Zoomミーティング中、ふと自分の映像を見たら文字が反転している。「これ、相手にもこう見えてるの…?」と焦って設定を探し回った経験はありませんか?
特にホワイトボードや資料をカメラに映しながら説明するとき、自分の画面で文字が逆さまだと何をどう直せばいいのか分からず、会議に集中できなくなってしまいます。
実は、この反転は「ミラーリング」というZoomの標準機能によるもの。そして重要なのは、反転して見えているのは自分の画面だけで、相手には正常に表示されているという点です。
この記事では、Zoomのカメラ反転が起きる仕組みと、PC・iPhone・iPad・Android別の具体的な直し方を解説します。上下逆さまになる場合の対処法や、設定を変更しても直らないときのトラブルシューティングも網羅しています。
読み終えれば、反転の原因を正しく理解し、どんなデバイスでも迷わず設定を変更できるようになります。
結論を先にお伝えすると、ミラーリングは「オフにすべき」ではなく、文字を見せる場面ではオフ、通常会話ではオンと使い分けるのが正解です。
Zoomのカメラが反転する原因とは

Zoomで自分の映像が反転する原因は、主に2つあります。左右反転(ミラーリング) と 上下反転(回転) では原因が異なるため、まずは違いを理解しておきましょう。
左右反転(ミラーリング)と上下反転(回転)の違い
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 左右が反転している(鏡のように映る) | ミラーリング機能がオン | 設定でオフにする |
| 上下が逆さまになっている | カメラの向き設定 | 回転機能で修正 |
| 横向きにすると逆さまになる | 画面の自動回転設定 | デバイス側の設定を確認 |
左右反転は、Zoomの「ミラーリング」機能によるものです。鏡を見るときと同じように、自分の映像を左右反転して表示する機能で、デフォルトでオンになっています。
上下反転は、主に外付けWebカメラの取り付け向きや、カメラドライバーの設定が原因です。Zoomの回転機能で修正できます。
ミラーリング機能がデフォルトでオンになっている理由
私たちは普段、鏡に映った自分の姿を見慣れています。ミラーリング機能をオンにすることで、鏡と同じ見え方になり、以下のメリットがあります。
🔹 ミラーリングのメリット:
- 髪型や服装など、身だしなみを確認しやすい
- 自分が右に動けば画面でも右に動く(直感的に操作できる)
- 日常的に見慣れた自分の顔なので違和感が少ない
ただし、ミラーリングがオンだと、自分の画面では文字が反転して見えるため、本やホワイトボードをカメラに映すときは混乱しやすくなります。
外付けWebカメラ使用時に起きやすい問題
ノートPCの内蔵カメラでは起きにくいですが、外付けWebカメラを使用している場合は以下の問題が起きることがあります。
🔹 外付けカメラで起きやすいトラブル:
- カメラを逆さまに設置すると映像が上下反転する
- モニターの上部と下部でカメラの向きが変わる
- カメラ本体の設定で反転がオンになっている場合がある
外付けカメラの場合は、Zoomの設定だけでなく、カメラ本体の設定やドライバーも確認する必要があります。
Zoomカメラの反転は相手にも見えている?確認方法
「自分の画面で文字が反転しているけど、相手にはどう見えているの?」という疑問を持つ方は多いです。
ミラーリングは自分の画面だけに適用される
重要なポイントとして、ミラーリング機能は自分の画面だけに適用されます。他の参加者には、正常な状態(反転していない状態)で映像が届いています。
つまり、自分の画面で文字が反転して見えていても、相手には正しく読める状態で表示されているので、焦る必要はありません。
相手からの見え方を確認する3つの方法
それでも心配な場合は、以下の方法で相手からの見え方を確認できます。
🔹 確認方法:
- 別のデバイスで参加する:スマホやタブレットから同じミーティングに入り、PCの映像がどう見えるか確認
- 録画機能を使う:ミーティングを録画して、録画データで見え方をチェック
- 相手に聞く:シンプルに「文字は読めますか?」と確認する
録画・スクリーンショットへの影響
ミラーリング設定は、録画データには影響しません。
Zoomの録画機能で保存された映像は、他の参加者が見ているのと同じ状態(ミラーリングされていない状態)で記録されます。そのため、録画を後から確認しても、文字が反転していることはありません。
スクリーンショットについては、自分の画面をキャプチャした場合は反転した状態で保存されます。ただし、これは自分の画面だけの問題なので、相手の見え方とは関係ありません。
Zoomのカメラ反転を直す方法【PC・パソコン編】
PCでZoomを使用している場合のカメラ反転の直し方を解説します。ミーティング前でもミーティング中でも設定を変更できます。
ミーティング前に設定する手順
ミーティングに参加する前に、事前にミラーリング設定を変更しておく方法です。
📝 設定手順:
- Zoomアプリを起動し、右上の歯車アイコン(設定) をクリック
- 左メニューから 「ビデオ」 を選択
- 「マイビデオ」セクションにある 「マイビデオをミラーリング」 のチェックを外す
- 設定画面を閉じる(自動保存される)
これでミラーリングがオフになり、自分の画面でも反転しない状態で表示されるようになります。
ミーティング中に設定する手順
すでにミーティングに参加している場合でも、設定を変更できます。
📝 設定手順:
- Zoom画面下部のミーティングコントロールで、ビデオアイコン横の「∧」 をクリック
- 「ビデオ設定」 を選択
- 「マイビデオ」セクションにある 「マイビデオをミラーリング」 のチェックを外す
- 設定画面を閉じる
または、「背景とエフェクト」からも同じ設定にアクセスできます。どちらから変更しても結果は同じです。
上下逆さま(180度回転)を直す方法
映像が上下逆さまになっている場合は、ミラーリング設定ではなく回転機能を使います。
📝 回転の手順:
- Zoom画面下部のミーティングコントロールで、ビデオアイコン横の「∧」 をクリック
- 「ビデオ設定」 を選択
- カメラプレビュー画面の右上に表示される 回転アイコン をクリック
- 1回クリックすると90度回転するので、正しい向きになるまで繰り返す
外付けWebカメラを使用している場合は、この回転機能で上下反転を修正できます。
Webブラウザ版Zoomでの設定方法
Zoomアプリをインストールせず、Webブラウザから参加している場合も設定を変更できます。
📝 ブラウザ版での手順:
- ミーティング画面の左下にある ビデオアイコン横の「∧」 をクリック
- 「ビデオ設定」 を選択
- 「マイビデオをミラーリング」 のトグルをオフにする
ブラウザ版はアプリ版と比べて一部機能が制限されている場合がありますが、ミラーリング設定は変更可能です。
Zoomのカメラ反転を直す方法【iPhone編】
iPhoneのZoomアプリでミラーリングを解除する方法を解説します。
アプリの設定からミラーリングをオフにする
📝 設定手順:
- iPhoneのホーム画面からZoomアプリを開く
- 画面右下の 「詳細情報」 をタップ
- 「設定」 をタップ
- 「ミーティング」 を選択
- 「ビデオ」セクションにある 「自分のビデオをミラーリングする」 のトグルをオフにする
これでミラーリングが解除され、自分の画面でも反転しない状態で表示されます。
ミーティング中に変更する場合の注意点
iPhoneの場合、ミーティング中にミラーリング設定を変更するには、一度Zoom画面を小さくして設定画面にアクセスする必要があります。
操作に慣れていないと、誤ってミーティングから退出してしまう可能性があるため、事前に設定しておくことをおすすめします。
どうしてもミーティング中に変更したい場合は、以下の手順で行います。
📝 ミーティング中の変更手順:
- Zoom画面を小さくする(ピクチャ・イン・ピクチャ)
- ホーム画面からZoomアプリの設定を開く
- 「ミーティング」→「自分のビデオをミラーリングする」をオフにする
- Zoom画面に戻る
Zoomのカメラ反転を直す方法【iPad編】
iPadでのミラーリング解除方法と、横向きにしたときの問題対処法を解説します。
基本的な設定手順
iPadの場合も、基本的な設定手順はiPhoneと同じです。
📝 設定手順:
- iPadのホーム画面からZoomアプリを開く
- 画面右下の 「詳細情報」 をタップ
- 「設定」 をタップ
- 「ミーティング」 を選択
- 「ビデオ」セクションにある 「自分のビデオをミラーリングする」 のトグルをオフにする
横向きにすると逆さまになる場合の対処法
iPadを横向きにしたとき、映像が逆さまになったり、意図しない方向に回転したりする場合があります。
この場合、iPad本体の画面回転設定を確認してください。
📝 画面回転の設定確認:
- iPadのコントロールセンターを開く
- 画面の向きのロック(鍵マーク)がオンになっているか確認
- ロックがオンの状態でZoomを使用すると、意図しない向きで固定される場合がある
また、Zoomアプリ自体の設定で「自動回転」に関する項目がある場合は、そちらも確認してみてください。
Zoomのカメラ反転を直す方法【Androidスマホ編】
AndroidスマホでのZoomミラーリング設定を解説します。
アプリの設定手順
📝 設定手順:
- Androidのホーム画面からZoomアプリを開く
- 画面右下の 「設定」(歯車アイコン)をタップ
- 「ミーティング」 を選択
- 「自分のビデオをミラーリングする」 のトグルをオフにする
基本的な操作はiPhoneと同様ですが、Androidは機種によって画面のレイアウトが若干異なる場合があります。
機種による画面の自動回転設定
Androidスマホの場合、機種やメーカーによって設定画面の表示が異なることがあります。
画面が意図せず回転してしまう場合は、以下を確認してください。
📝 確認ポイント:
- 端末の設定アプリ:「ディスプレイ」→「画面の自動回転」
- クイック設定パネル:自動回転のオン/オフ切り替え
- Zoomアプリの設定:ミーティング設定内の関連項目
機種によっては、特定のアプリだけ自動回転を無効にする設定がある場合もあります。お使いの端末のマニュアルや設定画面を確認してみてください。
Zoomでバーチャル背景・文字を映すときの注意点
Zoomでバーチャル背景を使ったり、文字を書いた紙やホワイトボードをカメラに映したりする場合の注意点を解説します。
背景の文字が反転する原因と対策
バーチャル背景に文字やロゴが入っている場合、ミラーリングがオンだと自分の画面で文字が反転して見えます。
🔹 覚えておくべきポイント:
- 文字が反転して見えるのは自分の画面だけ
- 相手には正しく表示されている
- どうしても気になる場合はミラーリングをオフにする
ミラーリングをオフにすれば、自分の画面でもバーチャル背景の文字が正常に表示されます。
ホワイトボードや資料をカメラに映す場合のコツ
オンライン授業や講義で、ホワイトボードに文字を書いてカメラに映す場合は、以下の点に注意してください。
🔹 カメラに文字を映すときのコツ:
- ミラーリングをオフにする:自分の画面でも文字が正常に見えるので、混乱しにくい
- 画面共有を検討する:可能であれば、ホワイトボード機能や画面共有を使った方が鮮明
- 事前に相手に確認する:「文字は読めていますか?」と一言確認すると安心
特に、文字の位置を指で指しながら説明する場合、ミラーリングがオンだと自分から見て逆方向を指してしまうことがあります。混乱を避けるために、ミラーリングをオフにしておくことをおすすめします。
画面共有を使った方が良いケース
カメラに資料を映すよりも、画面共有を使った方が良いケースがあります。
🔹 画面共有がおすすめの場面:
- PowerPointやPDFなど、デジタルデータがある場合
- 細かい文字や図表を見せたい場合
- 長時間にわたって資料を説明する場合
画面共有を使えば、ミラーリングの問題を完全に回避でき、映像も鮮明に相手に届きます。
Zoomのミラーリングをオンにしておくメリット
ここまでミラーリングをオフにする方法を解説してきましたが、あえてオンのままにしておくメリットもあります。
身だしなみ・位置調整がしやすい
ミラーリングがオンだと、鏡を見ているのと同じ感覚で自分の映像を確認できます。
🔹 オンにしておくメリット:
- 髪型や服装の乱れをすぐに確認できる
- カメラ内での自分の位置を調整しやすい
- 右に動けば画面でも右に動くので直感的
体操・ヨガなど動きのあるレッスンに便利
オンラインでヨガや体操のレッスンを行う講師の方にとって、ミラーリングは非常に便利な機能です。
参加者と同じ方向に動くことで、「右手を上げてください」と言ったときに、参加者から見ても同じ方向の手が上がっている状態になります。
あえてオフにした方が良い場面
以下のような場面では、ミラーリングをオフにした方がスムーズです。
🔹 オフにすべき場面:
- 文字やロゴが入ったバーチャル背景を使う
- ホワイトボードや紙に文字を書いて見せる
- 「左のボタンを押してください」など、方向を指示する場面が多い
状況に応じてオン/オフを切り替えて、快適にZoomを活用してください。
Zoomカメラの設定を変更しても直らない場合の対処法
ミラーリング設定を変更しても反転が直らない場合は、以下の対処法を試してみてください。
Zoomアプリの再起動・アップデート確認
設定変更後に反映されない場合、まずはアプリの再起動を試してください。
📝 対処手順:
- Zoomアプリを完全に終了する
- PCの場合はタスクトレイからも終了を確認
- 再度Zoomアプリを起動して設定を確認
また、Zoomアプリのバージョンが古いと、設定画面のレイアウトが異なったり、一部機能が正常に動作しなかったりすることがあります。
📝 アップデート確認:
- Zoomアプリを起動
- プロフィールアイコンをクリック
- 「アップデートを確認」 を選択
- 更新がある場合はインストール
カメラの再接続(外付けカメラの場合)
外付けWebカメラを使用している場合、カメラの接続をやり直すことで問題が解決することがあります。
📝 対処手順:
- ZoomアプリとカメラのソフトウェアをすべてOFFにする
- USBケーブルを抜く
- 10秒ほど待ってから再接続
- Zoomアプリを起動して確認
デバイス側のカメラ設定を確認する
Zoomの設定だけでなく、デバイス本体やカメラ本体の設定が原因の場合もあります。
🔹 確認すべき設定:
- PCの場合:カメラドライバーのソフトウェアにミラーリング設定がないか確認
- 外付けカメラの場合:カメラ付属のソフトウェアで反転設定がないか確認
- スマホ・タブレットの場合:端末の設定アプリでカメラ関連の項目を確認
特に外付けWebカメラは、カメラ本体の設定でミラーリングや回転がオンになっているケースがあります。メーカーの公式サイトやマニュアルを参照してください。
Teams・Google Meetでのミラーリング設定【参考】
Zoom以外のビデオ会議ツールでも、同様のミラーリング機能があります。参考として、TeamsとGoogle Meetの設定方法を紹介します。
Microsoft Teamsの場合
Microsoft Teamsでもミラーリング機能があり、設定で変更できます。
📝 設定手順:
- Teamsアプリを起動
- 右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」 を選択
- 「デバイス」 → 「カメラ」 を選択
- 「ミーティング中にマイビデオをミラーリングする」 のトグルを切り替える
Google Meetの場合
Google Meetにも同様の設定があります。
📝 設定手順:
- ミーティング中に画面右下の 「その他のオプション」(⋮)をクリック
- 「設定」 を選択
- 「ビデオ」 タブを開く
- 「ミラーリング」 のトグルを切り替える
どのツールでも、基本的な考え方は同じです。ミラーリングは自分の画面だけに適用され、相手には正常な状態で映像が届いているという点を覚えておけば、慌てる必要はありません。
よくある質問
- バーチャル背景の文字も反転しますか?
-
自分の画面では反転して見えますが、相手には正常に表示されています。どうしても気になる場合は、ミラーリングをオフにすれば自分の画面でも正常に見えるようになります。
- 録画した映像は反転していますか?
-
反転していません。Zoomの録画機能は、他の参加者が見ているのと同じ状態(ミラーリングされていない状態)で記録されます。
- 自動回転をオフにしているのに回転するのはなぜ?
-
スマホの画面回転ロックとZoomアプリの挙動は別々に制御されています。端末の設定だけでなく、Zoomアプリ内のミーティング設定も確認してみてください。また、Zoomアプリのアップデートで改善される場合もあります。
- 相手にも反転した状態で見せたい場合は?
-
Zoomの標準機能では、相手にも反転した状態で見せることはできません。どうしても必要な場合は、OBS Studioなどの配信ソフトを使って映像を反転させ、それをZoomの仮想カメラとして使用する方法があります。
まとめ
Zoomでカメラが反転する主な原因は、ミラーリング機能です。この機能は自分の画面だけに適用されるため、相手には正常な状態で映像が届いています。
左右反転は「マイビデオをミラーリング」をオフにすることで解消できます。上下反転の場合は、Zoomの回転機能を使うか、外付けカメラの設定を確認してください。
ミラーリングは身だしなみ確認や位置調整に便利な機能なので、常にオフにする必要はありません。文字を見せる場面ではオフ、通常の会話ではオンなど、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
設定を変更しても直らない場合は、アプリの再起動やアップデート、デバイス側のカメラ設定を確認してみてください。
【参考情報】 ・Zoom公式サポート – ビデオ設定

