「今から大事なプレゼンなのに、Teamsが落ちた——」
クライアントや上司が待っている会議で、突然Teamsが強制終了。慌てて再起動しても、ログインからやり直し。ようやく復帰したときには、話が進んでいて置いてけぼり。会議中にTeamsが落ちる恐怖を一度でも経験すると、毎回の会議が不安になりますよね。
実は、Teamsはメモリ消費量が大きく、PCの環境次第で動作が不安定になりやすいアプリです。しかし、原因を正しく特定すれば、ほとんどのケースは自分で解決できます。
この記事では、Microsoftの公式ドキュメントと実際のトラブル事例をもとに、症状別の原因切り分け方法からWindows・Mac・iPhone別のキャッシュ削除手順、さらに会議中に落ちた時の緊急復帰法まで網羅的に解説します。
読み終える頃には、Teamsが落ちても焦らず対処でき、「また落ちたらどうしよう」という不安から解放されるはずです。
結論からお伝えすると、キャッシュ削除と再起動で8割は改善します。それでもダメな場合の応用対処法も用意しているので、ぜひ最後までご覧ください。
Teamsが勝手に落ちる原因を特定する【症状別チェック】
Teamsが落ちる原因は複数あり、症状によって対処法が異なります。まずは以下のチェックポイントで原因を切り分けましょう。
自分だけ落ちるのか全員が落ちるのかを確認する
会議の参加者全員が同時に落ちる場合は、Teams側の障害が原因である可能性が高いです。自分だけが落ちる場合は、PCやネットワーク環境に問題があると考えられます。
📌 確認方法:
- 他の参加者に「今、落ちませんでしたか?」と確認する
- 後述するMicrosoft 365の障害情報ページをチェックする
落ちるタイミングを特定する
落ちるタイミングによって、原因と対処法が変わります。
| タイミング | 考えられる原因 |
|---|---|
| 起動直後に落ちる | キャッシュの破損、アプリの不具合 |
| 会議中に落ちる | メモリ不足、通信環境の問題 |
| 画面共有中に落ちる | GPU負荷、メモリ不足 |
| 録画中に落ちる | ストレージ・メモリの負荷 |
| いつの間にか落ちている | バックグラウンド更新、スリープ復帰時のエラー |
新しいTeams(Teams 2.0)を使っているか確認する
2024年以降、MicrosoftはTeamsを「新しいTeams」へ移行しました。新しいTeamsで不具合が発生している場合は、アプリのリセットや再インストールで改善することがあります。
📌 確認方法:
- アプリ名が「Microsoft Teams」なら新しいTeams
- 「Microsoft Teams classic」なら従来版
PCのスペックがTeamsの推奨要件を満たしているか確認する
Teamsはメモリを多く消費するアプリです。スペックが不足していると、動作が不安定になります。
Microsoftの公式ドキュメントによると、Teamsの推奨ハードウェア要件は以下のとおりです。
| 項目 | 最小要件 | 推奨 |
|---|---|---|
| CPU | 1.1GHz以上、2コア | 1.6GHz以上、4コア |
| メモリ | 4GB RAM | 8GB以上 |
| 通信速度(ビデオ会議) | 1.5Mbps | 4Mbps以上 |
メモリが4GB以下のPCでは、Teamsが頻繁に落ちる可能性があります。タスクマネージャーでメモリ使用量を確認してみましょう。
【緊急対応】会議中にTeamsが落ちたときの応急処置
会議中にTeamsが落ちた場合、再起動を待っている時間はありません。以下の方法で素早く会議に復帰しましょう。
ブラウザ版Teamsに切り替えて参加する
最も確実な方法は、ブラウザ版Teamsから会議に参加することです。
📌 手順:
- ブラウザで https://teams.microsoft.com にアクセス
- 会議の招待メールまたはカレンダーから「参加」をクリック
- 「このブラウザで続ける」を選択
ブラウザ版はアプリ版より機能が制限されますが、会議への参加・発言・画面共有は問題なく行えます。
スマホアプリから参加する
PCの復旧に時間がかかりそうな場合は、スマホのTeamsアプリから参加するのも有効です。事前にスマホにTeamsアプリをインストールしておくと、緊急時に役立ちます。
別のビデオ会議ツールで代替する
社内会議であれば、ZoomやGoogle Meetへの切り替えを提案するのも一つの手です。複数のツールを使える状態にしておくと、障害発生時のリスクヘッジになります。
Teamsが落ちるときの対処法【基本編】
ここからは、Teamsが落ちる問題を解決するための基本的な対処法を紹介します。多くのケースは、キャッシュ削除と再起動で改善します。
Teamsを完全に終了して再起動する
Teamsはウィンドウの×ボタンで閉じても、バックグラウンドで動作し続けています。完全に終了してから再起動しましょう。
📌 Windowsの場合:
- タスクバー右下の「∧」をクリックして隠れているアイコンを表示
- Teamsのアイコンを右クリック
- 「終了」または「Quit」を選択
- スタートメニューからTeamsを再起動
📌 Macの場合:
- メニューバーのTeamsアイコンを右クリック
- 「Microsoft Teamsを終了」を選択
- アプリケーションフォルダからTeamsを再起動
Teamsのキャッシュを削除する【Windows】
キャッシュの蓄積や破損は、Teamsが落ちる主な原因の一つです。キャッシュを削除してもチャット履歴やファイルは消えないので、安心して実行できます。
📌 手順:
- Teamsを完全に終了する
Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く%appdata%\Microsoft\Teamsと入力してEnter- フォルダ内の以下を削除する:
CacheGPUCacheIndexedDBLocal Storagetmp
- PCを再起動し、Teamsを起動
⚠️ 注意: キャッシュ削除後は再ログインが必要になる場合があります。
Teamsのキャッシュを削除する【Mac】
📌 手順:
- Teamsを完全に終了する
- Finderを開き、
Shift + Command + Gを押す ~/Library/Application Support/Microsoft/Teamsと入力- フォルダ内のキャッシュファイルを削除
- Teamsを再起動
Teamsのキャッシュを削除する【iPhone・Android】
📌 iPhoneの場合: iPhoneにはアプリ単体のキャッシュ削除機能がないため、アプリを再インストールするのが確実です。
📌 Androidの場合:
- 「設定」→「アプリ」→「Teams」を選択
- 「ストレージ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
Teamsアプリを再インストールする
キャッシュ削除で改善しない場合は、アプリの再インストールを試しましょう。
📌 Windowsの場合:
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- 「Microsoft Teams」を検索
- 「…」→「アンインストール」を選択
- Microsoft Teams公式サイトから最新版をダウンロード・インストール
Teamsが落ちるときの対処法【応用編】
基本的な対処法で改善しない場合は、以下の応用的な対処法を試してください。
GPUハードウェアアクセラレーションを無効にする
画面共有中に落ちる場合は、GPUアクセラレーションが原因の可能性があります。
📌 手順:
- Teamsの右上「…」→「設定」を開く
- 「一般」タブを選択
- 「GPUハードウェアアクセラレーションを無効にする」にチェック
- Teamsを再起動
セキュリティソフトの除外設定を確認する
ウイルス対策ソフトやファイアウォールがTeamsをブロックしていることがあります。Teamsを除外リストに追加しましょう。
📌 確認ポイント:
- ウイルス対策ソフトの「除外設定」にTeamsを追加
- Windowsファイアウォールで「Teams」の通信を許可
電源設定を「高パフォーマンス」に変更する
ノートPCの省電力モードが原因でTeamsが不安定になることがあります。
📌 手順(Windows):
- 「設定」→「システム」→「電源とスリープ」
- 「電源の追加設定」をクリック
- 「高パフォーマンス」を選択
ユーザープロファイルの破損を確認する
Windowsのユーザープロファイルが破損している場合、特定のアプリだけ不具合が起きることがあります。
📌 確認方法:
- 新しいローカルユーザーアカウントを作成
- そのアカウントでTeamsを起動
- 問題なく動作すれば、元のプロファイルに問題がある
新しいTeams(Teams 2.0)で落ちる場合の対処法
新しいTeamsは従来版より軽量化されていますが、移行直後は不具合が発生しやすい傾向があります。
新しいTeamsの既知の問題と症状
新しいTeamsで報告されている主な問題は以下のとおりです。
- 起動後15秒程度で強制終了する
- 特定の画面を表示すると落ちる
- バックグラウンドで勝手に終了する
Windowsの設定からアプリをリセットする
新しいTeamsでは、Windowsの設定からキャッシュをリセットできます。
📌 手順:
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- 「Microsoft Teams」を検索
- 「…」→「詳細オプション」を選択
- 「リセット」をクリック
新しいTeamsを再インストールする
リセットで改善しない場合は、再インストールを行います。
📌 手順:
- 「設定」→「アプリ」からTeamsをアンインストール
- Microsoft Teams公式サイトから最新版をダウンロード
- インストール後、再度サインイン
画面共有・録画中にTeamsが落ちる場合の対処法
画面共有や録画はPCに大きな負荷がかかるため、特に落ちやすい状況です。
画面共有中に落ちる原因と対策
画面共有時に落ちる主な原因と対策は以下のとおりです。
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| GPU負荷が高い | GPUアクセラレーションを無効化 |
| メモリ不足 | 他のアプリを終了 |
| 共有ファイルが重い | 事前にファイルを共有しておく |
💡 ポイント: ExcelやPowerPointを画面共有する代わりに、OneDriveやTeamsのファイル機能で事前共有しておくと、負荷を軽減できます。
会議録画中に落ちる原因と対策
録画機能はメモリとストレージを大量に消費します。録画中に落ちる場合は、以下を試してください。
📌 対策:
- 録画を一時停止して様子を見る
- 録画の画質設定を下げる(管理者設定が必要な場合あり)
- 他の重いアプリを終了してから録画を開始
Teamsが落ちないようにする予防策と軽量化設定
Teamsが頻繁に落ちる場合は、根本的な対策を講じましょう。
PCのメモリを増設する
Teamsを快適に使うには、メモリ8GB以上を推奨します。16GBあれば、他のアプリと同時に使用しても安定します。
メモリ4GB以下のPCを使っている場合は、メモリ増設やPC買い替えを検討してください。
使用していないアプリを終了してメモリを解放する
Teamsと同時に複数のアプリを起動していると、メモリ不足で落ちやすくなります。
📌 タスクマネージャーでの確認方法:
Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く- 「メモリ」列をクリックして使用量順に並べ替え
- 使っていない重いアプリを終了
カメラ・背景エフェクトをOFFにする
ビデオ会議中のカメラや背景ぼかし機能は、CPU・GPU負荷が高いです。頻繁に落ちる場合は、これらをOFFにしましょう。
📌 軽量化のポイント:
- カメラをOFFにする
- 背景エフェクト(ぼかし・バーチャル背景)を無効化
- 「Together Mode」を使わない
不要なチーム・チャネルを非表示にする
参加しているチームやチャネルが多いと、同期データが増えてTeamsが重くなります。使っていないものは非表示にしましょう。
会議資料は事前に共有しておく
会議中の画面共有は負荷が高いため、資料は事前にOneDriveやTeamsのファイル機能で共有しておくと、安定して会議を進められます。
定期的にキャッシュを削除する
キャッシュは使い続けると蓄積されていきます。月に1回程度のキャッシュ削除を習慣にすると、動作が安定します。
Teamsの障害情報を確認する方法
自分だけでなく多くのユーザーに問題が発生している場合は、Teams側の障害が原因です。以下の方法で障害情報を確認しましょう。
Microsoft 365 Service Health Statusで確認する
Microsoftは公式の稼働状況ページを提供しています。
📌 確認先:
- Microsoft 365 Service Health Status(英語)
- Microsoft 365管理センター(組織アカウントでログインが必要)
X(旧Twitter)で「Teams 障害」を検索する
リアルタイムの情報は、X(旧Twitter)での検索が最速です。「Teams 障害」「Teams 落ちる」などで検索すると、同様の症状を報告しているユーザーを見つけられます。
Downdetectorで確認する
Downdetectorでは、ユーザーからの障害報告をリアルタイムで集計しています。障害発生時にはグラフが急上昇するので、一目で状況がわかります。
よくある質問
- Teamsのキャッシュを削除するとデータは消える?
-
チャット履歴やファイルはMicrosoftのサーバーに保存されているため、キャッシュを削除しても消えません。ただし、削除後は再ログインが必要になる場合があります。
- Windows11でTeamsが頻繁に落ちるのはなぜ?
-
新しいTeams(Teams 2.0)との互換性問題や、Windows Updateの影響が考えられます。アプリのリセットまたは再インストールを試してください。
- Teamsが落ちる原因がPCかネットワークか判断するには?
-
ブラウザ版やスマホで同じ会議に参加してみてください。問題なく参加できればPC側の問題、同様に落ちる場合はネットワークの問題です。
- Teamsが一瞬切れる原因は何?
-
ネットワークの瞬断、スリープ復帰時の接続エラー、バックグラウンドでの自動更新などが原因として考えられます。
- 新しいTeamsが頻繁に落ちる場合はどうすればいい?
-
Windowsの「設定」→「アプリ」→「詳細オプション」からアプリをリセットするか、再インストールを試してください。
- Teamsを軽くする方法は?
-
カメラOFF、背景エフェクト無効化、不要なアプリの終了、キャッシュ削除が効果的です。根本的にはメモリ増設も検討してください。
- Teamsのキャッシュはどこにある?
-
Windowsは
%appdata%\Microsoft\Teams、Macは~/Library/Application Support/Microsoft/Teamsにあります。 - TeamsでCtrl+Shift+Rを押すとどうなる?
-
ブラウザ版Teamsでスーパーリロード(キャッシュを無視した再読み込み)が実行されます。ブラウザ版で動作がおかしいときに有効です。
- Teamsがいつの間にか落ちている原因は?
-
バックグラウンドでの自動更新、スリープ復帰時の接続エラー、メモリ不足による強制終了が考えられます。イベントビューアーでエラーログを確認すると、原因を特定できることがあります。
まとめ
Teamsが勝手に落ちる問題は、原因を特定して適切に対処すれば解決できます。
まず**「自分だけか全員か」「いつ落ちるか」で原因を切り分け**、基本的な対処法(キャッシュ削除・再起動)から試しましょう。会議中に落ちた場合は、ブラウザ版への切り替えが最速の復帰方法です。
頻繁に落ちる場合は、PCのメモリ不足が根本原因である可能性があります。タスクマネージャーでメモリ使用量を確認し、必要に応じてメモリ増設やPC買い替えを検討してください。
【参考情報】

