作業中に突然画面が固まり、マウスもキーボードも反応しない。電源ボタンを押しても何も起こらず、保存していなかったデータが頭をよぎる——Surfaceのフリーズは、そんな冷や汗をかく瞬間を何度も経験させます。
厄介なのは、Surfaceの強制終了方法がモデルによって異なること。一般的なパソコンのように電源ボタン長押しだけでは対処できず、正しい方法を知らないまま何度も強制終了を繰り返し、かえって状態を悪化させてしまうケースも少なくありません。
この記事では、Microsoft公式サポートの情報をもとに、モデル別の強制終了方法からフリーズが多発する8つの原因、さらに再発を防ぐ設定・メンテナンス方法まで網羅的に解説します。
読み終えれば、次にフリーズが起きても慌てず対処でき、そもそもフリーズしにくい環境を整えられます。
結論から言えば、フリーズの多くは高速スタートアップの無効化やドライバー更新といったソフトウェア的な対策で改善可能です。ただし、異音を伴う場合は要注意——それは故障の前兆かもしれません。
Surfaceがフリーズしたときの対処法【今すぐ試せる】
フリーズが発生したら、慌てずに以下の手順を順番に試してください。いきなり強制終了するのではなく、段階的に対処することでデータ消失のリスクを最小限に抑えられます。
まずは数分待ってみる
フリーズしたように見えても、実際にはバックグラウンドで重い処理が実行中というケースがあります。
🕐 待つべき状況:
- Windows Updateの適用中
- 大容量ファイルのコピー・移動中
- アプリのインストール・アンインストール中
特にWindows Updateの処理中は、画面が固まったまま30分以上かかることも珍しくありません。HDDやSSDのアクセスランプ(点滅)が確認できる場合は、処理が進行中のサインです。最低でも5〜10分は様子を見てから次の対処に移りましょう。
周辺機器をすべて取り外す
外付けデバイスの不具合がフリーズの原因になっている可能性があります。
🔌 取り外すべき機器:
- USBメモリ・外付けHDD/SSD
- SDカード
- マウス・キーボード(外付け)
- 外部モニター
- Surface ドック
- 充電ケーブル(ACアダプター)
周辺機器を取り外した状態で復帰するかどうかを確認してください。これで改善した場合は、取り外した機器のいずれかに問題があると判断できます。
スリープモードの解除を確認する
「フリーズした」と思っても、実際にはスリープ状態から復帰できていないだけという場合があります。
✅ 確認手順:
- 電源ボタンを短く1回押す
- タイプカバーのキーを押す
- 画面をタップする
これらの操作で画面が点灯すれば、フリーズではなくスリープからの復帰失敗です。頻繁に発生する場合は、後述の「高速スタートアップの無効化」が有効です。
Ctrl+Alt+Delでタスクマネージャーを起動する
画面は固まっているものの、キーボード操作は受け付ける場合があります。
✅ 操作手順:
- Ctrl + Alt + Delキーを同時に押す
- 表示された画面で「タスクマネージャー」を選択
- 「応答なし」と表示されているアプリを選択
- 「タスクの終了」をクリック
タスクマネージャーが起動できれば、問題のあるアプリだけを終了させることが可能です。これにより、作業中の他のアプリのデータを守りながらフリーズを解消できます。
タブレットモードでキーボードが使えない場合は、音量ボタンを素早く3回押すことで画面を呼び出せる場合があります。
強制シャットダウンを実行する
上記の方法で解決しない場合は、強制シャットダウンを実行します。これは最終手段であり、保存していないデータは失われる可能性があるため注意してください。
強制シャットダウンの方法はSurfaceのモデルによって異なります。詳しくは次のセクションで解説します。
Surfaceの強制終了・強制再起動の方法【モデル別一覧】
Surfaceは一般的なパソコンと異なり、モデルによって強制終了の方法が異なります。自分のモデルに合った方法を確認してください。
電源ボタン長押しで強制終了できるモデル
以下のモデルは、電源ボタンを約20〜30秒間長押しすることで強制シャットダウンできます。
| モデル | 長押し時間 |
|---|---|
| Surface Pro 5以降(Pro 5/6/7/7+/8/9/10) | 約20秒 |
| Surface Go(全モデル) | 約30秒 |
| Surface Laptop(全モデル) | 約30秒 |
| Surface Laptop Go(全モデル) | 約30秒 |
| Surface Laptop Studio(全モデル) | 約20秒 |
Windowsロゴが表示されたら電源ボタンから手を離してください。画面が完全に消えたら、10秒ほど待ってから再度電源ボタンを押して起動します。
音量ボタン+電源ボタンで強制終了するモデル(ツーボタンシャットダウン)
以下の旧モデルは、音量上げるボタンと電源ボタンの同時長押しで強制シャットダウンします。
| モデル | 操作方法 | 長押し時間 |
|---|---|---|
| Surface Pro 4以前(Pro/Pro 2/Pro 3/Pro 4) | 音量+と電源を同時押し | 15〜30秒 |
| Surface Book(全モデル) | 音量+と電源を同時押し | 15〜30秒 |
| Surface RT / Surface 2 / Surface 3 | 音量+と電源を同時押し | 15〜30秒 |
✅ ツーボタンシャットダウンの手順:
- 音量上げるボタンと電源ボタンを同時に15〜30秒間押し続ける
- 画面にSurfaceロゴが表示されても、そのまま押し続ける
- 画面が完全に消えたらボタンを離す
- 10秒間待つ
- 電源ボタンを押して再起動
自分のSurfaceモデルを確認する方法
自分のSurfaceモデルがわからない場合は、以下の方法で確認できます。
✅ Windowsが起動する場合:
- 「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開く
- 「デバイスの仕様」でモデル名を確認
✅ Windowsが起動しない場合:
- 本体背面のキックスタンド裏に記載されている型番を確認
- Surface Pro Xは電源を入れるとSurface Pro Xのロゴが表示される
詳細はMicrosoft公式サポート:使用しているSurfaceモデルを見つけるで確認できます。
強制終了を繰り返すリスクと注意点
強制終了はパソコンに負担をかける行為です。以下のリスクがあることを理解しておきましょう。
⚠️ 強制終了のリスク:
- 保存していないデータの消失
- システムファイルの破損
- SSD・HDDへのダメージ蓄積
- 最悪の場合、Windowsが起動しなくなる
1回の強制終了で即座に故障することはありませんが、繰り返し行うと寿命を縮める原因になります。フリーズが多発する場合は、強制終了を繰り返すのではなく、根本原因を特定して対処することが重要です。
Surfaceのフリーズが多発する原因
フリーズが一時的なものではなく繰り返し発生する場合は、以下の原因が考えられます。
メモリ不足による処理遅延
Surfaceに搭載されているメモリ(RAM)が不足すると、処理が追いつかずフリーズします。
特にメモリ4GBや8GBのモデルでは、複数のアプリを同時に起動したり、Chromeのタブを大量に開いたりすると、メモリ使用率が100%近くに達することがあります。
✅ メモリ使用率の確認方法:
- Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを起動
- 「パフォーマンス」タブを選択
- 「メモリ」の使用率を確認
使用率が常時80%を超えている場合は、メモリ不足が原因の可能性が高いです。
Windows Updateの不具合・更新中の負荷
Windows Updateの適用中や適用後に、フリーズが発生することがあります。
🔍 原因として考えられるケース:
- 更新プログラムのダウンロード・インストール中の負荷
- 更新後のドライバー互換性問題
- 更新ファイルの破損
Windows Updateは完了までに30分以上かかることもあるため、「更新してシャットダウン」を選択した後は、処理が完了するまで待つ必要があります。
高速スタートアップによる動作不安定
Windowsの高速スタートアップ機能は、シャットダウン時のシステム状態を保存することで起動を高速化しますが、これが原因でフリーズが発生することがあります。
高速スタートアップが有効な場合、完全にシステムがリセットされないため、蓄積されたエラーや不整合が解消されず動作が不安定になることがあります。
バックグラウンドアプリの過負荷
目に見えない場所で動作しているバックグラウンドアプリがCPUやメモリを大量に消費し、フリーズの原因になることがあります。
🔍 負荷の高いバックグラウンド処理の例:
- ウイルス対策ソフトのスキャン
- クラウドストレージの同期(OneDrive、Dropboxなど)
- Windows Searchのインデックス作成
- Windows Update関連のサービス
タスクマネージャーの「プロセス」タブで、CPU使用率やメモリ使用量が異常に高いプロセスがないか確認してください。
システムファイルの破損
Windowsのシステムファイルが破損すると、予期しないフリーズが発生します。
破損の原因としては、強制終了の繰り返し、マルウェア感染、ストレージの不良セクタなどが挙げられます。
✅ システムファイルの修復コマンド:
- 管理者としてコマンドプロンプトを起動
sfc /scannowを実行- 完了後、
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthを実行
ドライバーの不具合・互換性問題
グラフィックドライバーやタッチパネルドライバーなど、デバイスドライバーの不具合がフリーズを引き起こすことがあります。
特にWindows Update後にフリーズが発生し始めた場合は、更新によってドライバーが上書きされた可能性があります。
✅ ドライバーの更新方法:
- Microsoft公式のSurfaceドライバーダウンロードページにアクセス
- 使用しているSurfaceモデルを選択
- 最新のドライバーをダウンロード・インストール
熱暴走による保護機能の作動
Surfaceは薄型設計のため、排熱効率が一般的なノートパソコンより低い傾向があります。内部温度が上昇しすぎると、保護機能が働いて処理速度を落としたり、フリーズしたりすることがあります。
SSD・ハードウェアの故障
上記のソフトウェア的な原因をすべて排除してもフリーズが続く場合は、ハードウェアの故障が疑われます。
特にSSDの故障は、フリーズ→ブルースクリーン→起動不能と段階的に症状が悪化することが多いため、早めの対処が必要です。
Surfaceのフリーズ症状別の対処法
フリーズの症状によって原因と対処法が異なります。自分の状況に当てはまるものを確認してください。
画面が真っ暗で反応しない場合
画面が真っ暗なまま何も表示されない場合は、以下を試してください。
✅ 対処手順:
- 電源ボタンを短く押す(スリープ解除の確認)
- Windowsキー + Ctrl + Shift + Bを同時押し(グラフィックドライバーの再起動)
- 改善しない場合は強制シャットダウンを実行
- 充電ケーブルを接続して30分以上充電してから再起動
バッテリー切れやグラフィックドライバーの一時的な不具合であれば、これで解決することが多いです。
くるくる回ったまま進まない場合
Windowsロゴの下で読み込みマークがくるくる回ったまま止まらない場合は、起動プロセスに問題が発生しています。
✅ 対処手順:
- まずは30分程度待つ(Windows Update適用中の可能性)
- 改善しない場合は強制シャットダウンを実行
- 再起動しても同じ場合はセーフモードで起動を試す
- セーフモードでも起動しない場合は回復ドライブを使用
頻繁に発生する場合は、システムファイルの破損やSSDの故障が疑われます。
ロゴが一瞬表示されて消える場合
Surfaceのロゴが一瞬表示された後、画面が消えて起動しない場合は、電力供給またはハードウェアに問題がある可能性が高いです。
✅ 対処手順:
- 充電ケーブルを接続し、30分以上充電
- 周辺機器をすべて取り外す
- 強制シャットダウン後に放電を実施
- 改善しない場合は修理を検討
充電ランプが点灯しない場合は、ACアダプターの故障も考えられます。
再起動が終わらない・ループする場合
再起動が完了せず、何度も再起動を繰り返す場合は、システムに深刻な問題が発生しています。
🔍 考えられる原因:
- Windows Updateの適用失敗
- システムファイルの重大な破損
- ドライバーの互換性問題
- SSDの故障
✅ 対処手順:
- 3回連続で強制シャットダウンすると自動修復モードが起動
- 「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を実行
- 改善しない場合は「システムの復元」で以前の状態に戻す
- それでも改善しない場合は「このPCを初期状態に戻す」を検討
異音がしてフリーズする場合
「ブー」「ガリガリ」などの異音とともにフリーズする場合は、ハードウェアの故障が疑われます。
⚠️ 異音の種類と考えられる原因:
- ブー音・ビー音:メモリやマザーボードの異常
- ガリガリ音:ストレージ(SSD/HDD)の故障
- ファンの異常音:冷却ファンの故障または埃詰まり
異音を伴うフリーズはハードウェア故障の前兆である可能性が高いため、早急にデータのバックアップを取り、修理を検討してください。
電源ボタンを押しても反応しない場合
電源ボタンを押してもまったく反応がない場合は、以下を確認してください。
✅ 確認・対処手順:
- 充電ケーブルを接続し、充電ランプが点灯するか確認
- 点灯しない場合は別の充電器を試す
- 充電ランプは点灯するが起動しない場合は強制シャットダウンを試す
- それでも反応しない場合は放電処理を実施
完全に反応がない場合は、マザーボードや電源回路の故障が考えられます。
Surfaceの放電でフリーズを解消する方法
放電とは、パソコン内部に蓄積された静電気や残留電力を放出する作業です。一時的な動作不良やフリーズの解消に効果があります。
放電が有効なケース
放電は以下のような症状に効果が期待できます。
✅ 放電が有効な症状:
- 電源ボタンを押しても反応しない
- 充電ランプが点灯しない
- 画面が真っ暗なまま起動しない
- 強制シャットダウン後も症状が改善しない
Surfaceの放電手順
Surfaceはバッテリーが内蔵されており取り外しができないため、以下の手順で放電を行います。
✅ 放電の手順:
- Surfaceをシャットダウン(できれば強制シャットダウン)
- すべての周辺機器と充電ケーブルを取り外す
- 電源ボタンを15〜30秒間長押し(画面が消えていても続ける)
- そのまま5〜10分間放置
- 充電ケーブルを接続し、15分以上充電
- 電源ボタンを押して起動
Surface Bookの場合は、ディスプレイとキーボードの接続部も清掃すると効果的です。
放電しても改善しない場合の対応
放電を試しても症状が改善しない場合は、ソフトウェアまたはハードウェアの深刻な問題が考えられます。
🔍 次のステップ:
- セーフモードでの起動を試す
- 回復ドライブを使用してシステムを復元
- Windowsの初期化を検討
- 修理業者またはMicrosoft公式サポートに相談
Surfaceのフリーズを防ぐ設定と日常メンテナンス
フリーズの再発を防ぐために、以下の設定とメンテナンスを実施しましょう。
高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップは便利な機能ですが、動作不安定の原因になることがあります。無効にしても起動時間が数秒遅くなる程度なので、フリーズに悩んでいる場合は無効化を検討してください。
✅ 無効化の手順:
- 「コントロールパネル」→「電源オプション」を開く
- 左メニューの「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
スタートアップアプリを整理する
Windowsの起動時に自動で起動するアプリが多いと、起動直後のフリーズにつながります。
✅ 整理の手順:
- Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを起動
- 「スタートアップ」タブを選択
- 不要なアプリを選択し「無効にする」をクリック
特に「影響:高」と表示されているアプリは、起動時間に大きく影響します。使用頻度の低いアプリは無効にしましょう。
ストレージの空き容量を確保する
SSDの空き容量が少なくなると、仮想メモリの確保やシステムの動作に支障をきたします。
📌 推奨される空き容量:
- 総容量の15%以上を空けておく
- 128GBモデルなら約20GB以上の空きを維持
ディスククリーンアップやOneDriveの「ファイルオンデマンド」機能を活用して、空き容量を確保してください。
Windows Updateを適切に管理する
Windows Updateはセキュリティのために重要ですが、更新のタイミングによっては作業の妨げになります。
✅ おすすめの設定:
- 「アクティブ時間」を設定し、作業中に更新が始まらないようにする
- 重要な作業の前は手動で更新を確認し、保留中の更新を適用しておく
- 更新後は必ず再起動を完了させる
定期的な再起動を習慣にする
Windowsは長時間起動し続けると、メモリリークや一時ファイルの蓄積により動作が不安定になることがあります。
📌 推奨される再起動頻度:
- 毎日Surfaceを使用する場合は週に1〜2回の再起動
- シャットダウンではなく**「再起動」**を選択(高速スタートアップの影響を受けない)
Surfaceの熱暴走を防ぐ方法
Surfaceは薄型軽量設計のため、熱がこもりやすいという特徴があります。熱暴走によるフリーズを防ぐ方法を解説します。
Surfaceが熱くなりやすい理由
Surfaceが熱くなりやすい構造的な理由があります。
🔍 熱がこもりやすい要因:
- 薄型設計による放熱スペースの制限
- ファンレスモデル(Surface Pro、Surface Goなど)の存在
- マグネシウム合金ボディによる熱伝導
特にSurface ProやSurface Goなどのタブレット型モデルは、冷却ファンを搭載していないため、長時間の高負荷作業には向いていません。
熱暴走によるフリーズの特徴
熱が原因のフリーズには以下のような特徴があります。
📌 熱暴走の兆候:
- 本体が手で触れないほど熱い
- 長時間の動画再生や3D処理中に発生
- 夏場や暖房の効いた部屋で発生しやすい
- 冷却後は正常に動作する
排熱対策と使用環境の改善
熱暴走を防ぐために、以下の対策を実施してください。
✅ 効果的な排熱対策:
- 布団やクッションの上で使用しない
- 通気性の良い平らな場所で使用する
- ノートパソコン用の冷却台を使用する
- 長時間の高負荷作業は避け、定期的に休ませる
- 直射日光の当たる場所を避ける
ゴーストタッチがフリーズを引き起こすケース
Surfaceのタッチパネルで発生するゴーストタッチが、間接的にフリーズの原因になることがあります。
ゴーストタッチとは
ゴーストタッチとは、画面に触れていないのに勝手にタッチ操作が行われる現象です。意図しないアプリの起動や操作が繰り返されることで、システムに負荷がかかりフリーズにつながることがあります。
🔍 ゴーストタッチの原因:
- 画面の汚れや水滴
- 静電気の影響
- タッチパネルドライバーの不具合
- 画面の物理的な損傷
タッチパネルの無効化方法
ゴーストタッチが頻発する場合は、一時的にタッチパネルを無効にすることで症状を切り分けられます。
✅ 無効化の手順:
- 「デバイスマネージャー」を開く
- 「ヒューマンインターフェイスデバイス」を展開
- 「HID準拠タッチスクリーン」を右クリック
- 「デバイスを無効にする」を選択
無効化後にフリーズが解消すれば、タッチパネル関連の問題であることが確定します。
タッチドライバーの再インストール
ドライバーの不具合が原因の場合は、再インストールで解決することがあります。
✅ 再インストールの手順:
- 「デバイスマネージャー」を開く
- 「HID準拠タッチスクリーン」を右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- Surfaceを再起動(自動でドライバーが再インストールされる)
Surfaceが壊れる前兆・故障の予兆
フリーズが多発している場合、それは故障の前兆かもしれません。以下の症状に心当たりがあれば、早めの対処を検討してください。
動作が徐々に遅くなる
以前はサクサク動いていたのに、徐々に動作が遅くなってきた場合は注意が必要です。
SSDの劣化やシステムファイルの蓄積的な破損が原因の可能性があります。
ファンの異音や回転音の増加
冷却ファン搭載モデル(Surface Book、Surface Laptop、Surface Laptop Studioなど)で、ファンの音が以前より大きくなった場合は要注意です。
内部に埃が蓄積しているか、冷却効率が低下している可能性があります。
突然のシャットダウンが増える
操作中に突然電源が落ちる症状が増えてきた場合は、電源回路やバッテリーに問題がある可能性があります。
ブルースクリーンの頻度が増える
ブルースクリーン(STOPエラー)は、深刻なシステムエラーやハードウェア障害を示しています。
頻度が増えている場合は、SSD故障やメモリ不良の可能性を疑い、早めにデータをバックアップしてください。
SSD故障が疑われる症状
SSDの故障が近い場合、以下のような症状が現れることがあります。
⚠️ SSD故障の兆候:
- ファイルの読み書きが極端に遅くなる
- 保存したはずのファイルが消えている
- 「ディスクの読み取りエラー」が頻発する
- 起動時にエラーメッセージが表示される
- フリーズ後にブルースクリーンになる
これらの症状が見られる場合は、すぐにデータをバックアップし、SSD交換または修理を検討してください。
Surfaceを修理に出すべき判断基準
さまざまな対処法を試してもフリーズが改善しない場合は、修理を検討する必要があります。
ソフトウェア問題とハードウェア故障の見分け方
修理が必要かどうかを判断するために、ソフトウェアとハードウェアの問題を切り分けましょう。
| 判断ポイント | ソフトウェア問題 | ハードウェア故障 |
|---|---|---|
| 初期化後の症状 | 改善する | 改善しない |
| セーフモード | 正常に動作 | 同じ症状が出る |
| 異音の有無 | なし | あり |
| 熱の状態 | 通常 | 異常に熱い |
| エラーメッセージ | ソフトウェア関連 | ハードウェア関連 |
修理が必要なケースの具体例
以下のケースでは、自力での解決は難しく修理が必要です。
⚠️ 修理を検討すべき症状:
- Windowsの初期化後もフリーズが続く
- 異音を伴うフリーズが発生する
- 画面にノイズや線が入る
- 充電ができない
- 電源がまったく入らない
- ブルースクリーンが頻発する
Microsoft公式修理と修理業者の違い
Surfaceの修理には、Microsoft公式サポートと民間の修理業者の2つの選択肢があります。
| 項目 | Microsoft公式 | 民間修理業者 |
|---|---|---|
| 保証 | 保証内なら無料または割引 | 保証対象外になる場合あり |
| 修理内容 | 本体交換(リファビッシュ品) | 部品交換・基板修理 |
| データ | 消去される | 保持できる場合あり |
| 費用 | 一律料金(機種により異なる) | 症状により変動 |
| 期間 | 約1〜2週間 | 数日〜1週間程度 |
データを残したい場合は民間修理業者、確実に直したい場合はMicrosoft公式がおすすめです。
Microsoft公式の修理についてはSurface の修理サービスと費用で確認できます。
データ復旧が必要な場合の対応
Surfaceが起動せず、バックアップを取っていない重要なデータがある場合は、修理よりも先にデータ復旧を検討してください。
Surfaceは構造上、SSDの取り出しが困難なモデルが多いため、データ復旧の専門業者に依頼することをおすすめします。
よくある質問
- Surfaceが固まって電源が切れないときはどうすればいい?
-
モデルに応じた強制シャットダウンを実行してください。新しいモデルは電源ボタンを約20秒長押し、旧モデル(Pro 4以前、Bookなど)は音量上げるボタンと電源ボタンを同時に15〜30秒長押しします。
- SurfaceでCtrl+Alt+Delを押すとどうなる?
-
セキュリティ画面が表示され、「ロック」「ユーザーの切り替え」「サインアウト」「タスクマネージャー」などを選択できます。フリーズ時は「タスクマネージャー」から応答なしのアプリを終了させることで復旧できる場合があります。
- Surfaceの電源ボタンを長押しするとどうなる?
-
約20〜30秒間長押しすると、強制的にシャットダウンされます。通常のシャットダウンとは異なり、処理中のデータは保存されずに終了するため、最終手段として使用してください。
- パソコンがフリーズしてブー音が鳴ったらどうすればいい?
-
ブー音はハードウェアエラーのサインです。まず強制シャットダウンを試し、再起動後も同じ症状が出る場合は、メモリやマザーボードの故障が疑われます。早めにデータをバックアップし、修理を検討してください。
- 強制終了を繰り返すとパソコンは壊れる?
-
1回の強制終了で壊れることはありませんが、繰り返すとSSDやシステムファイルにダメージが蓄積します。フリーズが多発する場合は、強制終了を繰り返すのではなく、根本原因を特定して対処することが重要です。
- Surfaceのフリーズが直らない場合はどうすればいい?
-
まずはWindowsの初期化を試してください。初期化しても改善しない場合は、ハードウェア故障の可能性が高いため、Microsoft公式サポートまたは修理業者に相談しましょう。
まとめ
Surfaceのフリーズが多発する場合は、まず強制シャットダウンで復旧を試み、その後原因の特定と対策を行うことが重要です。
多くの場合、メモリ不足、高速スタートアップの不具合、ドライバーの問題、熱暴走などのソフトウェア的な原因で解決できます。高速スタートアップの無効化やスタートアップアプリの整理など、日常的なメンテナンスを行うことでフリーズの再発を防げます。
ただし、異音を伴うフリーズやWindowsの初期化後も症状が続く場合は、SSDやマザーボードの故障が疑われます。重要なデータがある場合は早めにバックアップを取り、修理を検討してください。
【参考】

