまたは再インストールを行います。
アプリのリセット手順:
- スタート → 設定 → アプリ → インストールされているアプリを開く
- 「カメラ」を検索
- カメラアプリの「…」→「詳細オプション」をクリック
- 「リセット」をクリック
アプリの再インストール手順:
- 上記の詳細オプションで「アンインストール」を実行
- Microsoft Storeから「Windowsカメラ」を再インストール
Surfaceカメラの症状別トラブルシューティング
顔認証(Windows Hello)でカメラが起動しない場合
Windows Hello顔認証でカメラが動作しない場合、IR(赤外線)カメラに問題がある可能性があります。
対処手順:
- デバイスマネージャーで「Microsoft IR Camera Front」が正常に認識されているか確認
- IR Cameraのドライバを更新する
- 設定 → アカウント → サインインオプションで顔認証を一度削除
- Surfaceを再起動後、顔認証を再セットアップ
それでも解決しない場合は、一時的にPINログインに切り替えて使用してください。
ZoomやTeamsでだけカメラが映らない場合
Windowsカメラアプリでは正常に映るのに、特定のアプリでだけカメラが使えない場合は、アプリ側の設定に問題があります。
Zoomの場合:
- Zoomアプリの設定 → ビデオを開く
- 「カメラ」で正しいカメラ(Surface内蔵カメラ)が選択されているか確認
- 「ミーティングに参加する際、ビデオをオフにする」がオフになっているか確認
- Zoomアプリを完全に終了して再起動
Microsoft Teamsの場合:
- Teamsアプリの設定(歯車アイコン)→ デバイスを開く
- 「カメラ」で正しいカメラが選択されているか確認
- カメラのプレビューが表示されるか確認
- 表示されない場合は、Teamsのキャッシュをクリア
Teamsのキャッシュクリア手順:
- Teamsを完全に終了
- Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く
%appdata%\Microsoft\Teamsと入力してEnter- フォルダ内のファイルをすべて削除
- Teamsを再起動
ブラウザ(Chrome/Edge)でカメラが使えない場合
ブラウザでWeb会議(Google Meet、ブラウザ版Zoom等)を使用する場合、ブラウザのカメラ権限を許可する必要があります。
Chromeの場合:
- アドレスバー左の鍵アイコンをクリック
- 「サイトの設定」を選択
- 「カメラ」を「許可」に変更
- ページを再読み込み
Edgeの場合:
- アドレスバー左の鍵アイコンをクリック
- 「このサイトのアクセス許可」を選択
- 「カメラ」を「許可」に変更
また、ブラウザの設定 → プライバシーとセキュリティ → サイトの設定 → カメラで、デフォルトの権限を確認してください。
フロントカメラと背面カメラを切り替えられない場合
デュアルカメラ搭載のSurfaceで、カメラの切り替えができない場合は以下を確認します。
確認事項:
- 両方のカメラドライバが正常にインストールされているか(デバイスマネージャーで確認)
- アプリがカメラ切り替え機能に対応しているか
- UEFI設定で両方のカメラが有効になっているか
Windowsカメラアプリでは、画面上のカメラ切り替えアイコン(矢印が回転するマーク)でフロント/背面を切り替えられます。このアイコンが表示されない場合は、片方のカメラが認識されていない可能性があります。
カメラが真っ暗に映る・映像が出ない場合
カメラアプリは起動するものの、画面が真っ暗で何も映らない場合は以下を確認します。
対処手順:
- カメラレンズが汚れていないか確認・清掃
- プライバシーシャッターが閉じていないか確認
- 明るい場所で試す(暗すぎると何も映らないことがある)
- カメラドライバを再インストール
- 別のカメラアプリ(Zoom、Teamsのプレビュー等)で試す
特定のアプリでのみ真っ暗になる場合は、アプリのビデオ設定でカメラの明るさ・コントラストを調整してください。
カメラが勝手に起動し続ける場合
カメラを使用していないのにカメラ横のインジケーターランプが点灯し続ける場合、バックグラウンドでカメラを使用しているアプリがあります。
確認・対処手順:
- 設定 → プライバシーとセキュリティ → カメラを開く
- 画面下部の「最近のアクティビティ」でカメラを使用したアプリを確認
- 該当アプリをタスクマネージャーで終了
- 不要なアプリのカメラ権限をオフにする
また、Windows Hello顔認証が有効な場合、ログイン画面で自動的にカメラが起動します。これは正常な動作です。
Surfaceモデル別のカメラトラブル対処法
Surfaceのモデルによって、カメラの仕様やトラブル対処法が異なります。
Surface Pro 7 / 8 / 9 のカメラが起動しない場合
Surface Proシリーズは**フロントカメラ(5MP/8MP)と背面カメラ(8MP/10MP)**のデュアルカメラを搭載しています。
モデル固有の注意点:
- Surface Pro 9 with 5GはARMベースのため、ドライバの再インストールには注意が必要
- Surface Pro 8以降は物理的なカメラシャッターを搭載している場合がある
基本的な対処法:
- 強制再起動(電源ボタン20秒長押し)
- プライバシー設定の確認
- Windows Updateの実行
- ドライバの更新(ARMベース以外は再インストールも可)
Surface Laptop のカメラが起動しない場合
Surface Laptopシリーズはフロントカメラのみを搭載しています(背面カメラなし)。
対処手順:
- 強制再起動
- プライバシー設定の確認
- デバイスマネージャーでドライバを確認
- Windows Updateの実行
Surface Laptop 第7世代はARMベース(Snapdragon X搭載)のため、ドライバの再インストールを行う場合は完全なシステムリセットが必要になる可能性があります。
Surface Go / Go 3 のカメラが起動しない場合
Surface Goシリーズは**フロントカメラ(5MP)と背面カメラ(8MP)**を搭載しています。
Surface Go固有の問題として、スペック不足による動作の不安定さがあります。複数のアプリを同時に起動していると、カメラが正常に動作しないことがあります。
対処手順:
- 不要なアプリを終了してメモリを解放
- 強制再起動
- プライバシー設定の確認
- デバイスマネージャーでドライバを確認
Surface Pro X(ARMベース)のカメラ問題と特殊な対処法
Surface Pro Xは**ARMプロセッサ(Microsoft SQ1/SQ2)**を搭載しており、通常のIntel搭載Surfaceとは異なる対処が必要です。
⚠️ 重要な注意事項:
Surface Pro Xでは、デバイスマネージャーからカメラドライバをアンインストールしないでください。アンインストールすると、ドライバを復元するには完全なシステムリセットが必要になります。
Surface Pro X固有の対処法:
過去にセキュリティ証明書の問題でカメラが動作しなくなる不具合がありました。この場合の対処法は以下の通りです。
- Windows Updateを実行して最新の修正プログラムを適用
- 解決しない場合は、**コマンドプロンプト(管理者)**で以下を実行:
reg add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Qualcomm\Camera" /v EnableQCOMFD /t REG_DWORD /d 0 /f
- Surfaceを再起動
この対処法を適用すると、カメラの一部機能が無効化されたり画質が低下する場合があります。その後、Windows Updateで正式な修正プログラムが配布されれば、これらの問題は解消されます。
Surfaceモデル別 強制再起動の方法一覧
| モデル | 強制再起動の方法 |
|---|---|
| Surface Pro 4以降 | 電源ボタンを20秒間長押し |
| Surface Pro 3以前 | 電源ボタンを30秒間長押し |
| Surface Laptop(全モデル) | 電源ボタンを20秒間長押し |
| Surface Go(全モデル) | 電源ボタンを20秒間長押し |
| Surface Book | 電源ボタンを30秒間長押し |
強制再起動後、通常通り電源ボタンを押してSurfaceを起動してください。
Surfaceカメラが起動しないときの応急処置【会議に間に合わせる方法】
今すぐWeb会議に参加しなければならない場合の応急処置を紹介します。
外付けWebカメラを接続して使う
内蔵カメラが使えない場合、USB接続の外付けWebカメラを使用することで、すぐにカメラ機能を利用できます。
外付けWebカメラを接続すると、Windowsは自動的にドライバをインストールします。その後、Zoom/Teams等のアプリで「カメラ」設定から外付けWebカメラを選択してください。
外付けWebカメラ選択のポイント:
- USB接続のものを選ぶ(ドライバ不要で認識される製品が多い)
- 720p以上の解像度があれば十分
- マイク内蔵タイプならヘッドセットも不要
スマートフォンをWebカメラとして代用する
外付けWebカメラがない場合、スマートフォンをWebカメラとして使用する方法があります。
iPhoneの場合(macOS連携): macOSの「連係カメラ」機能を使用できますが、Windowsでは専用アプリが必要です。
Android/iPhoneの場合(Windows):
「DroidCam」や「Camo」などのアプリを使用すると、スマートフォンをPCのWebカメラとして使用できます。
使用手順の例(DroidCam):
- スマートフォンに「DroidCam」アプリをインストール
- PCに「DroidCam Client」をインストール
- 同じWi-Fiネットワークに接続
- スマートフォンのIPアドレスをPCのクライアントに入力
- Zoom/Teamsのカメラ設定で「DroidCam」を選択
対処法を試してもSurfaceカメラが起動しない場合
これまでの対処法をすべて試しても解決しない場合は、より高度な対処または修理を検討する必要があります。
Surface診断ツールを使う
Microsoftは、Surfaceのハードウェア問題を診断するSurface診断ツールキットを提供しています。
使用手順:
- **Microsoft Storeから「Surface診断ツールキット」**をダウンロード
- アプリを起動し、「ハードウェアのテスト」を実行
- カメラを含むハードウェアの診断結果を確認
診断結果で「失敗」と表示された場合は、ハードウェア故障の可能性が高いです。
Windowsの復元・初期化を検討する
ソフトウェア的な問題が深刻な場合、システムの復元または**初期化(リセット)**で解決することがあります。
システムの復元(データを保持):
- 設定 → システム → 回復を開く
- 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
- トラブルシューティング → 詳細オプション → システムの復元を選択
- カメラが正常に動作していた時点の復元ポイントを選択
PCのリセット(最終手段):
- 設定 → システム → 回復を開く
- 「このPCをリセットする」の「PCをリセットする」をクリック
- 「個人用ファイルを保持する」または「すべて削除する」を選択
- 画面の指示に従ってリセットを実行
⚠️ リセットを行う前に、重要なデータのバックアップを必ず取ってください。
修理が必要なケースの判断基準
以下の状況に該当する場合は、ハードウェア故障の可能性が高く、修理が必要です。
修理を検討すべきサイン:
- すべてのソフトウェア対処法を試しても解決しない
- デバイスマネージャーでカメラに「!」マークが表示され続ける
- 外付けWebカメラは正常に動作する
- Surfaceの落下や衝撃、水濡れの後に発生した
- Surface診断ツールで「失敗」と表示される
Surfaceカメラ修理の費用目安と依頼先
Microsoft公式サポートへの修理依頼:
- Microsoft公式サポートページにアクセス
- デバイスの保証状況を確認
- 修理依頼を作成し、配送用ラベルを印刷
- Surfaceを梱包して配送
修理費用の目安:
- 保証期間内:無償修理(物理的な損傷を除く)
- 保証期間外:モデルや故障内容により異なる(数万円程度)
その他の修理オプション:
- Microsoft認定サービスプロバイダー(ビックカメラ、ソフマップ等の一部店舗)
- 対面サービスセンター(日本国内では限定的)
修理に出す前に、必ずデータのバックアップを取ってください。修理時にデータが消去される可能性があります。
よくある質問
- Surfaceのカメラを許可するにはどうすればいい?
-
設定 → プライバシーとセキュリティ → カメラを開き、「カメラへのアクセス」と「アプリにカメラへのアクセスを許可する」をオンにします。使用したいアプリの権限も個別にオンにしてください。
- デバイスマネージャーにカメラが表示されないのはなぜ?
-
ドライバの破損、UEFIでカメラが無効化されている、またはハードウェア故障が考えられます。「ハードウェア変更のスキャン」を実行し、UEFIでカメラが有効になっているか確認してください。
- Surfaceのカメラはどこにある?
-
フロントカメラは画面上部のベゼル中央にあります。背面カメラ(搭載モデルのみ)は本体背面の上部にあります。カメラ横にはインジケーターランプがあり、使用中は点灯します。
- Surfaceのカメラをアンインストールするには?
-
デバイスマネージャーでカメラデバイスを右クリックし「デバイスのアンインストール」を選択します。ただし、ARMベースのSurface(Pro X、Pro 9 with 5G等)ではアンインストールしないでください。システムリセットが必要になります。
- Windows 10とWindows 11で設定画面は違う?
-
基本的な項目は同じですが、設定画面のレイアウトが異なります。Windows 11では「設定 → プライバシーとセキュリティ → カメラ」、Windows 10では「設定 → プライバシー → カメラ」からアクセスします。
- 管理者アカウントでないとカメラが使えない?
-
組織で管理されているSurfaceでは、管理者が非管理者ユーザーのカメラアクセスを無効化している場合があります。この場合は、IT管理者に権限の付与を依頼してください。
- Surfaceカメラの画質が悪いのはなぜ?
-
照明が不十分、レンズが汚れている、アプリの画質設定が低いなどが原因です。明るい場所で使用し、レンズを清掃してください。また、アプリのビデオ設定で解像度を確認してください。
- 外付けWebカメラは使える?
-
はい、USB接続の外付けWebカメラはSurfaceで問題なく使用できます。接続するとWindowsが自動的にドライバをインストールします。アプリのカメラ設定で外付けカメラを選択してください。
まとめ
Surfaceのカメラが起動しない場合、まずプライバシー設定の確認と強制再起動を試してください。多くの場合、これらの基本的な対処で解決します。それでも解決しない場合は、カメラドライバの更新・再インストールやWindows Updateを実行します。ARMベースのSurface(Pro X等)ではドライバの再インストールに注意が必要です。すべての対処法を試しても解決しない場合は、ハードウェア故障の可能性があるため、Microsoft公式サポートへの修理依頼を検討してください。
【参考情報】

